Ho Chi Minh City 2016 Vol.01|ホーチミンとサイゴン

視察で訪れたホーチミン・シティ

あるクライアントの現地視察とオフを利用してベトナム、ホーチミン・シティ(旧サイゴン)に行ってきました。個人的には二回目ですが、前回が約20年前(!)ですから、街の様相も変わり、洗練されている部分と旧来の姿を残している部分が折衷していて、食事の美味しさと相まって強く印象に残りました。行く前は全く期待していなかった(失礼!)のですけどね、そんな感じで、現地視察以外の(仕事の守秘上、書けないので)現地のオフ時間で廻ったお店やレストラン、見学した建築を中心に書きたいと思います。

レンタイトン通り沿いにある日本人向けの飲食店街

ホー・チ・ミンとサイゴン。ベトナム戦争が終わって、北ベトナム(社会主義国家)に統一される前まで、ホーチミンシティはサイゴンと呼ばれていました。今でも、街の中心街である1区と3区は「サイゴン」と呼ばれていて、流行の発信地として「サイゴン流」とか呼ばれているそう。笑)ホーチミンは、統一ベトナムの中心的指導者「ホー・チ・ミン」から取られています。

クリエイターのベース「STATION 3A」

ホテル コンチネンタル・サイゴン

今回はあるプロジェクトの視察が目的だったので、街を散策する時間が限られていたのですが、到着初日は、特に予定がなかったので食事をとるためにサイゴンの中心地ドンコイ通り周辺を散策しました。この辺りは洒落たお店も多く(レストランの事は後ほど)、また旧正月期間ということもあり街は活気でにぎわっていました。そして、バイク&スクーターの凄まじさに圧倒されました。笑

フランス人建築家ウジェーヌ・フェレによりオペラ・ド・サイゴン劇場として1897年に建築されたサイゴンオペラハウス

サイゴンオペラハウスの裏手、ハイバートラン通り沿いにある飲食ビル。

サイゴンオペラハウスの裏手で見つけた、小さな商店

ハイバートラン通り沿いにで見つけたカフェ

サイゴンオペラハウスの裏手にある空地とカフェ。この辺りはカフェがとても多く、遅くまで営業していました。

上の写真の別アングル。

ホーチミン人民委員会庁舎は1908年に完成した、フレンチコロニアル様式の建築。

ホーチミン人民委員会庁舎は中には入れないものの、夜のライトアップがとても美しいです。

ドンコイ通り。旧正月期間で正月を祝うライトオブジェクトが街を彩ります。

ドンコイ通り。反対側を見る。

街のあちこちで露天商のおばちゃんが色々なものを売っています

ホーチミンシティ最大のバックパッカー通り、ブイビエン通り。バイクの交通量を物ともせず、食事を楽しんでいます。笑

二日目は、主に視察中心で予定を組んでいたのですが、午前中〜16:00で視察が完了したので、そのまま街の散策へ繰り出しました。ちなみに気温30度・・

レタントン通りにあるレックスホテル

街で良く見掛けるゴミ箱。東京よりゴミ箱の数は圧倒的に多いのに、ゴミが散らかっているのが残念

ハンヒュイ通り沿いの歩道

ホテルから眺めるビテクスコ・フィナンシャルタワー

ホーチミンシティはあちこちで絶賛工事中。仮設の電線がアートになっています。笑

ホーチミンシティはあちこちで絶賛工事中。仮設の電線がアートになっています。別の事例。笑

グエンシエウ通りで見掛けた風情のあるアパートメント。1962は完成年度のようです。

グエンシエウ通りで見掛けたゴミ箱のゴミ回収車。

ミネラルウオーターの空タンクを沢山積んで疾走するおじさん。とてもシュールな光景。

グエンシエウ通りで見掛けた落書き

ランタントン通りで見掛けた、ベトナム国旗バナー

グエンシエウ通りで見掛けたフレンチコロニアル風のファサード

ランタン通りで見掛けた露天商。フォー仕込んでいます

ハイバトロン通りの路面店

ハイバトロン通りにある、アパートメント。かなりカオスです。

ハイバトロン通りにある、アパートメント。別アングル。

ハイバトロン通りで見掛けた、デジタルサイネージ。この絵面に社会主義国家である現実を突きつけられます

フランス植民地時代に建てられたものから、ベトナム戦争終結後に建てられた建物まで新旧折衷の様相を呈していますが、その建物をうまく運用しています。特にアパートやマンションの遊休地をカフェやレストランに転用していて、若年人口の多さ(ベトナムは国民の半分が30代以下)と相まって勢いを感じます。今回の行動範囲は、ドンコイ通りを中心に半径600m以内を行き来しているような感じでしたが(笑)街に密度があり、見応えがあります。

フレンチコロニアル様式をベースにホーチミンシティの気候風土にマッチさせた建築。

グエンデュ通りに並ぶカフェとレストラン

サイゴン大教会。1880年フランス植民地時代に建設されたもので、ネオ・ゴシック様式の教会

サイゴン中央郵便局。1891年に郵便・電信施設として完成。鉄骨設計はギュスターヴ・エッフェルが担当。コロニアル様式の建築です

グエンバンビン通りに新たに出来た書店街。新書旧書問わず扱っている本屋さんが軒を連ねます。

グエンバンビン通りに新たに出来た書店街にあるカフェ

 殆どのカフェにはwifiを完備しており、スマホ片手に寛いでいる若者や観光客が多く、ベトナムの人々がとても親切なこともあってストレス無く観光が楽しめます。強いて挙げれば、移動手段が徒歩かタクシーかセオム(バイクタクシー)やシクロ(自転車タクシー)に限られてしまう事、バイクの交通量が多く秩序が余りないので道を渡るのが一苦労、な事くらいでしょうか。今回は行動範囲が狭かった事もありますが、ホーチミンシティは日中が30度越えの常夏なので、距離がある時は迷わずタクシーを利用しました。初乗りが12000ドン(60円くらい)ですし。笑 ちなみにセオムやシクロは交渉制なのでなれていない方にはおススメ出来ないとの事。またタクシーもビナサンタクシー(白地)かマイリンタクシー(緑)のどちらかに乗るのが安全。これ以外だとぼったくるタクシーもあるそうです。笑

日中何もしないで休んでいる人が多いなと思ったら、暑いのでお昼時には昼寝を取る習慣がある事を翌日のガイドさん(後述)に教えてもらいました。暑いですから体力を温存させる智恵なのでしょうね。

個人的には二度目と言っても、前回が20年前ですから記憶が擦れていて断片的ですが、街の活況感はもとより、個性的で洗練されたレストランやカフェ、今時の格好をした若者、観光客の多さなどが目立ち、とても印象に残りました。街の雰囲気も上海や台北、香港やマカオやシンガポールとは異なり新旧折衷な景観のバランスが面白く、非画一的で地区によって景観の秩序が大きく変わるのが面白かったです。

 

 

Ho Chi Minh City  2016 Reported by Futoshi Hirasawa

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