スペイン

Designcafe™ の主宰者、平澤太のブログです。デザイン考、ライフワーク、インサイト、旅行などを不定期に綴っています。

Lisboa_Porto_Madrid 2018_Vol.02|Chiado_Baixa Pombalina de Lisboa_Primeiro dia

TURIM Terreiro do Paço Hotel(トリム)。系列のホテルがいくつかあるリスボンを代表するブティックホテル。

TURIM Terreiro do Paço Hotel(トリム)のレストランカウンター。とてもコンパクト。

バイシャ・ポンバリーナ(Baixa Pombalina)の街並み

バイシャ・ポンバリーナの街の風景。ホテルの窓から。

バイシャ・ポンバリーナの街の風景。ホテルの窓から。

バイシャ・ポンバリーナの街の風景。晴れてきました。

バイシャ・ポンバリーナの街の風景。

バイシャ・ポンバリーナの街の風景。ホテルの窓から。

バイシャ・ポンバリーナの街の風景。ホテルの窓から。

バイシャ・ポンバリーナ(Baixa Pombalina)の近くにあるTURIM Terreiro do Paço Hotel

TURIM Terreiro do Paço Hotel(トリム)のビュッフェ。可もなく不可もなく。

リスボン初日_バイシャ・ポンバリーナの下町の宿へ

リスボン初日。午後2時に到着して、そのままホテルへ。ホテルは下町でバイシャ・ポンバリーナBaixa Pombalina)の近くにあるTURIM Terreiro do Paço Hotel(トリム)。系列のホテルがいくつかあるリスボンを代表するブティックホテルです。ホテルも部屋もコンパクトでしたが、実質24時間滞在しないこともあり、ここで十分でした。

バイシャ・ポンバリーナ(Baixa Pombalina)の近くにあるTURIM Terreiro do Paço Hotel

TURIM Terreiro do Paço Hotel(トリム)。系列のホテルがいくつかあるリスボンを代表するブティックホテル。建物の構造をうまく生かしています。

TURIM Terreiro do Paço Hotel(トリム)のレストランカウンター。とてもコンパクト。

TURIM Terreiro do Paço Hotel(トリム)のビュッフェ。可もなく不可もなく。

TURIM Terreiro do Paço Hotel(トリム)のレストランから外を眺める。雨が降っていましたが、外出時には止みました。よかった。

このホテルに限らずですが、リスボンのホテルのほとんどはリノベーションで賄われていて、建物のヘリテージをうまく生かしています。コンパクトで密集しているリスボンの街の事情を反映してか、部屋もとてもコンパクトで、長期のステイだと躊躇します(笑)。水周りもあまりよくなく、歴史のある街あるあるの典型のようなホテルでした。

TURIM Terreiro do Paço Hotel
R. do Comércio 9, 1100-016 Lisboa, ポルトガル
+351 21 049 2590
www.turim-hotels.com

バイシャ・ポンバリーナBaixa Pombalina)からコメルシオ広場を巡る

バイシャ・ポンバリーナ(Baixa Pombalina)の街並み

到着した後、チェックインしてそのまま散策に出たのですが、雨と曇りであまり街巡りには向かない天候でした。天候が悪いと写真もあまり期待できない(もちろん腕の問題もあります)のですが、今回新調したFUJIFILMのX-E3の新機能グレインエフェクト(フィルム現像したような粒状の雰囲気になる)を使って撮影。これがクラシッククローム(FUJIFILMのフィルムモードの一つ)との組み合わせがとても素晴らしく気に入りました。ほぼぶっつけ本番で日本から持ち込んだのですが、行きの道中マニュアルを熟読していてよかったです。笑

バイシャ・ポンバリーナ(Baixa Pombalina)のゴシック様式の街並み

小腹が空いたので、ホテル近くのRestaurante Adega Triunfoへ。mãe(お母さん)の手料理が味わえるお店。

小腹が空いたので、ホテル近くのRestaurante Adega Triunfo。ビスケットのような変わったパン。

Restaurante Adega Triunfoのアソルダ・アレンテジャーナ。コリアンダーと生にんにくのスープにポーチドエッグとパンが入った食べるスープ。絶品!

Restaurante Adega Triunfoでは、ワインを頼み、バカリャウ・ア・ブラスなど色々頼んだのですが食べることに夢中になり撮り忘れました(泣)。ここの料理は家庭料理的な感じで、盛り付けも素朴ですがとても美味しかった。トリップアドバイザーの評価がいいのも頷けますが、地球の歩き方には載っていなかった隠れた名店ですね。

Restaurante Adega Triunfo
Rua dos Bacalhoeiros 129, 1100-016 Lisboa, ポルトガル
+351 21 886 9840

バイシャ・ポンバリーナの街の風景。ホテルの窓から。

バイシャ・ポンバリーナの街の風景。ホテルの窓から。

バイシャ・ポンバリーナの街の風景。晴れてきました。

バイシャ・ポンバリーナの街の風景。

バイシャ・ポンバリーナの街の風景。

バイシャ・ポンバリーナの伝統的な教会。

一度も乗れなかったトラム。えらく年季が入っていますが、縦横無尽にネットワークが組まれているので慣れると便利そう。

バイシャ・ポンバリーナの街の風景。ホテルの窓から。

トラムステーション。年季が入りすぎていて油断すると見逃します。

ポルトガルの街並みといえばこのピンコロ石のモザイク。マカオにもありました。

コメルシオ広場にほど近い缶詰やさん。ポルトガルとスペインは大航海時代の名残なのか保存食、とりわけ缶詰が豊富です。

バイシャ・ポンバリーナの街並み。ロココ様式の比較的新しい地域。

バイシャ・ポンバリーナの改装中の建物。仮囲いのイラストレーションがかわいいです。

コメルシオ広場近くの建物の窓。窓かゲートか判別しにくいです。

コメルシオ広場近くの比較的新しいロココ様式のファサード。

コメルシオ広場前の裁判所(Supremo Tribunal de Justiça)に並んでいる露天商。休みの日は露店が並ぶようです。

コメルシオ広場西側のカルチャーセンター( Lisboa Story Centre)

コメルシオ広場のシンボル、ジョセ一世(Statue of Dom José I)の像

コメルシオ広場のシンボル、ジョセ一世(Statue of Dom José I)の像。海側からの眺め。

コメルシオ広場の海側の眺め。

アウグスタ通りとコメルシオ広場の交差するアーチの眺め

アウグスタ通りとコメルシオ広場の交差するアーチを下から眺める。

コルメシオ広場東側の政府機関建物。 Ministry of the Sea

アウグスタ通りとコメルシオ広場の交差するアーチと建物「 アルコ・ダ・ルア・アウグスタ」。

リベイラ宮殿前の広大な広場(170メートル×170メートル)は、テレイロ・ド・パソと呼ばれ、建築家エウジェニオ・ドス・サントスにより均整のとれた姿に再建されたもの。彼は、広場をテージョ河に向けて開かれたUの字の曲線の中に四角の形に設計し、建物の1階部分はギャラリー、U字型の2つの終点は、崩壊したリベイラ宮殿のオマージュとして2つの塔が建てられています。結果、広場はコメルシオ広場と名付けられ、リスボンの新たな街のシンボルとなり、プロポーショナルで秩序のある建築物は、政府関係の庁舎、港湾・貿易関連の目的で使用されることになります。ポルトガル植民地政策の中心地でもあったわけです。広場の中心にはリスボンで初めて王へ献上された記念像であり、屈指の彫刻家ジョアキン・マシャド・デ・カストロの作品「ジョゼ1世の像」があります。キングオブシンボル、ということでしょうね。

Praça do Comércio( Commerce Square )
Praça do Comércio MB, 1100-148 Lisboa, ポルトガル

アルコ・ダ・ルア・アウグスタを潜って、アウグスタ通りへ。

アウグスタ通りから、アルコ・ダ・ルア・アウグスタを振り返る。

アウグスタ通りは、パントマイムやバンドなど路上パフォーマンスがあちこちで行われていて賑やか。

パスティス デ ナタで有名な店「 Cafeteria Sao Nicolau」

Cafeteria Sao Nicolauの店内。イートインできます。

Cafeteria Sao Nicolauのパスティス デ ナタ。エッグタルトのことですがリスボン発祥のお菓子です。

サパテイロ通りに入った別のお店。ウインドウの陳列が素晴らしい。買いたくなります。

Estação Baixa-Chiado ( バイシャ=シアード駅)

リスボンメトロの中でも最も深い場所に建設されているバイシャ=シアード駅は、ポルトガル建築界の重鎮、アルヴァロ・シザが設計しています。シザは、この駅付近で1988年に起きた「シアード大火」で消失した街並みの再建にも関わっているのですが、このバイシャ=シアード駅も街並に影響しないように配慮されて設計しています。1998年竣工。今回の視察の目的がシザの建築を巡ることでもあったので、シアードの再建とこの駅はセットで見学を楽しみにしていました。

バイシャ=シアード駅、サパテイロ通り側のアプローチ。

バイシャ=シアード駅、サパテイロ通り側のアプローチ。よく見ないと駅だかわからないですが、その分街並への配慮がなされています。

バイシャ=シアード駅。イスラミックな装飾が美しく、地下に吸い込まれていくようなタイル装飾のトンネル。

バイシャ=シアード駅。アプローチからアーチ状の地下空間のボリュームが見えてくることで迫力があります。

バイシャ=シアード駅。シンプルなメトロタイルで覆われたトンネル内部。意図的なのかわかりませんがアプローチの照明の色温度が微妙に異なります。

バイシャ=シアード駅。改札口もとてもシンプルで、タッチ式。この写真の左右下層階にプラットフォームがあります。

バイシャ=シアード駅。ボケちゃいましたが、プラットフォームに誘うサイン。空間がミニマムなだけに、この最小限のサインも生きてきます。

バイシャ=シアード駅。南北への公共通路も兼ねたアプローチに直角状の改札に配置された改札。印象的なアーチ天井。

バイシャ=シアード駅。パイヴァ デ アンドラダ通り(R. Paiva de Andrada)側へのアプローチから改札口を振り返る。

バイシャ=シアード駅。パイヴァ デ アンドラダ通り(R. Paiva de Andrada)側へのアプローチ。

バイシャ=シアード駅。パイヴァ デ アンドラダ通り(R. Paiva de Andrada)側へのアプローチ。天井のタイルの意匠が異なります。

バイシャ=シアード駅。パイヴァ デ アンドラダ通り(R. Paiva de Andrada)側へのアプローチ。寄るとこんな感じ

バイシャ=シアード駅。パイヴァ デ アンドラダ通り(R. Paiva de Andrada)側へのアプローチから外へ。

バイシャエリアの中でも高低差のあるエリアの地下に造られていて、低地のバイシャ・ポンバリーナ地区と高台のシアード地区の境界付近にあります。駅の直上に両地区の高低差を埋めるサンタ・ジュスタのリフトがあることでも有名です。この地下空間も高低差を利用して、空間のヴォリュームを確保しておりアーチ状のストイックな空間にもかかわらず、ローケルビンの照明の効果と相まって豊かな空間を作り出しています。冒頭のアプローチも何事もなかったように佇み見事に溶け込んでいて、シザが標榜する「その場所に無いもの、欠けているものを埋める」というコンテクストにも合致しています。サイン一つでも相当話し合いをしているはずですし、最終的にこの形に着地したのはこの場所に対する優しい眼差しでしょうね。流石です。。

Baixa-Chiado
1100-043 Lisboa

バイシャ=シアード駅からシアードの高台の街並み。シアード大火に合わなかったエリア。

シアード大火から再建されたエリアの建物のドア。

シアード大火の後、アルヴァロ シザによって再建されたカルモ通りエリア。

シアード大火の後、アルヴァロ シザによって再建されたカルモ通りエリア。

シアード大火の後、アルヴァロ シザによって再建されたカルモ通りエリア。

カルモ修道院

カルモ修道院前のChafariz do Carmo

カルモ修道院前のChafariz do Carmo

カルモ修道院前のChafariz do CarmoにあるKIOSK

カルモ修道院のメイン・ファサード

カルモ修道院と教会は、1389年から1423年にかけて建設されたゴシック建築でジョアン1世が同時期に建てたバターリャ修道院の影響を受けていると言われています。1755年のリスボン地震後、結果として再建されませんでしたが、リスボンの人たちにとって崩壊したゴシック様式の教会「カルモ教会」は、大地震の爪痕として遺跡の側面も併せ持っています。

リスボン市内に数多あるゴシック様式の教会の中でも別格の教会で、その格式はこの建築に散りばめらているレリーフが物語っています。十字形に建築が配置されたプランニングでこの建物の特徴を際立たせています。

カルモ修道院。朽ちた屋根部分がわかります。

カルモ修道院。西側のファサード。典型的なゴシック様式の教会

サンタ・ジュスタのリフト側からカルモ修道院、教会を眺める。

カルモ修道院Convento da Ordem do Carmo
Largo do Carmo, 1200-092 Lisboa, ポルトガル
www.museuarqueologicodocarmo.pt
+351 21 347 8629

サンタ・ジュスタのリフト(Elevador de Santa Justa)

サンタ・ジュスタのリフト(Elevador de Santa Justa)をアーウレア通り側から眺める

カルモ修道院からサンタ・ジュスタのリフトへ向かう道中。街の高低差がわかります。

カルモ修道院からシアードエリアの街並み。

サンタ・ジュスタのリフト。カルモ修道院からのアプローチで上層階の入り口にたどり着きます。

サンタ・ジュスタのリフト。カルモ修道院から下った場所から見たビュー。

サンタ・ジュスタのリフト。カルモ修道院から下った場所から見たビュー。別角度。

サンタ・ジュスタのリフト (Elevador de Santa Justa)は、ポルトガル・リスボンのカルモ通りにあるリフト(エレベーター)です。地元では「カルモのリフト」(Elevador do Carmo)と呼ばれることが多いそう。修道院側とバイシャ・ポンバリーナの通りとつなぐでおり、リスボンの観光名所の一つとなっています。設計したのはポルト出身のエンジニア、ラウル・メスニエル・デ・ポンサルドで1902年に完成。ゴシック様式のリヴァイヴァルであるネオゴシックの特徴をよく出している建造物です。

carris.pt
+351 21 413 8679

 

Lisboa / Porto / Madrid 2018 Reported by Futoshi Hirasawa

Lisboa_Porto_Madrid 2018_Vol.01|Istanbul-Lisboa Aeroporto de Lisboa

イスタンブール・アタテュルク空港(Istanbul Atatürk Airport)の売店

ターキッシュエアーでイスタンブール経由でリスボンへ

個人的な視察で、ポルトガル(リスボン、ポルト)とスペイン(マドリッド)に向かいました。ポルトガルは、敬愛してやまない建築家アルヴァロ・シザやソウト・デ・モウラの故郷であり、彼らの代表作をゆっくり見て廻ったり、バカリャウ・ア・ブラスやパステル・デ・ナタに代表されるポルトガル料理やスイーツを堪能し、初めて訪問するポルトではポルトのディストリクトやポルトワインのワイナリーを巡りつつ、ポルトの魚介料理とポルトワインを。マドリッドでは、マドリッドの建築を巡りつつ、市場も合わせて巡って食を堪能しようと企てました。

まず成田から12時間、ターキッシュエアーでイスタンブールへ。トランジットで7時間、リスボンへ向かいました。リスボン行きだとエミレーツなど複数の選択肢がありますが、今回のターキッシュエアーはこの時期の値段が破格だったこと、イスタンブールに新空港を建設していてアタテュルク空港を利用するのはこれが最後になることも理由でした。

ターキッシュエアーの機内食メニュー

ターキッシュエアー、成田ーイスタンブール便の夕食。

ターキッシュエアー、成田ーイスタンブール便の夕食。じゃがいもと白身魚のグリル。これ美味しかったです。

ターキッシュエアー、イスタンブールーリスボン便の朝食。いたって普通の朝食。

イスタンブール・アタテュルク空港(Istanbul Atatürk Airport)のトランジットエリア。

アタテュルク空港のカフェ

アタテュルク空港の3Fのカフェ

アタテュルク空港、ターミナル内の免税店エリア

アタテュルク空港、ターミナル内の免税店エリア

アタテュルク空港、ターミナル内のKIOSK。このようなスタンドタイプが主流。

アタテュルク空港、ターミナル内のKIOSK。反対側から。

アタテュルク空港の免税店エリア。こちらはメゾンが並んでいます。

アタテュルク空港のフライトサイン。

アタテュルク空港のトランジットエリア。

アタテュルク空港のトランジットエリア。

アタテュルク空港のトランジットエリアにあるキオスク、saferi。よく見かけました。

アタテュルク空港のリスボン行き、トランジットエリア。

アタテュルク空港でリスボンに行くのは人生史上初めてでしたが、2016年のテロの影響は皆無で、乗り継ぎまでの時間を空港内の散歩とインターネットで過ごしました。WiFiはカフェなどでお茶するともれなく使える‥はずでしたが、店によっては不親切でスターバックスなどで利用するのが無難なようです。乗り継ぎ時間が比較的短かったこともあり、僕らは無理でしたが5時間以上の場合、ターキッシュエアの無料の市内観光で過ごすこともできます。空港自体は、古いこともあり、お世辞でも綺麗な空港ではないけど、新しい空港は黒海側にできるようなので、トランジット観光も含めて、次回はそちらを楽しみにしたいです。

リスボン、ウンベルト・デルガード空港に到着

リスボン、ウンベルト・デルガード空港の到着ロビー。モザイクタイルの美しい壁ですが、あまりの殺風景さにびっくり。

ウンベルト・デルガード空港の到着ロビー。

ウンベルト・デルガード空港の到着ロビー。よく言えばミニマム、悪く言えば殺風景。ポルトガルらしさがもう少しあっても良いのかなと。

ウンベルト・デルガード空港の到着ロビーのトイレ。

ウンベルト・デルガード空港の到着ロビーのトイレ。ピクトが特徴的。

ウンベルト・デルガード空港の到着ロビーの喫煙室。

ウンベルト・デルガード空港のイミグレーションを抜けた後の天窓。ポルトガルらしい遊び心があります。

ウンベルト・デルガード空港のターミナル出口付近。サインが必要最小限で、結構迷いました。

ウンベルト・デルガード空港のバゲージエリア。

ウンベルト・デルガード空港のターミナル。コンパクトで、ホーチミンの空港を思い出しました。

ウンベルト・デルガード空港のタクシープール。

ポルトガルの玄関口、リスボン・ウンベルト・デルガード空港は、とてもコンパクトな空港で、到着から出るまで30分くらい。ポルトガル自体がヨーロッパの片田舎みたいなことも起因しているのかもしれませんが、殺風景な空港(失礼!)でもう少しポルトガルらしい情緒を空間や仕組みに組み入れても良いのかなと思いました。空港はその国の顔ですし、この後利用するポルトのフランシスコ・サ・カルネイロ空港の方がハイテックで度肝抜かれました。そんな感じで19時間の移動時間を経てようやくリスボンへ。初日の観光は程々にしましたが、それは次回に。

 

Lisboa / Porto / Madrid 2018 Reported by Futoshi Hirasawa

Barcelona 2015 Vol.12|Comida de Barcelona / バルセロナの食事

 

 

elche (エルチェ) パエリア専門店。お通しのリエット

 

パエリア専門店で有名なelche (エルチェ)の内装

 

elche (エルチェ) パエリア専門店。海鮮たっぷりのサラダ

 

elche (エルチェ) パエリア専門店のクロケット(コロッケ)

 

elche (エルチェ) パエリア専門店のクロケット(コロッケ)

 

elche (エルチェ) パエリア専門店。イカスミのパエリア。

 

elche (エルチェ) パエリア専門店。細麺のパエリア「フィデウア」

 

elche (エルチェ) パエリア専門店。外観。

 

elche (エルチェ) パエリア専門店。外観。

 

サンタ・カタリーナ市場 Mercat de Santa Catalina

 

 

 

 

 

 

サンタ・カタリーナ市場 Mercat de Santa Catalinaのバル「Beure」

 

 

サンタ・カタリーナ市場のバル「Beure」のタパスあれこれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Barcelonaの食事の事。

バルセロナでは朝食のみホテルのビュッフェを利用し、昼と夜は行き先に近いリストランテやバルをピックアップ。バルセロナの食事を楽しみました。

elche (エルチェ)

elche (エルチェ)

パエリア専門店で有名なelche (エルチェ)

初日のモンジュイック・エリアを廻った後に食事したパエリア専門店です。僕らの食の情報は「トリップアドバイザー」と「地球の歩き方」と「クレア・トラベラー」でほぼ賄っていたのですが(笑)、全てのメディアで賞賛されていたパエリアをぜひ堪能しようということでチョイス。今回の旅行で同行してくれたデザイナーで建築家の田中行さん(issun)トリップアドバイザーのレポートが全てを物語っているので引用しますと・・

4人で予約せず早めの時間に入り座れました。サービスの方、オーナー?の方も愛想よかったです。お通しの塩気が効いたリエットも美味しく、サラダ、クロケット、パエリア2つ(イカスミとフィデウア)でお腹一杯、フィデウアが少々残りました。パエリアが2人前からで、どうしても異なる種類を食べたかったので2つ頼みましたが、4人で1つのパエリアで十分でした。フィデウアは細麺で、アジアの料理かと思うほど、日本人には親和性高い美味しさ、お持ち帰りしたかったです。

elche (エルチェ) パエリア専門店。お通しのリエット


elche (エルチェ) パエリア専門店。お通しのリエットとカヴァ


elche (エルチェ) パエリア専門店のサラダ


elche (エルチェ) パエリア専門店のクロケット(コロッケ)。中はバカリャウのすり身で衝撃の美味しさ


elche (エルチェ) パエリア専門店のクロケット(コロッケ)。中身はチキンのすり身。これも美味しかった。


elche (エルチェ) パエリア専門店。イカスミのパエリア。酸味が利いていて最高!


elche (エルチェ) パエリア専門店。細麺のパエリア「フィデウア」。海老と絶妙な食感で病み付きに。

大きさが解りにくいかもしれませんが、だいたいパエリアが34cmくらいの大きなパエリア鍋で、4人で食事するにはかなり量が多かったです。ただ、行さんも書いている通り、せめて2種類くらいはチャレンジしたかった事もあり(笑)残すのも覚悟でイカスミとフィデウアを選びました。二人とかカップルなら一つで十分です。イカスミのパエリアは酸味が利いていて濃厚。フィデウアは、絶妙な焼き加減で見た目はベビースターカップラーメンのようですが(笑)柔らかく、海老と海鮮の出汁が効いていてとても美味しかったです。

バルセロナのワイン&カヴァ(スパークリングワイン)はリストランテでも安く、8€あたりから選べます。今回は2種2本(cava pere venturaのブリュットとレゼルバ)を頂きましたが、飲みやすく食ともマッチしていて良かったです。セレクトされていますから合うに決まっているのですが。笑)初日と言う事もあり、体も疲れていたのですが、お店の方のサービスも丁寧ですし、親切で助かりました。。

elche (エルチェ) パエリア専門店。外観。


elche (エルチェ) パエリア専門店。外観。

elche (エルチェ) パエリア専門店
ADD: Vila I Vila, 71, 08004 Barcelona, Spain
Phone: +34 934413089
お店のURL
トリップアドバイザーのお店の紹介ページ

 

サンタ・カタリーナ市場 Mercat de Santa Catalina

サンタ・カタリーナ市場 Mercat de Santa Catalina


サンタ・カタリーナ市場 Mercat de Santa Catalinaのレストラン

二日目のお昼でチョイスしたのは、サンタ・カタリーナ市場内のバル「Beure」。このバルの他にもレストランやスタンドバーがあるのですが、レストランは13:00からで時間があわず、Beureで軽く済ませることにしました。僕たちはこの建物そのものが見学目的だったので、最初からここで食事をするつもりだったので良かったのですが、人気の市場「サンジュセップ市場」の場合、スタンドバルは混んでいる上、スリも多いのでこちらのサンタ・カタリーナ市場がお薦めです。

サンタ・カタリーナ市場 Mercat de Santa Catalinaのバル「Beure」

 夏のバルセロナの日中はさすがに暑いので、まずビール(笑)そしてタパスを数種類チョイスして、みんなでつまむ感じ。相変わらず揚げ物が多いのですが(笑)市場の食材で調理しているのでどれも新鮮で美味しいです。

サンタ・カタリーナ市場のバル「Beure」


サンタ・カタリーナ市場のバル「Beure」のタパスあれこれ。


サンタ・カタリーナ市場のバル「Beure」のタパスあれこれ。

バルセロナの現地の人たちは、一回の食事の量が少ない替わりに、一日5回食事する(!)とか言われていますが、なんと無く納得。ここでは量を取っていませんが、この後お腹がすけば空いたでバルに駆け込めば良いので(笑)無理せず腹八分目にしておきました。

サンタ・カタリーナ市場のバル「Beure」

サンタ・カタリーナ市場 Mercat de Santa Caterina
設計:エンリック・ミラーレス(Enric Miralles)、ベネデッタ・タリアブーエ(EMBT
ADD : Av. Francesc Cambó, 16
TEL : 933 195 740
トリップアドバイザーの紹介ページ
URL:http://www.mercatsantacaterina.net/

 

Euskal Etxea

Euskal Etxea(レストラン)

二日目、サンタ・カタリーナ市場の後にカタルーニャ音楽堂を見学し、その後買い物を兼ねて港町のエリア「ラ・バルセロネータ地区」に向かったのですが、その途中でお茶休憩で立ち寄ったレストラン。夕方近かったですが、同じような感じで食事というよりは「摘んでいる」グループが目立ちました。笑

Euskal Etxeaの店内


Euskal Etxeaにて


Euskal Etxeaのクリームカタリーナ。濃厚です。

Euskal Etxea
ADD: Placeta de Montcada, 1、08003 Barcelona
URL: euskaletxeataberna.com
トリップアドバイザーの紹介ページ
Phone: +34 933 10 21 85

 

VILA VINITECA

VILA VINITECAの外観

ちょっと脱線しますが、二日目の夕方にワインを買い求めたお店です。スペインのワインならほぼ全部手に入る有名店で、僕もメンバーもお土産や自宅用のワインをここで購入しました。

VILA VINITECAの外観その2。道を挟んで反対側にあり、ハモン・セラーノやマンチェゴなど扱っています。


VILA VINITECAの内部。ご覧の通りの品揃え。

並んでいるワインの量が膨大なので、スタッフの方にイメージを伝えると探してくれます。また隣接する店の方では、ワインに合うおつまみ系の食材(スペインの生ハム「ハモン・セラーノ」やチーズ「マンチェゴ」など)も扱っていて、合わせて買う事ができます。とても便利でいいお店です。

VILA VINITECA
ADD: Carrer Dels Agullers, 7, 08003 Barcelona, Spain
URL: http://www.vilaviniteca.es/es/inicio
トリップアドバイザーの紹介ページ

 

Disfrutar Barcelona 

Disfrutar Barcelona の内装

 今回のバルセロナ旅行の中で唯一リザーブしたレストラン、Disfrutar Barcelona (ディスフルタール・バルセロナ)。世界中から予約が殺到しているバルセロナで最も予約が取りづらいレストランの一つです。分子ガストロノミーを駆使したクリエイティブなスパニッシュを提供するレストランで、世界を席巻したあのEl Bulli(エルブジ)の全盛期を支えたチーフシェフ3名(エドゥアルド・シャトルック、マテウ・カサーニャス、オリオール・カストロ)が立ち上げた二つ目のお店です。

Disfrutar Barcelona のパティオ。最後はここでエスプレッソと煙草を。笑

本当は夜予約を入れたかったのですが、全く席が取れず、ランチタイムの午後14:00からのコースを予約しました。到着すると僕たちが日本人という事もあってキッチンで働いている日本人シェフの方が出向いて、料理の説明を丁寧に日本語で教えてくれました。笑) メニューはコースのみで、18皿から成る70ユーロのコースと25皿からなる100ユーロの2種類。25皿ってどんな感じだろうと不安を覚えながらも(笑)結局こっちにしました。

Disfrutar Barcelona のアペタイザーはシャーベット。中は空洞!


Disfrutar Barcelona のアペタイザー


Disfrutar Barcelona のアペタイザー。花の雫はジンでできていてイクラのような皮で包まれています。


Disfrutar Barcelona のアペタイザー。ゆずのムース。蕩けます。


Disfrutar Barcelona のアペタイザー。何で出来ているのか解らない・・


Disfrutar Barcelona のアペタイザー。パルメジャーノと何たら水で溶かしたもの。


Disfrutar Barcelona のアペタイザー。オリーブに見せ掛けたチョコレート


Disfrutar Barcelona のアペタイザー


Disfrutar Barcelona のアペタイザー


Disfrutar Barcelona のデッシュ。


Disfrutar Barcelona のデッシュ。


Disfrutar Barcelona のデッシュ。


Disfrutar Barcelona のデッシュ。


Disfrutar Barcelona のデッシュ。サーモンとブロッコリーのお寿司。笑


Disfrutar Barcelona のデッシュ。小籠包に見せ掛けたもの。材料は忘れました。。


Disfrutar Barcelona のメインデッシュ。


Disfrutar Barcelona のメインデッシュ。ゼラチンのパスタをムース仕立てのカルボナーラソースで和えます。


Disfrutar Barcelona のメインデッシュ。ゼラチンのパスタをムース仕立てのカルボナーラソースで和えます。 衝撃の美味しさ。


Disfrutar Barcelona のメインデッシュ。ゼラチンとキャビアと何たらチーズの和えもの。とろけます。


Disfrutar Barcelona のメインデッシュ。


Disfrutar Barcelona のメインデッシュ。蒸し焼き海老と抹茶ムース和え。これも抜群に美味しい!


Disfrutar Barcelona のメインデッシュ。ハモンセラーノとニョッキの見立て。材料は不明だけど、これもとろけます。


Disfrutar Barcelona のメインデッシュ。ハモンセラーノ。これもとけます。


Disfrutar Barcelona のデザート。


Disfrutar Barcelona のデザート。スコッチウイスキーのジュレとムース。これも抜群の美味しさ。


Disfrutar Barcelona のデザート。


Disfrutar Barcelona のデザート。


Disfrutar Barcelona の店内。この後満席に。

一言で言ってしまえば「不思議なマリアージュ」 。見た目の楽しさから味の想像が飛び抜けて予測不能、一口入れると口の中で溶けてすぐ無くなってしまい、断片的な味覚と食感が記憶に残る・・そんなアメージングなイメージです。今回は残暑の厳しい夏でしたから、夏ならではの食感を意識しているのは間違いなさそですが、想像を超えると言うのはこういう事かと改めて感心しました。 

25皿全部がスモール・ポーションなので食べきる事は出来るのですが、最初から全ての料理が出終わるのに2時間半、そこからエスプレッソで休憩するので賞味三時間近く食事していることになります(笑)。ゆっくり食事している事もあり時間の覚悟が必要ですが、クリエイティブな感覚を呼び起こしてくれる素晴らしいレストランなので、バルセロナに訪問される方には心からおススメします。

Disfrutar Barcelonaのエントランス。

Disfrutar Barcelona
ADD: Calle Villarroel, 163, 08036 Barcelona, Spain
Phone: (34) 93 348 6896
http://ca.disfrutarbarcelona.com/
トリップアドバイザーの紹介ページ

 

CAN KENJI

CAN KENJIの店内

バルセロナでとても人気のある居酒屋CAN KENJI。最終日の夜、予定していたピンチョス・バルが混雑で入れず、断念してこちらへ。所謂普通の居酒屋ですが、お寿司から豚の生姜焼きまでなんでもござれのオールマイティーな、海外の居酒屋ではよくある形態のお店です。感想としては、行さんのトリップアドバイザーのレポートから引用しますが・・

近くの大きな日本料理屋さんは閑古鳥ないてましたが、こちらは地元の人たちで席が埋まってました。予約せず行ったので、カウンター席が空くまで待ち。チーズリゾットのおにぎり等、普通に美味しかったですが、ちょっと味が濃い目(名古屋や金沢で食す感じ)でした。オープンキッチン内の換気が効いていなく、かつ冷房も効いてなく、カウンター席は暑すぎました。給気量が足りていないような。。。

CAN KENJI 鴨のたたき


CAN KENJI スペイン牛の焼肉


CAN KENJI チーズリゾットの焼きおにぎり


CAN KENJI 豚キムチ

 

CAN KENJI 月見ハンバーグ/フォアのせ

行さんのレポートの通り、味付け的にはやや濃い目でスペイン人の好みに合わせているような感じ。焼き物のメニューが多く、全般的には悪くないのですが、鮮度のあるもの・・お寿司はちょっと食べる気になれなかったです。メニュー的にはリクエストが多いのでしょうから致し方ないかもしれません。最終日でスペイン料理に少し飽きてしまった事もあり(笑)最後に居酒屋なのもご愛嬌と言う事で。

ちなみに僕らはカウンターに座ったのですが、給気と喚起のバランスが最悪でオーバーフローしており、暑くて死にそうになりました。働いているキッチンの方も暑そうでちょっと辛そう。職業柄気になって仕方なかったです。暖簾が和紙なのも???でした。

CAN KENJI のエントランス

CAN KENJI
ADD: Carrer Rossello 325, 08037 Barcelona, Spain
Phone: +34 934 76 18 23
URL: http://www.cankenji.com/
トリップアドバイザーの紹介ページ

 

研修レポートの終わりにあたって。

そんな感じのバルセロナの研修レポートも今回が最後です。デザインからアート、食事まで十分堪能出来ました。個人的には2度目でしたが、特に印象に残ったのはタクシーの運転手やお店の人も含めて、人がとても親切だった事です。治安の悪い部分も地区に拠ってはありますが、全般的に観光客に対してのホスピタリティーが行き届いており、この辺はパリなんかと比べてもバルセロナの方が上かなと思いました。

今回はカメラも今まで使っていたFUJIFILM X-Pro1から軽量でハンドリングの良いFUJIFILM X-T10にチェンジし、レンズもXF14mmと18mm(35mm換算で21mmと27mm)の二本のみという潔いセット(笑)で2000枚近く撮りました。お陰で現像(RAW撮影のため)とレポート用の写真のチョイスに手間取り、結局旅行から戻って来てから3ヶ月近くかかってこのレポートを書き終えた感じです。記憶に残す事は簡単ではありませんが、レポートを書いている間に色々よみがえって来て楽しい時間が過ごせました。来年、また皆で研修旅行を行けるように頑張りたいです。

 

Barcelona 2015 Reported by Futoshi Hirasawa

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