香港

Designcafe™ の主宰者、平澤太のブログです。デザイン考、ライフワーク、インサイト、旅行などを不定期に綴っています。

Macau 2014 Vol.7|Macau World Heritage.2

 

聖ドミニコ教会(Igreja de S. Domingos 玫瑰堂)

セナド広場を奥にある教会。1587年にメキシコからやってきた3人のドミニコ会の修道士によって創建されています。中国領土内で初めてポルトガル語の新聞が発行されたのもこの教会。かつては木造だったので「板樟堂(板造り堂)」と呼ばれました。バロック式の祭壇には聖母子像が祀られており、毎年5月13日に行われるファティマの巡礼では、午後6時にここから聖母像がペンニャ教会まで運ばれます。結構見応えのある教会で、教会奥の鐘楼には約300点の宗教品が展示される美術館になっています。

 盧家屋敷(Casa de Lou Kau 大堂巷七號住宅)

中国広東省出身の商人だった、盧華紹の1889年に建てられた邸宅です。盧華紹は18世紀半ばにマカオに移り住み、銀行業や不動産業ななどで財を築きあげました。セナド広場の近くにあり、建物は灰色レンガ使いの2階建てで中庭のある伝統的な中国式の住居ですが、西洋様式や風水設計も取り入れた独特なもの。この頃のマカオの多様な社会構造(マカニーズ)を建築として表現した貴重なものです。この邸宅の素晴らしいのは、その間合い。決して大きな家ではないのですが、コンパクトながら採光や縦横の視線の抜けを意識していて、相当な美意識を持たないと造れない家です。大きさ=贅沢という概念から逸脱している点でも後に見る鄭家屋敷とはかなり異なります。

大堂周辺(Igreja da Sé 聖母聖誕主教座堂周辺)

正確な建築年数は記録されていないものの、堅固なレンガ造りになったのは1622年ごろ。その後台風で損傷したため1844年から1850年に再建されています。マカオ教区の司教座があるため、新任のマカオ総督はここで祝福を受けること慣わしで。外観はレンガの上に上海漆喰が塗られ、均整の取れたプロポーションの柱と鐘楼が特徴です。目の前の広場は噴水があり、セナド広場(後述)の喧噪から離れているので、ほっとします。昔は周りに高層ビルがなかったため、それから海を眺めることができたので、船乗りの妻たちはこの教会で夫が帰ってくるのを見ていました。そのため「望人寺(人待ち寺)」とも呼ばれていたそうです。「キリスト受難行列」の儀式もここで行われているそう。ちなみにこの廻りにはポルトガル料理やマカニーズのレストランが点在しているので食事にはもってこいですよ。

セナド広場(Largo do Senado 議事亭前地)

聖ポール天主堂跡と並ぶ、マカオ観光の顔になっている広場。ここまでに見た教会などのヨーロッパ建築は、ルネサンスやバロック建築の影響を受けているのに対し、このセナド広場に面している建物は、時代的に新しくネオクラシカル(新古典主義)の影響を受けています。広場はマカオの目抜き通りで通称「新馬路」(Avenida de Almeida Ribeiro )に面しており、付近には1929年に創建の郵便局や新古典主義様式の仁慈堂大楼など、マカオの歴史を感じさせる美しい建物が並んでいます。広場の中央にはポルトガルの大航海時代を象徴する地球儀をモチーフにした噴水があり、広場のシンボルになっています。ちなみに今年は、ポル トガルから中国へ返還されて丁度15周年という事とクリスマスが重なり、お世辞でも美しくない華美なツリー&ディスプレイが飾られていました。個人的にはかなりがっかり・・

三街會館  Sam Kai Vui Kun (Templo de Kuan Tai) (關帝廟)

1792年に建てられた関帝を祀る廟。関帝は三国志の英雄「関羽」の事で、マカオに限らず華僑圏では加護と安定をもたらすとして多くの人が家庭や職場で関帝を祀っています。この廟はかつての「三街会館」で、付近にある營地大街、関前正街、草推街の商店会議所の役割を果たしていました。公民館のようなものですね。1912年にマカオ中華総商会という団体ができてからは三街会館としての役割は終わっています。規模も小さく、寄り合いをするにはちょうどいい空間。

ロバート・ホー・トン図書館  Biblioteca Sir Robert Ho Tung (何東圖書館大樓)

1894年以前に建築されたもので、ポルトガル人のドナ・キャロリーナ・クンハの住居を、香港の実業家でカジノ王、ロバート・ホー・トンが1918年に購入して、主にマカオ滞在時の別荘として使用していた建物。ロバート・ホー・トンの死後、遺言により建物はマカオ政府に寄贈され、1958年にリノーベーションされて図書館となりました。2005年に図書館の新棟ができ、マカオ最大の図書館として市民に利用されています。クリームイエローの鮮やかなネオクラシカル様式の建物は、内部に豊かな庭園があり、学生でにぎわっています。

 聖オーガスティン教会 Igreja de Santo Agostinho( 聖奧斯定教堂)

1586年にスペインから来たオーガスティン修道会によって創建された修道院が元の姿で、現在の建物は1874年に再建されたものです。主祭壇にある十字架を担いだキリスト像は、毎年四旬節の最初の日曜日に「キリスト受難行列」の儀式の中で、いったんカテドラルに運ばれた後、翌日にこの教会に戻されます。 再建年次も古いので、ネオクラシカルよりも前のゴシック様式が垣間みれます。ちなみに、この隣には聖オーガスティン広場があり、ドン・ペドロ5世劇場、聖ヨセフ修道院及び聖堂、ロバート・ホー・トン図書館という4つの世界遺産建築物に囲まれています。

ドン・ペドロ5世劇場 Teatro D. Pedro V (崗頂劇院) 

1860年にマカオの男性社交クラブである「マカオクラブ」が主導して建設された、アジア初の西洋式の劇場。ポルトガル国王ペドロ5世に敬意を表して、この名前がつけられています。当初は男性専用の社交場でしたが、その後は劇場として使用され、「マカオ劇場」と呼ばれたこともありました。マカニーズ社会の文化の象徴としての側面を持ち、普段は内部は公開されていませんが、300席あるホールでは、マカオオーケストラのコンサートなどで時々使用されています。見学した日もちょうどバイオリンコンサートのリハーサルをしていました。。

 

 

 Photo@ Hirasawa Futoshi 

Macau & HongKong 2014 Reported by Futoshi Hirasawa

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Macau 2014 Vol.7|Macau World Heritage.2
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Hong Kong 2014 Vol.5|PMQ元創方〜文武廟〜中環至半山自動扶梯

 

二日目の午後後半は、荷李活道 (Hollywood Road )にある「PMQ」→「文武廟」(Man Mo Temple)→「中環至半山自動扶梯」(Mid-levels Escalator)の順で街を巡りました。 

 

PMQは、元々は孫文も通った学校「中央書院」(1889年~1948年)でその後「警察宿舎」(1951~2000年)として再活用された建物をリノベーションした、大型デザイン複合施設。今年の6月に完成したばかりの、この建物の再活用プロジェクトは、香港行政府と香港デザインセンター、香港理工大学などの民間企業や財団が官民一体となって取り組んでおり、香港のクリエイターを育て、発信し、クリエイティブ産業の象徴的な存在(デザイン・ハブ)となることを目指した壮大なプロジェクトの象徴的施設です。施設内にはブティックや雑貨、カフェ・レストランなどのショップのほか、デザイナー&クリエイターのためのシェアスタジオが100以上入居しており、ポップアップストアや展示のためのオープンスペースが各階に設けられていて、シェア&コラボレーションが容易に展開出来るように計画されています。丁度、この施設を中心としたイベント真っ最中で、周辺エリアを巻き込んでにぎわっていました。

施設そのものは、シンプルな2棟で構成されており1Fにはピロティが、4階は二つの棟が繋がるブリッジがあり、二つの棟を繋げています。1Fにはカフェやスパニッシュレストランやオーガニックオンリーのドリンクバーなどがあり、食事やお茶休憩ができます。年間100万人以上が訪れる香港で、商業施設とデザインハブをミックスさせて、商業的な側面とクリエティブをインキュベーションさせる試みは面白いですし、とても野心的です。 商業施設として見るとアクセサリー、雑貨、衣類、靴をはじめアートギャラリーやクッキングスタジオなど厳選されたお店が軒を連ね、G.O.DやDesign galleryはセンス&クオリティーのある香港土産をさがすのに最適です。少し残念なのは、ショップとしての意識が弱いスタジオ兼ショップのようなテナントが多い故か、営業時間がまちまちで僕も覗いてみたかったお店が閉まっていたりと、ストアーマネージメントが行き届いていない印象を受けました。観光の注目スポットにもなっていくでしょうし、今後解決していってほしいです。

PMQ(元創方) 
住所:No.35 Aberdeen Street, Central
TEL:(852) 2870-2335
アクセス:中環ミッドレベルエスカレーターから徒歩10分
営業時間:7:00~23:00(店舗による)
定休日:無休(店舗による)

この荷李活道 (Hollywood Road )は山の中腹にあって、イギリス領時代の影響を色濃く残した街ですが、その中にぽつりとあるのが文武廟 (Man Mo Temple)=マンモウミュウ。文武廟は、荷李活道の途中にあって、香港がイギリスにより植民地化された後、1847年に中国人の盧阿貴、譚阿才という実力者によって建てられた道教のお寺。文武廟という名前の通り、文学の神と武道の神が祀られています。華僑圏の寺院共通の「渦巻状の線香」が天井から無数につり下げられていて、その煙の濃さと相まって圧巻。この線香は、祀られている神への敬意を表するためのお清めの意味と煙を絶やさないことで神への思いを絶やさないようにとの意味込められていて、最近の香港人の間では、願いごとを叶えるためこのお寺を訪れ、その気持ちが神へ伝わるように線香の煙を絶やさないようにしていると考える人もいるそうです。だから渦巻状になるんですね。

文武廟 (Man Mo Temple)
住所 128 Hollywood Road, Shueng Wan, Hong Kong 
住所(中国語) 香港上環荷李活道128號
TEL  2540‐0350 
営業時間 08:00~18:00 
休業日 年中無休

荷李活道 (Hollywood Road )は、香港開拓時に造られた道なのでその刻んできた歴史が垣間見られ、風情のある景観の中にしゃれた雑貨屋さんや骨董品屋、Cafeなどが並んでいます。場所柄か外人率の高いエリアで、香港島特有のアップダウンのある坂道をうねるように造成された道です。そんな環境の中にある中環至半山自動扶梯(Mid-levels Escalator)は延べ延長が800mの世界最長を誇るエスカレーターで、このエスカレーターを使うと香港駅や中環駅からほぼダイレクトで山の麓まで行く事ができます。ウオン・カーワイ監督の「恋する惑星」でフェイ・ウオンが乗っていたシーンでも有名ですが、完全に名所化しており、エスカレーターの両脇にはBarやレストランが所狭しと並んでいます。個人的に何回行っても迷う、コーズウェイベイ〜中環〜上環エリアですが、このエスカレーターのおかげで、荷李活道界隈だけは迷わず地図無しで行き来する事ができます。この密度感ですし、旅行者泣かせですが、それがまた香港の魅力にもなっていますよね。。

 

 

Macau & HongKong 2014 Reported by Futoshi Hirasawa

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二日目の午前中は、デコンストラクティビズム(脱構築主義)二連発でザハ・ハディット(Zaha Hadid)設計で昨年竣工した香港理工大学ジョッキー・クラブ・イノベーション・タワーとダニエル・リベスキンド(Daniel Libeskind)設計の香港城市大学メディアセンターを見学してきました。 デコンストラクティビズム(脱構築主義)とは現代建築の様式の一つで、伝統的な建築の形状に頼らず非常にアンバランスな形状を常態化させた所に特徴があります。このような刺激的な形状は、社会やその土地の歴史に対して意義のない、単なる形態の実験に過ぎないと言った批判が度々湧き出ており、日本でもザハ・ハディット設計の国立競技場の立て替えが物議をかもしていますね。

 

 ザハ・ハディット(Zaha Hadid)が手掛けた、香港理工大学ジョッキー・クラブ・イノベーション・タワーは昨年竣工・今年の春にグランドオープンした、15階建ての施設。デザインスタジオ、研究室、ワークショップ、講演会、セミナースペース、教室や展示エリアを備えています。純粋な大学の施設ですが、香港の競馬協会が資金提供した施設なのでこの名がついているようです。グランドオープンしたのは今年の三月ですが、グランド面は絶賛工事中でした。笑 このタワーは、大学の施設と言う事もあって比較的自由に見学する事が出来るのですが、僕らは外側から敷地外を回り込み→その後内部を見学。 外観の形状は見ての通りレイヤードな形状でどこから見てもボリュームが異なります。このレイヤーの部分は、庇の機能も担っておりデザインコンセプト一辺倒な建築ではありません。紅磡站からほど近い香港理工大学の敷地内と言う事もあり、周辺の環境が建築の密度が比較的に低い、恵まれたエリアに計画されています。この事も関係していると思いますが、比較的こじんまりとした建築物と言う事もあり、最近計画されたザハ・ハディット設計の建築物と比較してもスケール感もそれほど違和感が無く、大学の学術施設であると言う事を考慮しても、良く纏まった建築だと思います。

 

インテリアについても、外観の形状をそのまま引き継いだようなシームレスな設えが展開されていて、見る人を引きつけます。ヴォイドの抜け、導線方向からの視線の流れがあり、恣意的な意図がうかがえます。ディティールがもう少し納まっていたらもっと良かったのと、そのディティールからインテリアが破綻している箇所があり、その辺が少し残念でした。デコンストラクションのディティールを求めるのが無理な事なのかもしれませんけど、今年3月に出来上がった割には、内外観共に汚れが目立ち、仕上げに対する対汚性能の検討がもう少しなされていれば良かったなと、個人的に思いました。建築は長く使う都市の資産ですし、ザハが手掛けた最新作。世界中からこの建築を観に来る訳ですからね。

 

ダニエル・リベスキンド(Daniel Libeskind)が手掛けた香港城市大学メディアセンターThe Run Run Shaw Creative Media Centreは、 研究所と劇場、コンピューター工学とメディア技術の教室を配した中核施設。施設そのもののサイズは、ザハの手掛けた香港理工大学ジョッキー・クラブ・イノベーション・タワーよりも小規模で、香港の繁華街旺角よりもさらに北の九龍糖にあります。こちらも文教エリアの外れにあるので、低密度で緑の広がる好立地に位置しています。「ラフカットダイアモンド」と呼ばれる結晶に見立てた外観デザインになっていおり、構造梁、窓、ドアや天井のホリゾントパターンはラインで繋がっており。すべて形状が結晶に結びついてきます。 ザハとは対照的で、先鋭的なラインとボリュームが連なりから形成されていて、膨大なスタディを行わないと導けない形状です。色々な角度で表情を変える建築ですが、香港理工大学のキャンバス側から上がってきたビューが最もこの建築を美しく魅せます。

インテリアに関しては、ザハよりもコンサバティブに纏まっており、学生が研究開発する為のコラボレーションルームに多くの面積を割いていたのが印象的でした。空間のボリュームが建築のサイズに対して大きく取られていた事にもよりますが、ボイドの抜け感やシーケンスな見え方は破綻が無く、視線やアクティビティを誘います。細かい検討もよくなされていたんでしょうね。ディティールも良く(施工精度からくる残念な面が残るにせよ)全体として使うのが楽しい空間になっています。

現在の建築界の一派閥を形成してるデコンストラクティビズムですが、今回香港で見学した二つのケースでは、建築のボリュームがオーバースケールしていない、身体感覚的にそれほど無理の無いサイズで納まっている事と、大学の付属施設の建築であるという敷地与件的に恵まれた環境にある事、モニュメンタルな建築計画を要請した大学側の意図が明解な(国立競技場のようなヒューマンスケールを超えた感覚にならない)事もあって、個人的にはこれこれでありかなと。要請する側のリクエストにも拠りますが、デコンストラクティビズムは周辺環境にゆとりのある、低密度の環境下でないと周辺生活者の理解を得るのが難しいのかもしれませんね。。

 

 

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