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デザインカフェ・ブログ
株式会社デザインカフェの代表・主宰者の
平澤太のブログです。デザインワークの
現場のことから趣味の事まで、思ったこと、
考えた事などを書いています。

「シルエット(silhouette )」

「ダイナミック(dynamic)」
ロンドンオリンピック2012で使用されるピクトグラムが発表されていますが、二種類の有機的なピクトグラムを使用目的に併せて使うといういままでのオリンピックでは無かった試みがなされています。TVのリザルトや中継の表示等メインの表記として使われる「シルエット(silhouette )」。会場のバナーや道路表記、チケットの背景など「シルエット」を補う形で使用される「ダイナミック(dynamic)」。面白い試みですね。ちなみに「ダイナミック」はロンドンの地下鉄のマップからヒントを得たとの事。


これらのピクトグラムをデザインしたのはロンドンのデザイナー集団SOMEONE。ちなみにオリンピックの競技種目表示においてピクトグラムが採用されたのは東京オリンピックが最初です。言語の問題やバイリンガル表記の標識が少なかった当時の東京で「いかに簡潔に競技を表記、明文化するか」で考案されたものですが、制作にはアートディレクターを務めた勝見勝を中心に山下芳郎、粟津潔ほか30名ほどのデザイナーが携わっています。日本のピクトグラムはオリンピックに限らず優れたデザインを輩出していて、例えば国際規格になっている非常口の「ドアを開けて走るピクト」も日本人の仕事です。
東京オリンピックの成功以降、ピクトグラムはオリンピックのサインシステムの中心として機能するのですが、1992年のバルセロナ大会以降は、それまでの記号的だったピクトがその国を象徴する要素が取り入れられていきます。(参照:オリンピックのピクトグラム)去年の北京オリンピックでは象形文字をモチーフにしたピクトグラムが公開されていました。ピクトグラムはユニバーサルデザインの最たる例ですが、オリンピックのような国家プロジェクトになると自ずとアイデンティティ啓発の仕組みとして必要とされるのでしょうね。
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