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ファッションの楽しみはもちろん「装う」ことだけど、違う楽しみに「集める」行為があると思う。女性で良く言われるのはシューズやバッグの類い。この辺りは数個で済むのが普通だけど、ハマッてしまうと大変だ。靴を異常に集めてしまう人、バッグだらけになってしまう人。あるお客様は、とにかくタートルネックばかり買ってしまうんだとか。「なぜ?」と聞いても「好きだから」という答えしか返ってこないので、今更そんな人に理由を聞くなんて野暮な事はしないけど(笑)。
思うに、そのアイテムが好きという理由以外に、きっとそもそも「集める」という行為自体が好きなんだと思う。これは別に女性に限った事ではなくて、人は誰しも収集癖のような物が備わっていると思う。僕も多少収集癖はあるので、そういう人の気持ちは分かるつもりだ。最初は本当に単純に、そのアイテムが気に入って幾つか買い求める。それで満足しているけれど、次第にその「揃える」「集める」という行為に何かしらの目的意識が芽生えてしまうんだろう。
「お金がもったいない」とか「そんなに持ってても使わないのに、どうするの」と諭す人もいるけど、おそらくその指摘は余り意味がないように思う。集めたもの全てを、使い込んで使い込んで、擦り切れるまで酷使する前提ではないのだ。中には出番が中々回ってこないものもあるし、高価なものもあるだろう。でも、その人にとっては決して無駄遣いではなく、立派なコレクション費なのだ。
「特に何も集めてないんだけどなあ」という人、そんな人もよく考えて欲しい、新発売のハーゲンダッツは必ず食べてしまう、ついつい好きな雑誌を毎月買う(または立ち読み)、こういう人も立派な収集癖だと思うのでご安心を(笑)
何を集めるか、女性であれば洋服もそうだし、アクセサリー、化粧品、食器なんかも集めがいがあると聞く。男性だと好きな作家の書籍や趣味の物、CDなんかもつい集めてしまう。子供だったら、キレイな10円玉やキャラクター系シールに走るだろう。
現代は物が豊富だから集めがいがあるけど、昔だって負けちゃいない。きっと江戸時代は髪飾りや色紙だろうし、原始時代は貝殻や木の実だろう。そう、これはきっと古くからある人間のDNA、本能なのだ。集まる事による満足感や安心感。コンプリートによる、ちょっと世界を征服したような気持ち。まあ実際のところ、集まってしまうとちょっと寂しいという不思議な矛盾もあるんだけど(ドラマや本の最終回を見たくないような気持ち)。
という訳で、僕もカモフラ柄のアイテムやアウトドアアイテム、KemitやBibury Courtのアイテム、アルテイシアグリーンのアイテムを、これからもせっせと集めていく所存。収集癖をお持ちの皆様、これからもしっかりと集めて行きましょうぞ(笑)