juuri ユーリ Helsinki

juuri ユーリのエクステリア

到着初日の夕飯は、僕らが泊まったホテル、GLO HOTEL Artから歩いて6分くらいの、デザインディストリクト内にある「juuri ユーリ」で 。フィンランド版タパスのような提供の仕方で、タパスの数でコースのお値段が変わるしくみです。使用する食材はフィンランド国産のものにこだわっており、その中でもできるだけ小規模生産農家から直接仕入れをすることを実践しています。日本的に言えば「地産地消」にこだわったレストラン。トリップアドバイザーの評価が高く、迷わずリザーブしました。

juuri ユーリの店内

juuri ユーリの店内。地下にも客席があります。

juuri ユーリの店内。

地ビールで乾杯

シンプルなメニュー。4つのタパスコースから選びます。

前菜のスープ

最初に運ばれてきたのは2種類のパンとバター。フィンランドといえば黒パン

メインディッシュ。ブラッドソーセージ、スペルト麦とサワークリーム添え。

謎のコロッケ。多分鱈のすり身。

ブルーベリーのシャーベット

メインディッシュ。ブラッドソーセージ、スペルト麦とサワークリーム添え。

盛り付けはどこか日本に通じる感じがします。

ナツメグとナッツとベーコンの前菜

北極イワナのコンフィ。見た目はサーモンですが、脂が程よくとても美味しかった

ゴートチーズ(山羊のチーズ)とアイスクリームの盛り合わせ、ブルーベリージャム&ピュレ添え。

タパスあれこれ

トマトとサワークリームと前菜

飛行機の到着が遅れて、レストランには二時間遅れで(!)入ったのですが、事情を話すと笑顔でテーブルに通してもらいました。フィンランドの食事は正直あまり期待していなかったのですが、タパスをもじったサパス(笑)なるつまみ料理が美味しく、コースもポーションが控えめでとても美味しかったです。この時はあまり飲めなかったのですが、ワインも充実しているので、ヘルシンキに行かれる方はぜひ。人気店なのでウェブサイトからのリザーブをお勧めします。ミシュランガイド掲載店。

juuri ユーリ

Högbergsgatan 27, 00130 Helsingfors, フィンランド
+358 9 635732

 

NOKKA Helsinki

ヘルシンキを代表するモダンキュイジーヌNOKKA。ミシュラン3年連続ワンスターで、レストランデザインアワードでもブロンズ賞を受賞したレストランです。

スクリューの外観。レストランデザインアワードでも入賞した素敵なレストラン

スクリューの外観。別外観で。

Pohjoissatama(North Harbour)に面したロケーション。函館っぽい。笑

Pohjoissatama(North Harbour)に面したロケーション。夕暮れ時だったので、しばし見とれて眺めていました。

基本的には前菜3種、メインディッシュ1種、デザートの構成で、これはスズキとエノキソースのグリル。

デザート。何か聞くのを忘れました。。

店内の様子。

写真を撮り忘れてしまい、これしか掲載できないのが惜しいのですが、素晴らしいコースセットで、季節に応じて変化します。その年に提供されたコースは二度と食べられないので、一期一会を求めて再訪する人が多いそう。ちなみにフィンランドは、消費税(外食税)が特に高いので、レストランで食事をする時は祝い事や記念日ということが多いらしく、ものすごくおめかしして食事されていたカップルとかいました。素敵ですね。

Restaurant Nokka
Kanavaranta 7F 00160 Helsinki
TEL 9 6128 5600
http://www.ravintolanokka.fi/

 

Meat District Porvoo(ミート ディストリクト)

一見やる気はないが、なぜか見てしまう不思議なサイン。

蔵のような倉庫の向こう側に客席とお店があります。

ポルヴォーのランチで利用した、ミート ディストリクト。その名の通り、ポヴォー界隈の畜産農家から仕入れたお肉による、肉料理のお店。ランチどきだったので種類は選べませんでしたが、国産チーズとベーコンのシンプルなリゾットとハンバーグ、スパークリングワインでシンプルに食事を楽しみました。

Meat District Porvoo。外観はこんな感じ。

Meat District Porvoo。このリゾットボリュームがあり、チーズとベーコン効いていて美味しかったです。

Meat District Porvoo。こちらはハンバーグ。さすがバイキングの国で鋭利なナイフが突き刺さっていました。笑

街がコンパクトで、レストランも少ないので選択肢があまりなかったのですが、前日の料理で、フィンランドのお肉がとても美味しかった印象が消えず、店に入った記憶があります。ちょうど僕らの隣に座っていた方から帰り際に声をかけられ、話をしたら現地在住の日本人アーティストでした。僕らが日本語で話していたので声かけてくれたんでしょうね。

所在地: Gabriel Hagertin kuja, 06100 Porvoo, フィンランド
開店時間: 14:00
電話: +358 20 7705390

 

Passio Kitchen and Bar Helsinki

Passio Kitchen and Barの外観から。モダンだけど、ノスタルジーも感じるインテリア。

Passio Kitchen and Bar。モダンだけど、ノスタルジーも感じるインテリア。

最終日のポルヴォーからヘルシンキに戻ってディナーを楽んだPassio Kitchen and Bar。前菜2種、メインディッシュ2種、デザートの5品コースで、ワインはセレクテッド。料理に合わせてもらいたかったので、お店の人に任せました。お料理は3品か5品から選べます。こちらもヘルシンキでは有名で、ガイドにも掲載されているので、中国人や日本人もちやほや。カンピからも歩いて5分くらいですしね。

ビーフ&チキンのバルサミコと何かで和えたソースがかかったメインディッシュ。

前菜ですが、何か聞き忘れた一品。とても美味しかったです。

イワナのようなサーモンといくらのディッシュ。これも美味しかったです。

ライ麦パン。塩分濃いめですが、ちょうど良かったです。

一番感動したのがこの前菜なのですが、何か忘れてしまった。。

デザート。ぱりぱり(勝手に命名)に数種のベリーのソースがかかっています。

見ての通りで、フュージョン系のお料理なのですが、ボリュームもほどほどで写真の見た目よりもボリュームがあります。3種でも満足、という方も多かったのですが食事を楽しむことも目的だったので、5種にチャレンジ。そして気さくで気の効く、女性スタッフがサーブしてくれたので良かったです。 心からオススメのレストラン。

フィンランドの食事は、全体的に少し塩分が強めですが、店によってばらつきがあります。今回は、モダンキュイジーヌよりのレストランが中心でしたが、今の料理界を席巻しているノルディックモダンキュイジーヌの一端を垣間見た(食べた?)気がします。初日の欠航で1日旅程が減ってしまいましたが、食事が美味しかったので良かったです。ヘルシンキは、東京から10時間のフライトで行ける近場ですし、また機会があれば行きたいです。

 

 

Helsinki / Porvoo 2017 Reported by Futoshi Hirasawa