建築視察旅行

Designcafe™からのお知らせ

2018年海外研修に伴う休業のお知らせ

株式会社デザインカフェ デザイン研修旅行2018年。台湾。

クライアントの皆様、取引先の皆様。いつも大変お世話になっております。 Designcafeでは、クリエイティブのインプットの場として、2012年より海外にて研修を行っており、7回目の今年は台湾(台北、宜蘭、台中)に5泊6日の日程で行って参ります。華山1914文創園区を初めとしたクリエイティブシティとして集積力とセンス溢れるショップやホテルが並ぶ台北、地元出身の建築家が市民と一緒になって街のコミュニティーを生み出している宜蘭、オペラハウスや中堅都市としての活気溢れる台中を巡ってきます。


つきましては、下記の日程をお休みとさせていただきます。皆様には、大変ご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解ご配慮頂けますよう宜しく御願い申し上げます。

研修日程:2018年11月12日(月曜日)〜11月18日(日曜日)

休業期間中にメールにて頂きましたご質問やご意見への回答は、2018年11月19日以降でご連絡させていただきますので、ご了承下さい。 進行中・進捗中のプロジェクトに対してのレスポンスは、可能な限りメールにてお願いいたします。重ねて、宜しくお願い申し上げます。

Madrid_2018_Vol.10|Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía _ Caixa Forum Madrid

国立ソフィア王妃芸術センター Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía

ポルトガルから通算5日目、マドリッドの二日目午前中にソフィア王妃芸術センター(Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía、MNCARS))へ現国王の母でフアン・カルロス1世の王妃ソフィアにちなんで名付けられた現代美術を中心にキュレーションされた美術館です。

旧館と新館の二つの建物から構成されていて、旧館でメインのサバティーニ館はイタリアの建築家フランチェスコ・サバティーニが設計した病院をリノベーションして美術館とし、2005年にフランスの建築家ジャン・ヌーヴェルの設計による新館が増築されています。新館は、大屋根によって生まれたセンターコート(中庭)、現代美術の企画展示室、ファウンデーションのバックオフィス、ライブラリー、カフェ、ミュージアムショップで構成されていて、センターコートを取り囲むように構成されています。 ピカソ、ダリ、ミロなど作品を数多く所蔵している事で有名であり、そのほとんどはサバティーニ館にあります。ピカソの代表作『ゲルニカ』は、プラド美術館別館から本美術館に移されていて、プラド美術館との棲み分けも図られています。

国立ソフィア王妃芸術センター新館 Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía。設計はジャン・ヌーヴェル。

国立ソフィア王妃芸術センター新館。薄くて巨大な大屋根が印象的な建築。

国立ソフィア王妃芸術センター新館 Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía。テーパーエッジの屋根の稜線が旧館のモールドと揃っていて美しい納まり。

国立ソフィア王妃芸術センター新館 Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía。巨大なサインボード。

国立ソフィア王妃芸術センター新館 Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía。左側がサインボード、右側が旧館。新館側は、この巨大な隙間から誘うように構成されています。

国立ソフィア王妃芸術センター新館 Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía。センターコート。巨大で厚みのあるトップライトと細くて規律のある柱の対比がドラマティックです。

国立ソフィア王妃芸術センター新館 Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía。センターコート。トップライトの明るさは建築のダークな色彩の影響もあって抑制された感じ。

国立ソフィア王妃芸術センター新館 Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía。旧館との対比。新館の大屋根がおおい尽くすような印象を生み出し、軒線と旧館に隙間を作ることで個としての建築のキャラクターを際立てています。このビューが個人的にはとても好きです。

タシットナレッジ(暗黙知)を逆手にとるような建築で、本来厚みのある部分を薄く細く、ボリュームの無い部分にボリュームを持たせるなど、対比による印象が強く残るように意識されたデザイン。印象的な大屋根も薄い軒線を生みだすためにテーパー構造になっていて、内側に入り込むほど厚みが増すように設計されています。この稜線とも言える薄さが肝で旧館のモールディングのラインと添わせ、若干の隙間を生む事で建築としての個のキャラクターを際立たせています。テーパー構造になると内側に厚みを取らないといけない(この部分にキャンテー構造で梁が内包されている)ため、トップライトの部分に厚みが現れヒューマンスケールを超えたダイナミックさを同時に生みだすことに成功しています。流石です。

国立ソフィア王妃芸術センター新館 Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía。新館のライブラリー。

国立ソフィア王妃芸術センター新館 Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía。展望エリアへ直行するエレベーター。

国立ソフィア王妃芸術センター新館 Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía。新館1Fのトイレ。

国立ソフィア王妃芸術センター新館 Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía。3F旧館との接合部

国立ソフィア王妃芸術センター新館 Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía。新館オフィスエリア

国立ソフィア王妃芸術センター新館 Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía。展望エリア

国立ソフィア王妃芸術センター新館 Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía。展望エリア

国立ソフィア王妃芸術センター新館 Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía。展望エリア

国立ソフィア王妃芸術センター新館 Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía。展望エリアから見た旧館

国立ソフィア王妃芸術センター新館 Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía。展望エリアから見たアトーチャ通り、アトーチャ駅舎。

国立ソフィア王妃芸術センター新館 Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía。展望エリア、オフィス側を眺める

国立ソフィア王妃芸術センター新館 Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía。展望エリア大屋根の厚みがいかに厚いかわかる部分。

国立ソフィア王妃芸術センター新館 Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía。旧館側から新館への接合部とそのサイン

国立ソフィア王妃芸術センター新館 Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía。旧館のコリドール。

国立ソフィア王妃芸術センター新館 Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía。

国立ソフィア王妃芸術センター新館 Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía。旧館のエレベーター。

国立ソフィア王妃芸術センター新館 Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía。旧館のエレベーター。

国立ソフィア王妃芸術センター新館 Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía。旧館の3Fのコリドール。ゲルニカが所蔵されているフロア。

国立ソフィア王妃芸術センター新館 Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía。新館側のエントランスチケットセンター。

国立ソフィア王妃芸術センター新館 Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía。旧館側のファサード。有名なビューです。

国立ソフィア王妃芸術センター新館 Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía。旧館側のファサード。有名なビューです。

元々病院ということもあり、窓から日差しが入る明るい旧館と大屋根に覆われた薄暗い新館という対比構図も面白く、通常殆どの人が旧館側からチェックインする事を考えると、名作に触れた後に新館に訪れる事で感じるダイナミックな印象は驚きをもって感じるはずです。

国立ソフィア王妃芸術センター
Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía
Calle de Santa Isabel, 52, 28012 Madrid, スペイン

カイシャ・フォーラム・マドリッド Caixa Forum Madrid

カイシャ・フォーラム・マドリッド Caixa Forum Madrid。スイス人建築家グループのヘルツオーク&ドムーロン Herzog & de Meuron

カイシャ・フォーラム・マドリッド Caixa Forum Madrid。スイス人建築家グループのヘルツオーク&ドムーロン Herzog & de Meuron。右側のバーチカルグリーンの建物は、別の建物。

スペインの大手銀行、カイシャ(Caixa)財団の文化施設がこのカイシャ・フォーラム。バルセロナ(こちらは磯崎新の設計で2015年の研修旅行で訪れています)に続き二件目の施設で、2001年より廃墟と化していたメディオディア電気公社の跡地を同社が購入し、展覧会などを行なう文化施設にコンバージョンしました。手がけたのはスイス人建築家ユニットのヘルツォーク&ド・ムーロン(Herzog & De Meuron)。東京だと青山のプラダが有名です。

界隈には前述の国立ソフィア王妃芸術センター、プラド美術館、ティッセン=ボルネミッサ美術館があり、点で結んだ時にその中心地に位置する絶好のロケーション。カイシャフォーラム自体が、時代やジャンルにとらわれずボーダレスなソーシャルデザインを社会に投げかけ、問題提起し、考察する事を主観においている施設なので、様々な企画展が催されています。面積2,000平米以上の敷地に、展示室、322席のホール、メディアライブラリー、講演会やその他の活動に使用できる複数の多目的ルーム、保存・修復工房、芸術作品倉庫があり、アートやソーシャルデザインのハブとして機能するように計画されています。

カイシャ・フォーラム・マドリッド Caixa Forum Madrid。スイス人建築家グループのヘルツオーク&ドムーロン Herzog & de Meuron。前庭にあるサイン。

カイシャ・フォーラム・マドリッド Caixa Forum Madrid。スイス人建築家グループのヘルツオーク&ドムーロン Herzog & de Meuron。

カイシャ・フォーラム・マドリッド Caixa Forum Madrid。スイス人建築家グループのヘルツオーク&ドムーロン Herzog & de Meuron。メディオディア電気公社の建築に積み増すするようにボリュームを加えた構造。

カイシャ・フォーラム・マドリッド Caixa Forum Madrid。スイス人建築家グループのヘルツオーク&ドムーロン Herzog & de Meuron。メディオディア電気公社の建築に積み増すするようにボリュームを加えた構造。反対面はこんな感じ。

カイシャ・フォーラム・マドリッド Caixa Forum Madrid。スイス人建築家グループのヘルツオーク&ドムーロン Herzog & de Meuron。メディオディア電気公社の建築に積み増すするようにボリュームを加えた構造。ディティール。

カイシャ・フォーラム・マドリッド Caixa Forum Madrid。スイス人建築家グループのヘルツオーク&ドムーロン Herzog & de Meuron。メディオディア電気公社の建築に積み増すするようにボリュームを加えた構造。一階部分は駐車場になっています。

カイシャ・フォーラム・マドリッド Caixa Forum Madrid。スイス人建築家グループのヘルツオーク&ドムーロン Herzog & de Meuron。メディオディア電気公社の建築に積み増すするようにボリュームを加えた構造。反対面。

カイシャ・フォーラム・マドリッド Caixa Forum Madrid。スイス人建築家グループのヘルツオーク&ドムーロン Herzog & de Meuron。2Fのチケットカウンターとミュジアムショップ。スケルトンの天井、アルミの階段でハイテックな印象。

カイシャ・フォーラム・マドリッド Caixa Forum Madrid。スイス人建築家グループのヘルツオーク&ドムーロン Herzog & de Meuron。階段部分。

カイシャ・フォーラム・マドリッド Caixa Forum Madrid。スイス人建築家グループのヘルツオーク&ドムーロン Herzog & de Meuron。2階のチケットカウンター。

カイシャ・フォーラム・マドリッド Caixa Forum Madrid。スイス人建築家グループのヘルツオーク&ドムーロン Herzog & de Meuron。1階のウェルカムウール的なリボンビジョン。

カイシャ・フォーラム・マドリッド Caixa Forum Madrid。スイス人建築家グループのヘルツオーク&ドムーロン Herzog & de Meuron。1階のウェルカムウール的なリボンビジョン。この日は企画展でウオーホルが開催していたので、このビジュアルが幾度となく映されていました

カイシャ・フォーラムのバルセロナと比べても、コンバージョンのボリュームを地階においてグランドライン(地上)から上は殆ど手付かず(見た目的には以前と変わらない)磯崎新プランに対して、マドリッドのヘルツオーク&ドムーロンのプランは真逆の上層階に積み増しし、建築としてのキャラクターとして表層的な差異を表現しています。

表層的な部分でしか建築の表現が難しくなっている現代建築においては、時間的コスト的な制約で地階のボリュームで勝負するよりも、このマドリッドのように上層に積み上げたほうが現実的で、かつユニークな表現が可能ではないかというトライアルの素養を感じます。ボリューム的にも国立ソフィア王妃芸術センター新館のような巨大でヒューマンスケールを超えたような建築ではなく、比較的コンパクトなので許されている部分はあるかもしれません。

ヘルツオーク&ドムーロンは、トライアルを思考しながら表現としての建築を都度都度、追求している感があるので、機会があれば他の建築をもっと見てみたいと思いました。

カイシャ・フォーラム・マドリッド Caixa Forum Madrid
Av. de Francesc Ferrer i Guàrdia, 6-8, 08038 Barcelona, スペイン

 

Lisboa / Porto / Madrid 2018 Reported by Futoshi Hirasawa

Lisboa 2018_Vol.01|Istanbu-Lisboa Aeroporto de Lisboa
Lisboa 2018_Vol.02|Chiado_Baixa Pombalina de Lisboa_Primeiro dia
Lisboa_2018_Vol.03|Mercardo da Ribeira_Álvaro Siza_Alfa Pendular
Porto_2018_Vol.04|Lisboa to Porto_Restaurante Casa Aleixo_Descobertas Boutique Hotel
Porto_2018_Vol.05|Historic Centre of Oporto_Casa de Musica
Porto_2018_Vol.06| Museu Serralves|Ponte Dom Luís I
Porto_2018_Vol.07|Livraria Lello _ O que eu vi na cidade do Porto
Madrid_2018_Vol.08|Artiem MadridLa ciudad de Madrid
Madrid_2018_Vol.09|
Hotel Puerta America
Madrid_2018_Vol.10|Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía _ Caixa Forum Madrid
Madrid_2018_Vol.11|El mercado de Madrid y la comida

Madrid_2018_Vol.09|Hotel Silken Puerta America

建築家、デザイナーの競演。ホテル シルケン プエルタ アメリカ。

マドリッドでの楽しみにしていた一つがこの「ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)」。場所的には中心地の中でもやや外れにありますが、メトロが充実しているマドリッドではあまり気にならないロケーション。ロケーション以上に、各エリアごとに異なるデザイナーを起用して競演しているその設えとファシリティーが最大の魅力です。ジョン・ポウソンが担当したレセプション&ロビー、クリスチャン・リアグレが担当したレストラン、実質2Fの1stフロアー全体と客室を手がけたザハ・ハディドなど他もノーマン・フォスター、ジャン・ヌーベル、ロン・アラッド、磯崎新、デイビッド・チッパーフィールド、マーク・ニューソンなど錚々たるメンバーが客室やパブリックスペースをデザインしています。建築実施設計とデザインマネージメントは、スペイン人のフェリペサエス・デゴルドア(SGAエステュディオ)が担当しています。多様性、価値観の解釈を自由に表現するため、各建築家やデザイナーに自由な裁量が与えられてデザインしておりテーマは「夢を見られる場所」。浮世離れということでしょうか。

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)のファサード。デザインは、ジャン・ヌーヴェル。

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)のファサード。デザインは、ジャン・ヌーヴェル。別角度で。

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)のファサードのディティール。全ての部屋にオーニングが付いています。日差しが強いスペインではお馴染みの仕様。

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)のフアプローチ脇。サインがかわいいです。AMERICAとあるのは、目の前の通りがアメリカ通りなので。

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)のレセプションロビー。デザインは、ジョン・ポーソンが担当。

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)の1Fレストラン。デザインは、フランス人のクリスチャン・リアグレが担当。

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)の1Fレストラン。デザインは、フランス人のクリスチャン・リアグレが担当。

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)のアプローチから見た、レセプションロビー。デザインは、ジョンポーソンが担当。

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)のレセプションロビーをレストランサイドから。デザインは、ジョンポーソンが担当。

ミニマムで端正な作風で「Theモダニズム」な印象の空間を設えたジョン・ポーソンのレセプションロビー。決して広くはないのですが、このホテルでもっとももてなしの接点になるエリアをジョン・ポーソンが担当したのは興味深く、印象的。他が浮世離れしすぎていますからね 笑。 クリスチャン・リアグレのレストランは、2Fのビュッフェエリアも含めてバーチカルに空間を捉えていて、全体的にオーセンティックな設え。コーディネートの質も高く安定しています。 ジャンヌーヴェルのファサードは、マドリッドの気候や陽気にマッチした彩度の高い鮮やかな印象ですが、オープンして13年たち少し褪せてしまった印象(笑)グラデーションが左右に広がっているので否が応でも目立ちます。

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)の1Fレストラン。デザインは、フランス人のクリスチャン・リアグレが担当

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)のビュッフェエリアもフランス人のクリスチャン・リアグレが担当

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)のビュッフェエリア。宿泊客以外もビュッフェ目的で外来客が来ます。

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)のビュッフェエリアのテーブルセット。

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)のビュッフェの食事。メニューも多様で食事が楽しいです。

 

1st Floor のZaha Styleへ。

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)の1st Floor のエレベーターホール前のシンボルライト。デザインはザハ・ハディド。

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)の1st Floor のエレベーターホール前のシンボルライト。デザインはザハ・ハディド。LEDのRGBで色彩変化します。

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)の1st Floor のエレベーターホール前のシンボルライト。デザインはザハ・ハディド。LEDのRGBで色彩変化します。

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)の1st Floor のエレベーターホール前のシンボルライト。デザインはザハ・ハディド。LEDのRGBで色彩変化します。

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)の1st Floor のエレベーターホール前のシンボルライト。デザインはザハ・ハディド。LEDのRGBで色彩変化します。反対側から。

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)の1st Floor の分岐点。左右の通路で部屋が分かれます。デザインはザハ・ハディド。

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)の1st Floor、部屋のドア。デザインはザハ・ハディド。コーリアン製で部屋のナンバーと在室の有無がバックライトで表示されます。

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)の1st Floor の128号室。デザインはザハ・ハディド。今回宿泊した部屋です。写真の露出的にはこの写真が現実に一番近いです。

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)の1st Floor の128号室。デザインはザハ・ハディド。このフロアーでもっとも多い平均的な広さの部屋。

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)の1st Floor の128号室。デザインはザハ・ハディド。直線がほぼないシームレスな空間はコーリアンとFRPでの造形。

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)の1st Floor の128号室。デザインはザハ・ハディド。窓側からドア側を見たビュー。

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)の1st Floor の128号室。デザインはザハ・ハディド。窓側からドア側を見たビュー。

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)の1st Floor の128号室。デザインはザハ・ハディド。ベッドボード。

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)の1st Floor の128号室。デザインはザハ・ハディド。収納もフューチャーな感じでかっこいいのですが、

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)の1st Floor の128号室。収納ですが完全に隠れず反対側は見えています。笑

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)の1st Floor の128号室。デザインはザハ・ハディド。トイレはザハデザインの便器でイタリア製。これは既製品ですが、自分のデザインという意味で徹底しています

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)の1st Floor の128号室。デザインはザハ・ハディド。バスルームとバスダブもシームレスにつながっており、足元がハレーションして怖かったです。笑

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)の1st Floor の128号室。デザインはザハ・ハディド。バスルームの洗面スペース。

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)の1st Floor の128号室。デザインはザハ・ハディド。バスルームの洗面スペース。

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)の1st Floor の128号室。デザインはザハ・ハディド。ベッドサイドボード。

ホテル・シルケン・プエルタ・アメリカ(Hotel Silken Puerta America)でも最も人気の高い1st Floorのデザインはザハ・ハディド。シームレスでザハらしいインテリアデザインです。ザハが手がけた事例だと、香港のジョッキーズクラブイノベーションタワー韓国ソウルの東大門デザインプラザ、南青山に昔あったニールバレットの旗艦店に続いて4件目の訪問。イノベーションタワーはあちらこちらで破綻していて少し残念でしたが、イノベーションタワーより前に竣工しているこちらの方が、空間としての破綻がなく施工精度もなかなか良いです。ザハのデザインは施工の力に左右されてしまいますからね。

今回宿泊した128号室も含め、部屋の狭さをシームレスな空間が解決していて開放感があります。矩形の空間であれば部屋の狭さを露骨に感じてしまうかもしれませんね。ホテル全体のデザインテーマ「夢を見られる場所」に期待を寄せれる作家ですし、期待以上にいい部屋でした。ただ、休息できるかというと、あまりに浮世離れしすぎていて長期間は泊まりたくないかもしれません(笑)

通常は景観性の悪さから避けられる低層階にザハやノーマンフォスターなど当代の建築家を起用して話題性を持たせ高層階に艶のある空間を作れる建築家や作家を起用するあたりも、全体のマネージメントの秀逸さをを感じます。セキュリティー上、他の客室フロアーにはアクセスできませんが、日に一回見学ツアーが組まれているので、全部見て見たい方はそちらを是非。

各フロアーの建築家、デザイナーのリストは下記の通り。

1st floor Zaha Hadid (ザハ・ハディド)
2nd floor Norman Foster (ノーマン・フォスター)
3rd floor David Chipperfield (デービッド・チッパーフィールド)
4th floor Plasma (エバ・カストロ、ホガー・ケーン)
5th floor Victorio & Lucchino (ビトリオ&ルチノ)
6th floor Marc Newson (マーク・ニューソン)
7th floor Ron Arad (ロン・アラッド)
8th floor Kathlyn Findlay (キャスリン・フィンドレー)
9th floor Richard Gluckman (リチャード・グルックマン)
10th floor Arata Isozaki (磯崎新氏) 
11th floor < Mariscal& Salas (ハビエル・マリスカル、フェルナンド・サラス)
12th floorとファサード Jean Nouvel (ジャン・ヌーベル)
※1st Floorが実質3階になります。

 

Lisboa / Porto / Madrid 2018 Reported by Futoshi Hirasawa

Lisboa 2018_Vol.01|Istanbu-Lisboa Aeroporto de Lisboa
Lisboa 2018_Vol.02|Chiado_Baixa Pombalina de Lisboa_Primeiro dia
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Madrid 2018_Vol.08|Artiem Madrid|La ciudad de Madrid

Hotel Artiem Madrid(ホテル アルティエム マドリッド)

ポルトからマドリッドへ到着したのが20:00過ぎで、この日はアドルフォ・スアレス・マドリード・バラハス国際空港からほど近いホテル アルティエム マドリッドに一泊することにしました。マドリッドで宿泊を予定しているシルケン プエルタ アメリカ ホテルが満室で翌日からでしか連泊できなかったこともありこちらへ。バジェットラインの低廉なホテルで、バックパッカーや出張などビジネストリップの宿泊客が多いホテルです。

ホテル アルティエム マドリッドのファサード

ホテル アルティエム マドリッドのファサード。翌日撮影。

ホテル アルティエム マドリッドのラウンジ。フリーのドリンクとフードバーが併設されていて24時間利用可能。お酒もあります。

ホテル アルティエム マドリッドのレセプション。

ホテル アルティエム マドリッド

ホテル アルティエム マドリッドのラウンジ。レセプションを挟んでラウンジとレストランが併設されています。

ホテル アルティエム マドリッド。フリーのドリンクとサンドイッチやサラダパックのフードバー。24時間利用可能。

ホテル アルティエム マドリッド。共用部のサインはアクリル切り文字。家具はIKEA。

ホテル アルティエム マドリッド。客室共用部の設え。いたって質素です。

ホテル アルティエム マドリッド。家具は全てIKEA。アートピースの一部を除いて家具やクッション、レストランのグラスまで全てIKEAでした。

ホテル アルティエム マドリッド。レストラン。ラウンジと書かれていますが昼間しか利用できません。

ホテル アルティエム マドリッド。レストランにてビュッフェの朝食。

ホテル アルティエム マドリッド。アメニティキット。グミまで入っています。

ホテル アルティエム マドリッド。客室のクロークは扉がなくバゲージがそのまま置けるように配慮されています。さりげないけどとても便利。

ホテル アルティエム マドリッド。客室の設え。例のごとく家具は全てIKEA。

ホテル アルティエム マドリッド。客室の設え。例のごとく家具は全てIKEA。

一晩の宿泊でしたが、見ての通りまだ新しく清潔で価格を抑えた旅行ではこの手のホテルがありがたいと思います。IKEAの家具を全面的に使い、ファブリックをうまくコーディネートしていて、ローコストだけど快適に泊まれるように配慮されています。特にマドリッドは全体的にホテルの値段が高いので、僕らのように観光で、目的のホテル(シルケンプエルタに宿泊する)が無ければ、この手のホテルでも十分です。空港から近いので、夜便での到着客を考慮してか、フードバーが24時間利用できるのも(味はともかく)良いです。

このホテルのウイークポイントは立地で、空港から近いということ以外だと駅から少し離れているのでその辺がストレスになりそう。

Hotel Artiem Madrid ホテル アルティエム マドリッド
Calle Juan Perez Zuñiga, 20, 28027 Madrid, スペイン
www.artiemhotels.com
+34 912 91 15 00

 

マドリッドの街へ La ciudad de Madrid

ホテル アルティエム マドリッドにほど近い ヴァリオ デ ラ コンセプション (Barrio de la Concepción)駅

ホテル アルティエム マドリッドにほど近い ヴァリオ デ ラ コンセプション (Barrio de la Concepción)駅

ヴァリオ デ ラ コンセプション(Barrio de la Concepción)駅の券売機。ここで、3dayのカードを買います。

マドリッドのメトロ全線で使えるトランスポルテスカード。1日、3日、7日、10日で購入できます。

ヴァリオ デ ラ コンセプション(Barrio de la Concepción)駅の案内板。

ヴァリオ デ ラ コンセプション(Barrio de la Concepción)駅のプラットフォーム。

ヴァリオ デ ラ コンセプション(Barrio de la Concepción)駅のプラットフォーム。

ヴァリオ デ ラ コンセプション(Barrio de la Concepción)駅のプラットフォーム。

ヴァリオ デ ラ コンセプション(Barrio de la Concepción)駅のプラットフォーム。

Intercambiador de Avenida América 駅の印象的な天井

Atocha(アトーチャ)駅の乗り換え通路。

サン・アントニオ・デ・ロス・アレマネス教会(Iglesia San Antonio de los Alemanes)近くの商店街

マヨール通りの土産物屋さん

マヨール通りの閉店した商店のファサード。

テアトロ・レアル近くの交差点

サン・ミゲル市場近くのアパートメントの窓

テアトロ・レアル近くのバル

テアトロ・レアルからサン・ミゲル市場へ向かう道中の坂

テアトロ・レアルからサン・ミゲル市場へ向かう道中の坂で見つけた館名用の照明

テアトル・レアル前のイサベル広場

アトーチャ駅のプラットフォーム。

ヴァリオ デ ラ コンセプション(Barrio de la Concepción)駅近くのアパートメント。

ホテル アルティエム マドリッド近くの有料トイレ。シンプルで清潔です。

ホテル アルティエム マドリッドをチェックアウトし、ヴァリオ デ ラ コンセプション(Barrio de la Concepción)駅から二駅隣のカタジーナ駅(Cartagena)で降り、シルケン プエルタ アメリカ ホテルに一旦チェックインし、荷物を預けてからマドリッド市内へ。

マドリッド二日間は、ソフィア王妃芸術センター(新館の設計がジャン・ヌーベル)、プラド美術館、カイシャ・フォーラム マドリッド(ヘルツオークドムーロン設計)、ネイヴァル美術館、サン・ミゲル市場やサン・イルデフォンソ市場などを廻りましたがこの辺は次回以降に。

Lisboa / Porto / Madrid 2018 Reported by Futoshi Hirasawa

Lisboa 2018_Vol.01|Istanbu-Lisboa Aeroporto de Lisboa
Lisboa 2018_Vol.02|Chiado_Baixa Pombalina de Lisboa_Primeiro dia
Lisboa_2018_Vol.03|Mercardo da Ribeira_Álvaro Siza_Alfa Pendular
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Porto_2018_Vol.06| Museu Serralves|Ponte Dom Luís I
Porto_2018_Vol.07|Livraria Lello _ O que eu vi na cidade do Porto
Madrid_2018_Vol.08|Artiem MadridLa ciudad de Madrid
Madrid_2018_Vol.09|
Hotel Puerta America
Madrid_2018_Vol.10|Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía _ Caixa Forum Madrid
Madrid_2018_Vol.11|El mercado de Madrid y la comida


 

Porto_Madrid 2018_Vol.07|Livraria Lello _ O que eu vi na cidade do Porto

世界一美しい書店 Livraria Lello レロ・イ・イルマオン

ポルトガル4日目はレロ書店から。レロ イ イルマオン Livraria Lello & Irmão は1869年創業の書店で、現在ある店舗は1909年に建て替えられたものです。外観も内観もはネオゴシックで過渡期の様式感がよく現れています。ファンタジーな雰囲気はインスタ映えすることもあり、観光客で賑わっています。

Livraria Lello レロ・イ・イルマオンのファサード

Livraria Lello レロ・イ・イルマオン。店内正面。

Livraria Lello レロ・イ・イルマオンの階段。ハリーポッターの世界観に影響与えています。

Livraria Lello レロ・イ・イルマオン。二階の吹き抜けを見上げる。

Livraria Lello レロ・イ・イルマオン。2階。入場制限がかかるほどの盛況ぶり。

Livraria Lello レロ・イ・イルマオン。二階から一階を見下ろす。

Livraria Lello レロ・イ・イルマオン。二階店内奥側から。

Livraria Lello レロ・イ・イルマオン。二階店内奥側、別アングル。

Livraria Lello レロ・イ・イルマオン。二階店内正面側。

Livraria Lello レロ・イ・イルマオン。一階店内奥側から。

この書店、書店としての普通に本の販売もしているのですが、現在は4ユーロの入場料を払って、荷物をコインロッカーに預けて入場する仕組み。本を購入すると入場料が払い戻されます。この書店を有名にしたのは「ハリーポッター」に登場した?からですが、厳密にはロケとしては使われていなくて、その世界観のモデルに引用したのが真意のようです。ハリーポッター作者であるJ.K.ローリングが執筆活動を行った時期によく通っていそう。

建築的には、ネオゴシックの影響を感じる彫刻があちらこちらに散りばめられ、階段も非常に凝った造り。ポルト歴史地区の外側にあるので世界遺産そのものには登録されていませんが、この時代の空気感をそのまま伝える設えは一見の価値があります。

Livraria Lello レロ・イ・イルマオン 
R. das Carmelitas 144, 4050-161 Porto, ポルトガル
電話: +351 22 200 2037

 

ようこそポルトガル食堂へ掲載店 Adega e Presuntaria Transmontana II 

Adega e Presuntaria Transmontana II  アデガ イ プレズンタリア トランスモンターナ2の外観

Adega e Presuntaria Transmontana II  アデガ イ プレズンタリア トランスモンターナ2のサイン

Adega e Presuntaria Transmontana II  アデガ イ プレズンタリア トランスモンターナ2の店内。

Adega e Presuntaria Transmontana II  アデガ イ プレズンタリア トランスモンターナ2でオリーブの先付とポートワイン、POCAS

Adega e Presuntaria Transmontana II  アデガ イ プレズンタリア トランスモンターナ2のオリーブとなんとか豆のスープ

Adega e Presuntaria Transmontana II  アデガ イ プレズンタリア トランスモンターナ2のタコときのことベビーレタスのアレンテージョ。超絶の美味しさ

ランチとして食事に行ったAdega e Presuntaria Transmontana II  アデガ イ プレズンタリア トランスモンターナ2は、ハムと腸詰が名物のポルトガル料理店。近くにポルトーワインのワイナリーがあるので、ポルトーワインの品揃えも豊富です。朝食から時間があまり経っていなかったので、大ぶりのアレンテージョのみ注文しましたが、あまりに美味しくて感動。よく煮込まれていて体に優しい美味しさです。このレストランは夜遅くまでやっているので、本来なら夜に来た方が良かったかもと少し後悔しました。

Adega e Presuntaria Transmontana II
(アデガ イ プレズンタリア トランスモンターナ2)
Av. de Diogo Leite 80, 4400-111 Vila Nova de Gaia, ポルトガル
m.facebook.com
+351 22 375 8380

 

街で見かけたものあれこれ。O que eu vi na cidade do Porto

人懐っこい海鳥、シーガル。リベイラ広場にて。

博物館のサインを兼ねたオブジェ。フローレス通りにて。

分別用のごみ収集所。漬物の樽みたいで可愛いです。メトロ カーサ デ ムジカ駅近くにて。

壁画と古い建物のコントラストが情緒を生み出していて素敵。メトロ カーサ デ ムジカ駅近くにて。

スコップのオブジェ。セラルヴェス現代美術館にて。

最初何かな?と思ったけど自転車スタンド。添わせて止めるタイプ。セラルヴェス現代美術館にて。

自転車スタンド。添わせて止めるタイプ。いいアイデア。セラルヴェス現代美術館にて。

この手の仮設のレストランがドウロ川沿いに軒を連ねています。

様々な廃材を利用して作られているウサギのオブジェ。素晴らしいクオリティ。Adega e Presuntaria Transmontana II の近くで。

こちらは古タイヤを再利用したオブジェ。Adega e Presuntaria Transmontana II の近くにて。

仮設レストランのコンテナタイプ。列車のようですが、手前の部分がキッチンスペースで合理的な造り。ドウロ川にて。

Aeroporto Francisco Sá Carneiro ポルト国際空港からマドリッドへ

Aeroporto Francisco Sá Carneiro ポルト国際空港のアプローチ。

Aeroporto Francisco Sá Carneiro ポルト国際空港の航空会社のサイン。

Aeroporto Francisco Sá Carneiro ポルト国際空港。とてもハイテックでストラクチャブルな建築デザイン。

Aeroporto Francisco Sá Carneiro ポルト国際空港のエアーヨーロッパのゲート。

Aeroporto Francisco Sá Carneiro ポルト国際空港。エアーヨーロッパでマドリッドへ向かいます。十数年ぶりのレシプロ機。

Aeroporto Francisco Sá Carneiro ポルト国際空港。今回のバゲージはリモワを二つ。ワインと缶詰を大量に買ったお陰で手荷物追加料金が大変なことに。。

二泊のポルト建築・食巡りもあっという間に終わり夕方のエアヨーロッパ、マドリッド便に乗るためAeroporto Francisco Sá Carneiro(ポルト国際空港)へ。ポルトの中心地からタクシーで20分程度。ポルトーマドリッドは飛行機で1時間半でとても近く、エアーヨーロッパもLCC並みの運賃なのでとても気軽に行き来できます。ただ、持ち込み荷物の重量制限に引っかかり、追徴された手荷物料金が大人一人分の運賃だった(笑)というオチ付きでした。

ポルトは、街の情緒が素晴らしく建築的にも見所が多いのでシザやソウト デ モウラに限らず楽しめると思います。初めてきた街ですが次は雨のあまり降らない夏に来たいです。

そんな感じで、ポルトガルを後にしスペイン・マドリッドへ。

 

Lisboa / Porto / Madrid 2018 Reported by Futoshi Hirasawa

Lisboa 2018_Vol.01|Istanbu-Lisboa Aeroporto de Lisboa
Lisboa 2018_Vol.02|Chiado_Baixa Pombalina de Lisboa_Primeiro dia
Lisboa_2018_Vol.03|Mercardo da Ribeira_Álvaro Siza_Alfa Pendular
Porto_2018_Vol.04|Lisboa to Porto_Restaurante Casa Aleixo_Descobertas Boutique Hotel
Porto_2018_Vol.05|Historic Centre of Oporto_Casa de Musica
Porto_2018_Vol.06| Museu Serralves|Ponte Dom Luís I
Porto_2018_Vol.07|Livraria Lello _ O que eu vi na cidade do Porto
Madrid_2018_Vol.08|Artiem MadridLa ciudad de Madrid
Madrid_2018_Vol.09|
Hotel Puerta America
Madrid_2018_Vol.10|Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía _ Caixa Forum Madrid
Madrid_2018_Vol.11|El mercado de Madrid y la comida

Porto_ 2018_Vol.05|Historic Centre of Oporto_Casa de Musica

メトロ、カーサ・デ・ムジカ駅(Casa de Musica Station )。チャンネルサイン。

メトロ、カーサ・デ・ムジカ駅(Casa de Musica Station )ソウト・デ・モウラの設計

カーサ・デ・ムジカ(Casa de Musica )ソウト・デ・モウラの設計。

メトロ、カーサ・デ・ムジカ駅(Casa de Musica Station )ソウト・デ・モウラの設計

Casa de Musica(カーサ デ ムジカ)レム・コールハース のホワイエのカフェ。

カフェには、音楽関係者か建築巡礼者のいずれかで、大抵はカメラで見分けがつきます。笑

Casa de Musica(カーサ デ ムジカ)の階段のサイン

Casa de Musica(カーサ デ ムジカ)のエレベーターホール

Casa de Musica(カーサ デ ムジカ)のメインホール

Casa de Musica(カーサ デ ムジカ)のレセプションエリアのサイン

ポルト大学建築学部。設計はこの学部の教授でOBでもあるアルヴァロ・シザ

ホテル近くのリベイラ広場(Praça Ribeira)

歴史地区の街並み

ポルト歴史地区の街並み

世界遺産、ポルト歴史地区の街並み(Historic Centre of Oporto)

ポルトガル3日目は、あいにくの雨でしたがホテルからサンベント駅に向かう道中の歴史地区の散策からスタートしました。世界遺産に指定されているポルト歴史地区(聖グレゴリウス聖堂、大聖堂、ポルサ宮、聖フランシスコ聖堂などを含む旧市街地)とHistoric Centre of Oporto, Luiz I Bridge and Monastery of Serra do Pilarは英文の正式名称の通り、橋、セラ・ド・ピラール修道院を含むエリアを指します。

ドン・ルイス一世とドウロ河

ホテル近くのリベイラ広場(Praça Ribeira)

リベイラ広場(Praça Ribeira)を街側から眺める。

ポルト歴史地区の街並み

ポルト歴史地区の街並み

ポルト歴史地区の街並み

カトリックの教会、Igreja da Misericórdia

ポルト歴史地区の街並み。イスラムに占領されたこともある街だけに、アラベスクっぽいタイルで装飾された建物も散見します。

フローレス通り(Rua das Flores)の標識

ポルト歴史地区の街並み。フローレス通り。

アルメイダガレット広場から、サン・ベント駅舎を眺める。

サン・ベント駅のプラットフォーム

世界でもっとも美しいといわれる駅とも言われるサン・ベント駅。その理由は駅舎内の壁画。

写真の「セウタ攻略」をはじめとするポルトガル史上の名場面が2万枚のアズレージョと呼ばれる装飾タイルによって描かれているため。

サン・ベント駅のピラー。こちらはアラベスクっぽい感じ

サン・ベント駅のプラットフォーム

雨でしたが、このエリア全体が世界遺産に指定されていることもあり、建物は古くアッシュな雰囲気で、快晴の時の風景とはまた異なった街の表情が見れます。街全体はゴシック様式で建てられた建築が後世になってバロック様式にコンバージョンされていたり、ロマネスクの作法も垣間見れて、ポルトがたどった歴史が垣間見れます。

僕が愛用しているカメラ(FUJIFILM X-Pro1とX-E3)でXシリーズの宣材写真でポルトの風景が使われていたこともあり、このカメラを選んだのですが(笑)そのコントラストは、この写真でも伝わるかなと。

メトロ駅、カーサ・ダ・ムジカ。ソウト デ モウラ 設計。

メトロ、カーサ・ダ・ムジカ駅(Casa da Musica Station )ソウト・デ・モウラの設計。

メトロ、カーサ・ダ・ムジカ駅(Casa da Musica Station )ソウト・デ・モウラの設計

メトロ、カーサ・デ・ムジカ駅(Casa de Musica Station )は、ポルト出身のプリツカー賞受賞者、ソウト・デ・モウラの設計によります。アルヴァロ・シザの一番弟子でもあるのですが、作風に関してはモダニズムのシザに対して、ソウト・デ・モウラはモダニズムの基本路線を守りつつ多様性があります。ちなみにポルト・メトロの新駅のいくつかをソウト・デ・モウラが手がけており、カーサ・デ・ムジカ駅もその一つ。

メトロ、カーサ・ダ・ムジカ駅(Casa da Musica Station )。チャンネルサイン。

メトロ、カーサ・ダ・ムジカ駅(Casa da Musica Station )。二つの円筒形のボリュームが天窓になりプラットフォームへ光を誘います。

メトロ、カーサ・ダ・ムジカ駅(Casa da Musica Station )の待合所。カーサ・デ・ムジカの最寄駅+バスターミナルの機能も

メトロ、カーサ・ダ・ムジカ駅(Casa da Musica Station )の入り口とサイン

メトロ、カーサ・デ・ムジカ駅(Casa de Musica Station )の地階導入エントランス

この駅の場合、レム・コールハース設計のCasa de Musicaの最寄駅と長距離バスのターミナル機能も兼ね備えていて、一つの建物に二つの機能があります。大きな円のトップライトが印象的でシンプルな大屋根のモダンな建築です。

メトロ、カーサ・デ・ムジカ駅(Casa de Musica Station )
設計:ソウト・デ・モウラ
29, Av. da França 256, 4050-256 Porto, ポルトガル
www.metrodoporto.pt
+351 914 667 072

Casa de Musica(カーサ デ ムジカ)レム・コールハース 設計

Casa de Musica カーサ デ ムジカの外観

Casa da Musica (カーサ ダ ムジカ)は、ポルトがEU文化首都(2001年)に定められたことを記念して建設された、ポルトガル初のスタジオや研修施設を兼ね備えた総合音楽施設です。設計は、国際指名コンペを勝ち得たレム・コールハース+OMA。この時の審査員に地元出身のアルヴァロ・シザが務めています。完成当初(2005年)から多くの建築メディアに取り上げられた有名な建築であり、秀逸なアイデアが散りばめらています。

Casa da Musica(カーサ ダ ムジカ)レム・コールハース 外観。メトロ駅側から見えてくるビュー

Casa da Musica(カーサ ダ ムジカ)レム・コールハース 外観。反対側から。

Casa da Musica(カーサ ダ ムジカ)レム・コールハース 。建物前の広場。オニキスが敷き詰められています

Casa da Musica(カーサ ダ ムジカ)レム・コールハース。敷地の形状に起伏があり起伏の下に駐輪場などを計画。

Casa da Musica(カーサ ダ ムジカ)レム・コールハース 外観。背面側を見上げたビュー

Casa da Musica(カーサ ダ ムジカ)レム・コールハース 外観。反対側のビュー

Casa da Musica(カーサ ダ ムジカ)レム・コールハース 外観。この面が正面。ボリュームに安定感があり、個人的に一番好きな建築面。

外観はコンクリート打ち放しの多面体で、どのビューから見ても同じ形状が現れません。日本の建築で多い、コンクリートの精密感のようなものは皆無で割と大雑把な仕上げ。この辺は、ザハ設計の香港のジョッキーズクラブインベストタワーのエントランスと同じ印象。同時に建築は何十年使っていく都市の資産ですから、経年後の見え方や街との共生を果たしていくかという命題もあります。そういう意味で、このCasa de Musicaは経年変化も悪くなく、施設的にも上手く機能していて、違和感がありません。建築は新築よりも経年後の方が本質が見えます。

Casa da Musica(カーサ ダ ムジカ)レム・コールハース のホワイエのカフェ。

カフェには、音楽関係者か建築巡礼者のいずれかで、大抵はカメラで見分けがつきます。笑

Casa de Musica(カーサ デ ムジカ)。壁面の形状がダイナミックに内外を繋げます

Casa da Musica(カーサ ダ ムジカ)カフェの天井。軽量下地にポリカーボでスケルトンを覆い隠しています

レセプションカウンターに向かう階段。アルミの踏面と蹴上がシームレスに繋がっています。

Casa da Musica(カーサ ダ ムジカ)の階段のサイン

Casa da Musica(カーサ ダ ムジカ)のエレベーターホール

1Fのカフェで休憩してから上層階に上がって見学したのですが、野心的なチャレンジも多く、この頃のコールハースの勢いのようなものを感じます。コールハースも凄いですけどこの施工に関わった施工関係者も大きな情熱を持って取り組んだ感じが伝わってきます。

Casa da Musica(カーサ ダ ムジカ)のメインホール

Casa da Musica(カーサ ダ ムジカ)のメインホールのアルミの階段。

Casa da Musica(カーサ ダ ムジカ)のメインホールの階段のディティール。痺れる納まりです。

Casa da Musica(カーサ ダ ムジカ)のメインホールのサイン

Casa da Musica(カーサ ダ ムジカ)のメインホールを正面から眺める

Casa da Musica(カーサ ダ ムジカ)のレセプションエリアのサイン。サインがドアの見切りに関係なく設置されていて、余程こだわったのかと。笑

Casa da Musica(カーサ ダ ムジカ)のレセプションエリアの壁面

Casa da Musica(カーサ ダ ムジカ)のレセプションエリアの壁面。別角度

Casa da Musica(カーサ ダ ムジカ)のレセプションエリアの壁面。別角度でさらに。

Casa da Musica(カーサ ダ ムジカ)のレセプションエリア。チケット売り場。

Casa da Musica(カーサ ダ ムジカ)のレセプションエリア。チケット売り場。別角度で。天井はカフェと同じ納まり。

Casa da Musica(カーサ ダ ムジカ)のレセプションエリアから上層階へアクセスするダイナミックな階段

Casa da Musica(カーサ ダ ムジカ)のレセプションエリアのカーペット。細かいグレーチングの間に起毛されたようなカーペット

Casa da Musica(カーサ ダ ムジカ)のメインホール

Casa da Musica(カーサ ダ ムジカ)のメインホールのオブジェ

建築のボリュームに呼応する空間の設えは、とてもダイナミックで野心的な造り。CADの断面ビューポートを駆使しないとデザインできないような複雑なプランニングを試みていて、アグレッシブなチャレンジはディティールを見れば一目瞭然です。無機質な素材を多用し、既視感を打ち消す努力が垣間見れる建築を審査員のアルヴァロ・シザがどのように評価したのか審査員評を知りたくなりました。

Casa da Musica カーサ・ダ・ムジカ
設計:レム・コールハース
Av. da Boavista 604-610, 4149-071 Porto, ポルトガル
www.casadamusica.com
+351 22 012 0220

ポルト大学建築学部 アルヴァロ・シザ

ポルト大学建築学部。設計はこの学部の教授でOBでもあるアルヴァロ・シザ

ポルト大学建築学部。白いボリュームが林立するストイックな建築。

ポルト大学建築学部。どの建物も陽光が差し込み明るさが室内に増幅される設計。

ポルト大学建築学部。建築のボリュームと開口部の見え方が連携している巧みな設計

ポルト大学建築学部。ポルトガル最大の大学であり、この大学のOBで教授のアルヴァロ・シザが手がけています。今回の旅で、ポルトガルで二つ目のアルヴァロ・シザ設計の建築物です。シザが標榜する「その土地にないもの、足りないものを建築で補う」建築で、場所も決して便利ではないポルトの郊外にこの施設を建てる上で、起伏に富んだ地形をうまく利用しながら建築と地形が溶け込み、建物はシークエンスで連なる集合体ようなプランニングを試みています。土地の不合理感を建築で解消しているわけです。事前申し込みができなかったので外観のみですが、実直でシザらしい建築群です。

ポルト大学建築学部
Via Panorâmica Edgar Cardoso 215, 4150-564 Porto, ポルトガル
www.fa.up.pt
+351 22 605 7100

 

Lisboa / Porto / Madrid 2018 Reported by Futoshi Hirasawa

Porto_2018_Vol.04|Lisboa to Porto_Restaurante Casa Aleixo_Descobertas Boutique Hotel

ポルトガル二日目。リスボンから古都ポルトへ。Restaurante Casa Aleixoの食事。

特急アルファ・ペンドゥラールでポルトの主要駅カンパーニャ駅への到着が20:00。ホテルにチェックインする前にあらかじめ調べていたレストランCasa Aleixoへ。ようこそポルトガル食堂へで紹介されていてとても気になっていたのですが、海産料理で有名で名物はタコのリゾット。カンパーニャ駅から徒歩で8分。このお店に限らずですが、レストランの夜の開業は20:00前後が多いので、ノーゲストの状態で入店できました。

カンパーニャ駅からCasa Aleixoへ向かうとこんな感じの街並み。

Casa Aleixoのソパ(スープ)。ひよこ豆中心のお豆とお魚のだしが効いています。

Casa Aleixoのタコのカルパッチョ

Casa Aleixoのタコのカルパッチョ。

Casa Aleixo。お肉のようですが、マグロのグリル。これも美味しかった。

Casa Aleixoのチーズとフルーツ。

Casa Aleixoのタコのリゾット。だしがとても効いていて美味しゅうございました。

Casa Aleixoの店内。

とても有名店なのですが、食事は平均以上で美味しく、近所の人も多かったです。日本人や中国人の観光客が多いせいか専用メニューもあり迷いません。ワインリストは食事に合わせてあるので、リーズナブルに選べます。家庭的な良店です。

Restaurante Casa Aleixo
Rua da Estação 216, 4300-030 Porto, ポルトガル
www.restaurantealeixo.com
+351 22 537 0462

ポルトの宿、Descobertas Boutique Hotel

Descobertas Boutique Hotelのファサード。

ポルトの宿はドゥエロ川のほとりにあるリベイラ広場(Praça Ribeira)に面したDescobertas Boutique Hotel(デルコベルタス・ブティック・ホテル)。折角なので世界遺産地域であるこのあたり(Historic Centre of Oporto)でということで選びました。エリア全体が世界遺産して区域なので、至る所に車両乗り入れ制限用のオートゲートが設置されていて、住民以外は車の乗り入れも制限されています。路面が痛むのを防ぐためだそうです。

Descobertas Boutique Hotelの目の前の路地。

Descobertas Boutique Hotel(デルコベルタス・ブティック・ホテル)のレセプション

Descobertas Boutique Hotel(デルコベルタス・ブティック・ホテル)ラウンジ。古い倉庫をコンバージョンしたコンパクトなホテル。

Descobertas Boutique Hotel(デルコベルタス・ブティック・ホテル)ラウンジ。

Descobertas Boutique Hotel(デルコベルタス・ブティック・ホテル)。3Fから上が部屋に割り当てられていて、このような吹き抜けに。

Descobertas Boutique Hotel(デルコベルタス・ブティック・ホテル)。3Fのみカスタマー用のラウンジがあります。

Descobertas Boutique Hotel(デルコベルタス・ブティック・ホテル)。3Fのみカスタマー用のラウンジがあります。

Descobertas Boutique Hotel(デルコベルタス・ブティック・ホテル)。2Fのレストラン。

Descobertas Boutique Hotel(デルコベルタス・ブティック・ホテル)。2Fのレストラン。

Descobertas Boutique Hotel(デルコベルタス・ブティック・ホテル)。2Fのレストラン。

Descobertas Boutique Hotel(デルコベルタス・ブティック・ホテル)のビュッフェ。キッシュやナタなども。

Descobertas Boutique Hotel(デルコベルタス・ブティック・ホテル)。2Fのレストランからラウンジが見下ろせます。

Descobertas Boutique Hotel(デルコベルタス・ブティック・ホテル)。部屋の設え。

Descobertas Boutique Hotel(デルコベルタス・ブティック・ホテル)。部屋の設え。

Descobertas Boutique Hotel(デルコベルタス・ブティック・ホテル)。部屋の設え。

Descobertas Boutique Hotel(デルコベルタス・ブティック・ホテル)。部屋の設え。

コンパクトで典型的なバジェットラインのブティックホテルです。ポルトに限らず、ポルトガルはコンパクトなホテルが多い割に設えが徹底していて、ツーリストのこともよく考えてつくられています。このホテルがあるエリア全体が世界遺産のして区域ということで外観に関しては相当の規制があるのですが、その分インテリアの設えに関しては各ホテルとも力を入れていて差別化を図っています。

ここに関していうと、建物のヘリテージ(歴史)をストラクチャーを生かすことで感じられるようになっていて、とても好感が持てます。狭いですが短期間の宿泊であれば十分快適です。

Descobertas Boutique Hotel(デルコベルタス・ブティック・ホテル)

-22,, R. da Fonte Taurina 14, 4050-029 Porto, ポルトガル
+351 22 201 1473

 

Lisboa / Porto / Madrid 2018 Reported by Futoshi Hirasawa

Lisboa_Porto_Madrid 2018_Vol.03|Mercardo da Ribeira_Álvaro Siza_Alfa Pendular

バカリャウ ア ブラス

リベイラ・ノーヴァ市場の

リベイラ・ノーヴァ市場の

リベイラ・ノーヴァ市場の2Fからフードコートを眺める。

リベイラ・ノーヴァ市場の2F

リベイラ・ノーヴァ市場の2Fホリゾンタルから覗くとこんな感じ。

オリエンテ駅

オリエンテ駅

オリエンテ駅

Gare do Oriente

オリエンテ駅

オリエンテ駅

オリエンテ駅

オリエンテ駅

アルファンデガ通り。

アルファンデガ通りを西に

アルファンデガ通りを西に

アルファンデガ通りを西に

アルファンデガ通りを西に

アルファンデガ通りを西に

アルファンデガ通りを西に

アルファンデガ通りを西に

アルファンデガ通りを西に

リベイラ・ノーヴァ市場 Mercardo da Ribeiraのファサード。

2014年にリニューアル・オープンし、

リベイラ・ノーヴァ市場 Mercardo da Ribeiraのファサード

リベイラ・ノーヴァ市場 Mercardo da Ribeiraのファサード

リベイラ・ノーヴァ市場 Mercardo da Ribeiraのファサード

のフードコート。

リベイラ・ノーヴァ市場のフードコート。

リベイラ・ノーヴァ市場のフードコート。

リベイラ・ノーヴァ市場のフードコート。

Pizza a Pezziのキッチン。

ポルトガルの伝統料理をモダンにアレンジしたレストラン、ミゲルカストロシルヴァ。

ポルトガルの伝統料理をモダンにアレンジしたレストラン

アルファンデガ通りを西に。リベイラ市場へ

リスボン二日目は、ホテルから徒歩でリベイラ市場へ。ホテルからコメルシオ広場を通過してアルファンデガ通りを西に向かいます。

アルファンデガ通り

アルファンデガ通り。名所を巡る専用の観光トラム。

アルファンデガ通り。この日は快晴で気持ちの良い朝。

アルファンデガ通り。名所を巡る専用の観光トラム。赤色が目印。

アルファンデガ通りに面しているPraça do Município(市役所広場)とCamara Municipal de Lisboa(市役所)

アルファンデガ通りにあった穀物店。様々な豆を売っています。

アルファンデガ通り沿いの商店。

アルファンデガ通りに面したカトリックの教会、Igreja do Corpo Santo

アルファンデガ通りを西に。ゴシック様式の街並み。

アルファンデガ通り。Duque da Terceira Statueのテルセイラ公爵の銅像。

アルファンデガ通りのDuque da Terceira Statue付近のロココっぽい街並み。

アルファンデガ通りを西に。アレクリン通りを眺める。市場までもう少しです。

リベイラ・ノーヴァ市場 Mercardo da Ribeira

リベイラ・ノーヴァ市場 Mercardo da Ribeiraのファサード。

リベイラ市場(Mercado Da Ribeira)は、1882年開設の市場。リスボン市内の有名レストランを招致して2014年にリニューアル・オープン。フード・コートとして賑わっています。生鮮食品の市場は、営業時間が違うため訪れることはありませんでしたが、フード・コートは、夜遅くまで営業しており、色々な料理が楽しめる食事処として観光客に人気です。

リベイラ・ノーヴァ市場 Mercardo da Ribeiraのファサード。1882年当初のものです。

リベイラ・ノーヴァ市場。Time Outという名のフードコート。

リベイラ・ノーヴァ市場のフードコートTime Out。真ん中にフードコート、取り囲むように市場が配置されています。

リベイラ・ノーヴァ市場のフードコートTime Out。コート内の真ん中は客席で若干のキオスク、取り囲むようにコンパクトな調理室を併設した飲食店が軒を連ねています。

リベイラ・ノーヴァ市場のフードコートTime Out。天高があり開放的です。

リベイラ・ノーヴァ市場のフードコートTime Out。圧巻の広さ。

リベイラ・ノーヴァ市場のフードコートTime Outにあるピザ屋 Pizza a Pezzi。トリュフときのこのピザ。衝撃の美味しさ。

ポルトガルの伝統料理をモダンにアレンジしたレストラン、ミゲル カストロ シルヴァのキッチン

ポルトガルの伝統料理をシンプルにアレンジしたレストラン、ミゲル カストロ シルヴァ。

ポルトガルの伝統料理をモダンにアレンジしたレストラン、ミゲル カストロ シルヴァ。のバカリャウ ア ブラスとパシュテイシュ デ バカリャウ(干しダラのコロッケ)。

このアラームで注文した食事を取りに行きます。

昼食は、ミゲル カストロ シルヴァのバカリャウ ア ブラスとパシュテイシュ デ バカリャウ。そしてPizza a Pezziのトリュフときのこのピザ。炭水化物祭りですが(笑)この後歩く予定があるので気にせず食事を楽しみました。バカリャウ ア ブラスは干しダラとポテトと玉ねぎの卵綴じの料理で、安定の美味しさ。ポルトガルは乾物や缶詰が発達していて、いたるところにバカリャウが登場します。

リベイラ・ノーヴァ市場のフードコート外側にあるマーケットエリア。

リベイラ・ノーヴァ市場の2Fにあるレストランセカンドホーム。

リベイラ・ノーヴァ市場のホリゾンタル。

リベイラ・ノーヴァ市場のメインエントランス。

リベイラ・ノーヴァ市場の2Fからフードコートを眺める。

リベイラ・ノーヴァ市場の2Fの多目的スペース。

リベイラ・ノーヴァ市場の2Fのホリゾンタル。下がエントランスになっています。

リベイラ・ノーヴァ市場の2Fホリゾンタルから覗くとこんな感じ。

リベイラ・ノーヴァ市場のようなリノベーションして生まれ変わる市場は、ポルトガルやスペインにはとても多く、二年前に研修旅行で訪問したバルセロナのサンタ・カタリーナ市場も然りで、観光名所としての期待がたぶんに大きいのですが、トラベラーファーストに作られており、夜遅くまで食事が摂れます。結果、地元の人にも重宝され色が活性されて行くわけで、この辺のお作法は築地や日本の市場も取り入れてほしいし、築地も移転新築ではなく、リノベーションで解決して欲しかったです。

リベイラ・ノーヴァ市場
481,, Av. 24 de Julho, 1200-109 Lisboa, ポルトガル
www.cm-lisboa.pt
+351 21 346 1199

オリエンテ駅 Gare do Oriente

オリエンテ駅 Gare do Orienteのファサードライン

サンタアポローニャ駅。オリエンテ駅とは対照的な、ネオゴシックの駅舎。

サンタアポローニャ駅のコンコース。ここから一駅、オリエンテ駅に向かいます。

オリエンテ駅に向かう車中で。

リベイラ市場からホテルに戻り、荷物をピックアップしてオリエンテ駅へ向かいました。オリエンテ駅は1998年に開催されたリスボン万博の会場、パルケ・ダス・ナソンイス地区に計画されました。開業も万博に合わせた1998年で、駅舎はサンティアゴ・カラトラバとスペインのゼネコンNESCO(現在のAcciona)の手によるもの。オリエンテ駅はリスボンメトロ レッドラインやポルトガル鉄道の近郊列車や長距離列車が乗り入れる起点駅で、ポルトへはここから向かいます。将来、スペインからの高速鉄道も繋がるそうです。

オリエンテ駅。印象的な構造屋根。

オリエンテ駅。エントランスのキャノピー。

オリエンテ駅。キャノピーの中。とんぼの羽のような印象。

オリエンテ駅。コンコースは構造美が美しいですが南北のアクセスが悪く一度は迷います。

オリエンテ駅のコンコース内にあるカフェ屋台

オリエンテ駅。天蓋構造。夜はローケルビンのライトアップで線香花火のような演出がなされます。

オリエンテ駅。天蓋構造。夜はローケルビンのライトアップで線香花火のような演出がなされます。

カラトラバ節炸裂のような彼らしい構造美の駅舎ですが、東西の導線を優先するがあまり、駅の軸線に対して東西のアクセスがとても悪く、インフォメーションセンターや特急アルファ・ペンドゥラールの切符売り場が西側のみにあったりと、ツーリストにはちょっと酷な駅です。それを差し引いて建築的には見所が多く、駅前から見たビューは圧巻です。日本にも緻密で日本の構造美を表現した駅が地方にはたくさんありますが、空港や駅はツーリストにとってその国を感じることができるタッチポイントですから、どんどん増えて欲しいです。

オリエンテ駅 Gare do Oriente
Parque das Nações

EXPO.98  ポルトガル パビリオン

EXPO.98リスボン万博のポルトガルパビリオン。設計はアルヴァロ・シザ。

これを見にリスボンにきたと言っても過言ではない、EXPO.98リスボン万博のポルトガルパビリオン。設計はアルヴァロ・シザ。ポルトガル建築界の重鎮です。シザを最も有名にした仕事の一つであるポルトガルパビリオンは、EXPO閉催後に解体せず計画途中から「施設として恒常的に使用する」事を前提に計画されています。この建築を決定づけている幅58m×長さ65mの巨大なケーブル・ルーフ(吊り屋根)に覆われた、セレモニアル・プラザと呼ばれる広場は、セレモニー会場としての機能を求めつつ、厚み20cmのコンクリートの屋根は、素材に似合わない柔らかな印象を与えています。

EXPO.98リスボン万博のポルトガルパビリオン。シザらしい端正な造り。

EXPO.98リスボン万博のポルトガルパビリオン。海側から見たビュー。

EXPO.98リスボン万博のポルトガルパビリオン。絶妙なたるみ加減。笑

EXPO.98リスボン万博のポルトガルパビリオン。角度によってたるみ加減が絶妙なのがわかるかと思います。

EXPO.98リスボン万博のポルトガルパビリオン。ワイヤーを束ねたケーブルがエクステンションになっているんですね。

EXPO.98リスボン万博のポルトガルパビリオン。筑後20年経つので経年変化はありますが、この大屋根のおかげで、子供達は雨の日でも思いっきり遊べます。

EXPO.98リスボン万博のポルトガルパビリオン。正面より。

EXPO.98リスボン万博のポルトガルパビリオン。正面より。角度をつけて撮影。

EXPO.98リスボン万博のポルトガルパビリオン。正面より。角度をつけて寄ってみる。

EXPO.98リスボン万博のポルトガルパビリオン。正面より。角度をつけてもっと寄る。

EXPO.98リスボン万博のポルトガルパビリオン。先ほどと反対側のアングル。

EXPO.98リスボン万博のポルトガルパビリオン。管理棟。

EXPO.98リスボン万博のポルトガルパビリオン。管理棟。

第2のエリアとしては、14000㎡の建物があり、ギャラリー、レストラン、レセプションホール、事務室などを備えています。外壁とパティオに面した壁に規則的に穿たれた窓から、各部屋に自然光を取り込まれ、河岸には柱廊があります。周辺環境を弁えつつ、軽やかさと重厚さを兼ね備えていてとても美しい建築です。

シザは、お弟子さんともいうべきソウト デ モウラとの協働で2000年に開催されたハノーファー国際博覧会でもポルトガルパビリオンを担当しています。ポルトガルをいかに世界に知ってもらえるかを担うのがパビリオンアーキテクチャーですから、やはりこのリスボン万博での成功がとても大きく、彼の名声を確定したと言えます。

EXPO.98 Portugal Pavilion(リスボン万博 ポルトガルパビリオン)
Esplanada Dom Carlos I s/nº, 1990-005 Lisboa, ポルトガル
www.oceanario.pt
+351 21 891 7000

パルケ・ダス・ナソンイス地区(Parque das Nações)

NOWO (Sede)の社屋

リスボン科学博物館(Pavilhão do conhecimento)

リスボン科学博物館(Pavilhão do conhecimento)

リスボン科学博物館(Pavilhão do conhecimento)

通信会社の社屋。Teleperformance Portugal – Oceanário

リスボン水族館。建築はピーター・シャーメイエフの設計。水槽は水景クリエイター天野尚の手によります。

リスボン水族館。建築はピーター・シャーメイエフの設計。水槽は水景クリエイター天野尚の手によります。

CASINO LISBOA

CASINO LISBOAの行先サイン。

パルケ・ダス・ナソンイス地区は、1998年に開催されたリスボン国際博覧会の跡地を中心に開発されたオフィス街や商業施設、住宅街などから構成された新興エリアで2012年に新しい行政区として誕生しました。

万博開催後の1990年代に大規模な街づくり開始され、商業地区の中心施設としてオリエンテ駅に隣接するヴァスコ・ダ・ガマ ショッピングモールや国際見本市会場などが建てられています。万博当時の施設で残存しているリスボン水族館や既出のポルトガルパビリオンは今でも人気の観光地です。

特急アルファ・ペンドゥラールでポルトへ。

オリエンテ駅。特急アルファ・ペンドゥラール。ジョルジェット・ジウジアーロが設計したイタリアのフィアット(現アルストム)のETR460ペンドリーノがベース車両。

オリエンテ駅に預けていたバゲージをピックアップし、特急アルファ・ペンドゥラールの一等車(グリーン車)でポルトへ向かいます。3時間半の旅。

特急アルファ・ペンドゥラール。LEDサイン。レトロな見せ方ですが、単色でかっこいいです。

ホテル前の売店で購入したポルトーワイン、FERREIRA。紙コップはご愛嬌ですが、これで気分を盛り上げます。

特急アルファ・ペンドゥラールの一等車の車内。2席と1席の配列でシートワイドが広く、テーブルも広いのでビジネストリップでも快適です。

ポルト、カンパーニャ駅。

特急アルファ・ペンドゥラールの先頭車。落書きが切ない感じ。

ポルト、カンパーニャ駅の駅舎。到着が20:00すぎでした。

特急アルファ・ペンドゥラールは、ポルトガルの南北を走る高速列車。一般軌道も流用しているので、高速走行と低速走行があり、イメージとしては山形新幹線のような感じ。新型車両ということもありますが、車内のインテリアはジウジアローらしく洗練されていて、水戸岡鋭治さんの特急つばめを彷彿とさせます。車内はとても快適ですし、これなら一等車(4500円位/1人)という値段もリーズナブルに感じました。

次回からポルト編です。

 

Lisboa / Porto / Madrid 2018 Reported by Futoshi Hirasawa