青山へある人のフラワーアートのエキシビジョンを見に行ってきました。でそこそこ見たところでIDEE-cafe、PRADA経由で表参道へ。天気が良かったこともあって、デジカメ持った若い子達でごった返していました。IDEE-cafeは久しぶりに立ち寄って食事したのですが、この時期はテラスを開放していることもあって食事していて気持ちがよいですね。ショートケーキが絶品でした。PRADAは、中で買い物している人よりも外で建物眺めている人の方が多かった(笑)。今シーズンのコレクションは、色々なチャレンジをしていてバック一つとっても素材と色の組み合わせが楽しいアイテムが
多いですね。

PRADA ビルで言うとその度肝を抜く意匠で話題になっていますが、PRADAが仕掛ける旗艦店プロジェクト(Epicenter Project)の一環で造られたもので、旬の建築家と組んで建物からPRADAというブランドバリューを高めようとする試みです。第一弾としてオランダ人建築家レム・コールハース率いる「OMA」の手によるNYCのSOHO店(これはリノベーションで新装)をオープンさせ話題になりました。この東京でのプロジェクトではスイス出身の建築家「ジャック・ヘルツォーク」と「ピエール・ド・ムーロン」によるユニット”ヘルツォークド・ムーロン”を起用しています。構造設計と施工は竹中工務店。斜め格子構造という剛性の強い構造は、地震国・日本ではあまり向かないとされていますけど基礎に設けた免震技術で”デザイン性を損なわない”建物に仕上がったと聞いています。外側から見た感じでは解りませんが、興味深いエピソードです。

建物を外側で見ている人が多かったと書きましたが、この建物が出来た背景を知る意味でも、建物の中にも入って商品を見たりさわったりして、PRADAが何を建築家に求めたかを知ることって大切だと思うんですよ。外側から見ているだけでは意図って解らないと思いますし。商品を見ても旧来のPRADAのイメージから意欲的に変化している感じがしますし、その意欲的な部分が建築でも感じられると思います。

世界有数のブランドストリートになってしまった青山、表参道界隈ですが同時に建築家の競演も楽しめます。あとは来年1月に竣工する安藤忠雄設計の「表参道ヒルズ」が待ち遠しい感じでしょうか。。