知見という名の結晶体。
入浴装置を軸としたリハビリテーション機器の老舗総合メーカー酒井医療の展示ブース。日本で初めて近代理学療法機器を開発し、135年に渡り研鑽してきたマインドを「CUT&CRYSTALLIZATION」の造形に託した。
医療に用いる外科刀や剪刀の制作からスタートした酒井医療の原点「研ぐ、削る(CUT)」を準えながら、その技術力から近代理学療法機器を開発し、水療養機やメディカルフィットネスへと繋がる技術と集約された知見を「CRYSTALLIZATION(結晶体)」に見立て、シンボリックに表象化した。知見を支える135年の歴史は尺寸(=135寸=4422mm)の高さとして置き換えられ、ヘリテージとして可視化している。
アイコニックな造形ながらモノコック&モジュール化による分解可能な構造は、運搬・保管を容易にし、リユースが可能である。スタンドモジュールとして多展開させることで環境&展示コストの軽減を計った。
アートディレクション・デザイン _ Designcafe™ 平澤 太
プロダクトディレクション _ スリーライト 山中亮介
プロダクション _ Designcafe™ ・スリーライト
クライアント _ 酒井医療株式会社
撮影 _ 小渕喜幸
カテゴリー _ 展示会ブースデザイン・イベントブース・展示会装飾・トレードショー
ロケーション _ 東京都・東京ビッグサイト
2015年10月開催。36平米(sqm)4小間
Category: Exhibition Stand / Exhibition Booth Design
Location: Tokyo/JAPAN
Art Direction / Design: HIRASAWA FUTOSHI / Designcafe™
Product Direction: YAMANAKA RYOSUKE / Threelight
Production: Designcafe™ / Threelight
Client: SAKAImed
Photo: OBUCHI YOSHIYUKI