平澤太

Designcafe™ の主宰者、平澤太のブログです。デザイン考、ライフワーク、インサイト、旅行などを不定期に綴っています。

Hong Kong 2014 Vol.5|好吃的吃飯(A delicious meal)

今回は、香港の食事の事。旅行の楽しみの一つに食事がありますが、香港の飲茶が大好きで、これだけは何回行っても変わりません。ただ、野菜が少ない香港で、炭水化物ばかり取ってしまうと確実におデブちゃんになってしまう訳で、香港渡航前後の摂生が不可欠です w そんな感じで今回の食事をご紹介。

 
一點心  One Dim Sum
旺角運動場道15號京華大廈地舖1-2號 →Map A
Shop 1 & 2, G/F, Kenwood Mansion, 15 Playing Field Road, Prince Edward
Phone 2789 2280
10:00-0:00

日本語で書くなら「一点心」となりますが、そのまま点心のお店です。今回ホテルの朝食はとらず、すべて香港の朝食を普通に食べに行ったのですが、トリップアドバイザーで調べたこのお店は最高。場所は太子駅(Prince Edward st)から歩いて5分くらい。僕らはMon Kok east St.から歩いて行きましたが10分掛からないくらいで着きました。 朝でも並ぶ事必須なので、オープン前に着いて並ぶのが無難。並ぶ前にお店の人に声をかけて順番票を貰ってから並ぶと、自分の番になったときに呼び出してくれます。順番票を貰わないと永遠に順番が回って来ないので w 確実に貰いましょう。

今回の香港で頂いた点心ではここが抜群に美味しかったです。腸粉(右の写真)もちもちの皮にぷりぷりの海老が入ったものとポットライスが抜群に美味しかった。二人で行っても5品あればお腹いっぱいなので、良く吟味して、廻りで先に頂いている人を観察しながら真似て選ぶのもいいかも(これ、僕はよくやります。)どちらかと言うと、日本人含めた海外の人でも堪能出来る味付けと言うか、無難な感じだけど何食べてもはずれ無しでリーズナブルなのでお薦めですよ。


強記鶏粥海鮮酒家 
ADD: 沙田大涌橋路20-30號河畔花園地 →Map B
Phone: 2646-0928
07:00-26:00

沙田のリーガルリバーサイドホテルの近くにある、有名なお粥店。といってもなぜか「地球に歩き方」には載っていないのですが w 現地情報で名物のお粥が美味しいと聞き、行ってきました。ちなみに僕が今回泊まったホテルからタクシーで5分くらい。公団のような団地街の中にあり、周辺には似たようなお店が沢山あるのですが、ここだけは混んでいました。名物は鮑と鶏肉のお粥で、4人くらいで取り分けるサイズと1人前単品サイズの二種類あって、僕らは単品で注文

名物のおかゆ「鮑と鶏肉のお粥」は→のこれ。このお店に限らず、メニューが漢字オンリーで日本語に無い漢字も多いので「鮑、鶏、粥」とか断片的に筆談で伝えるといいと思います。このお店に限って言うと英語はNGでした w このおかゆは、とても薄味で中に入っている鶏肉に塩分が入っているので交互に食べると良いみたいです。 このお粥と併せて、お店前方入り口側で派手に展開している飲茶キッチンへ、好きな点心やらを物色しておかずをゲットしました。 

これが飲茶キッチン。香港ではこういったスタイルの他に籠を積んでワゴン販売するお店もあったりしますが、何れにしても中身を確認して、お店のおばちゃんにチェックしてもらえばOK。大抵は伝票にチェックするスタイルなので安心ですね。漢字が読めればの話ですが・・w 10種類近い点心を料理していて、「これが欲しい」的なジェスチャーをすると、おばちゃんが出来上がりの良いものを選んで渡してくれます。とても親切。。

腸粉や海老の餃子などを頼みましたが、味は可もなく不可もなくで w おかゆ以外は特筆するものはないかもしれません w あと野菜料理が少ないです。香港の飲茶は基本朝食ですし、淡白な味付けなので仕方が無いかもしれませんね。でもローカルフード感がお店全体に漂っていて、筆談しながら笑顔で接客してくれたおばちゃんの印象(とても親切で優しく教えてくれましたよ)もあってとても満足でした。 


ClassiFied

香港 上環蘇豪荷李活道108號 →Map C
Shop 1, G/F 108 Hollywood Road Sheung Wan Hong Kong
Phone: +852 2525 3454 
classifiedfood.com‎

既に紹介済みですが、香港島のハリウッドロードにあるカフェ。デッシュが豊富で、様々なカフェ飯が頂けるお店で人気です。香港島は坂の連続で、上に上がるほど険しいので文武廟 (Man Mo Temple)のような山の中腹のお寺だと一度は休憩したくなります。このお店、見ての通り明らかに観光客が多くメニューも英語でわかり易いので、注文の難易度は飲茶よりも低いかもしれません。僕らはお茶しただけですが、エッグとベーコンのデッシュが美味しそうでした。パスタもあるし、ワインも並んでいたので、夜も使い勝手が良さそうですね。


意大利餐廳 Osteria Ristorante Italiano at Holiday Inn Golden Mile
M floor, Holiday Inn Golden Mile, 50 Nathan Road, Tsim Sha Tsui →Map D
Phone: 2369-1010

Holiday Inn Golden Mileに入っているイタリアンレストラン。連日の飲茶&香港料理にさすがに飽きてしまい、最終日の夜に行ったお店です。オステリアですが、空間の設えもユニークでカジュアル。お値段的にはそれなりですが、丁寧にアレンジされたおいしいイタリアンが頂けます。ここでは鴨肉のグリルと濃厚トマトソースのペンネなどを堪能しました。10年前とかだとこの手のお店が少なかったような気がするのですが、もう東京と遜色無いですね。

香港の場合、ローカルフードでは野菜が少ないので、野菜をおおめに採りたいとなるとイタリアンとか他の料理に求めるしか無い様です。連日炭水化物ばかりだと偏るし、さすがに飽きてしまいます。この辺は昔も今も変わらないですが、より多国籍でクオリティーの高い料理を提供するお店がここ十年で劇的に増えました。飲茶の合間には、国際都市ならではのフュージョン・キュイジーヌを探すのも楽しみが増えていいですね。。

 


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HongKong 2014 Reported by Futoshi Hirasawa

Hong Kong 2014 Vol.1|沙田 (Sha Tin)〜旺角 (Mong Kok)
Hong Kong 2014 Vol.2|荷李活道 (Hollywood Road )〜文武廟 (Man Mo Temple)
Hong Kong 2014 Vol.3|港景街〜山頂 (The Peak)
Hong Kong 2014 Vol.4|天水園 屏山文物徑 (Ping shan heritage trail)〜元郎 (yung long)
Hong Kong 2014 Vol.5|好吃的吃飯(A delicious meal)
Hong Kong 2014 Vol.6|番外編:旅グッズ

Hong Kong 2014 Vol.4|天水園 屏山文物徑 (Ping shan heritage trail)〜元郎 (yung long)

香港のヘリテージに興味があったので、元郎(ユンロン)から天水園の間にまたがる散歩道”屏山文物徑 (Ping shan heritage trail)”にチャレンジしてきました。普通は、元郎から行くようですが僕らは天水園から逆コースで。付近には、1000年以上前に中国大陸から移住してきた「原居民」と呼ばれる人々が作った建築物が多く残されており、建物をみながら散歩できるように整備されています。かしこまったコースではなく、普通の古住居街を見て回るような感じです。

大きな煉瓦造の建物は「上璋圍」とよばれる、この付近に住んでいた鄧氏(地元の名士)が築いたもので、煉瓦の壁の中に住居があります。今でも普通に住居として使われており、一般のお宅なので観光客の立ち入りは禁止されています(・・がそれとは知らずに入って写真を撮ってしまいました。住民の方にシャイシェイ言って w ごめんなさい)青煉瓦で創られた典型的な中国南部の住宅で外側は外敵から守れるように構築する客家の様式も色濃く感じます。佇まいがあって、なかなかいい感じですが、路地は迷路のように狭く、入り組んでいるので初めて入ると居場所がわからなくなりそうです。 この辺りは一帯が古い街並が残っているのですが、全て今でも使われていて管理が行き届いている感じ。この辺は同じ中国でも、例えば朱家角とかとはだいぶ違いますね。

次に訪問したのが、鄧氏宗祠(右写真)と愈喬二公祠。鄧氏というのはもともとこの辺りに住んでいた一族で地元の名士だそうです。その祖先を祭っているのが鄧氏宗祠。となりにある愈喬二公祠は瓜二つの建物ですが、こちらは学校として使われたいたとのこと。確かに作りがそれとなくなっています。ちなみに訪れた時は旧正月の準備で追われていたようで、飾り付けに余念がありませんでした。 壁のブリックはフェイク(笑)アッシュブルーの壁に目地の線が引かれていたのはご愛嬌でしょうか・・

この鄧氏宗祠。鄧氏の家系譜によると1550年に建立されたと記録が残っているそうで、三進両院式(三つの部屋と二つの中庭から成り立つ建物)の伝統的な様式建築。法定遺跡にも指定されており、香港内に残る三進両院式の建造物の中ではもっとも壮大な規模を誇ります。正門の両側に鼓台があり、そこに建つ二つの柱で屋根を支えており、建物内の梁の上には色鮮やかな彫刻や縁起がよいとされる動物たちが多数描かれ、中国の伝統的芸術を見ることができます。 二公祠の方は、16世紀に鄧氏第十一代世祖、鄧世賢とその弟、世昭により建立されました。古来より集落内の師弟を教育する学校として利用され、1931~1961年の30年間は「達徳学校」という学校がこの建物を使用していました。正門の石額によると、建物は1875~1908年に大規模な修復が行われたそうです。

最後は、屏山鄧族文物館 (Ping Shan Tang Clan Gallery)へ。鄧氏宗祠からは歩いて約10分ほど、屏山、元朗を見渡すことができる小高い丘の上に建っています。1899年に建てられた屏山警察署を改築した資料館で、鄧氏に残る古文書、纏足や服の数々が所狭しと飾られていて、中世から近世に掛けての(ちょうど清の時代)の貴重な資料が見学できます。資料館の裏手には元朗を見渡すことができる休憩所があり、眼下にはまるでトーチカのような亀甲墓が広がります。

そんな感じの屏山文物徑でしたが、なかなか見応えがあって良かったです。帰りはバスで元郎駅まで行き、そこで軽くお茶して、マッサージをしに九龍へ w さすがに三日目に歩き回ると足腰に来ます・・この辺の事はまた今度。次は食事の事を書きます。

 


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Hong Kong 2014 Vol.3|港景街〜山頂 (The Peak)

二日目は午後はビクトリアピーク(The Peak)を目指して、香港島のスターフェリー前のバス(15C番の乗り場)で向かいました。タクシーでもピークトラムでも良かったのですが、バスの高い座席位置から景色を見てみたかったからです。ちなみにバス停はスターフェリーを降りて右手のバスターミナルにあります。バス停にはそれぞれ行き先と料金がわかりやすく表示されているので明解です。ちなみに香港のバスはつり銭が出ないので要注意。ビクトリアピークについて、香港ナビからの引用ですが・・

『ビクトリア・ピーク』とは、イギリスのビクトリア女王にちなんで名づけられた、夜景を展望するためのエリアの名称ですが、香港島の中では一番高い山で標高が552メートルあります。『ビクトリア・ピーク』は、香港では簡単に『山頂(The peak)』と呼ばれていますが、実際の頂上は無線塔で締められていて、展望できるエリアは少し下がった所に位置しています。そこにはピークトラムが走っていて終着駅には、展望台のある『ピークタワー』やショッピングモールの『ピーク・ギャレリア』などがあります。

 The Peakに着いたのが16時過ぎ。そこから近場を散策して、ピークタワーの下のCafeで休憩したりして、日が沈むのを待ちました。写真を見ていただければわかると思いますが、今回の香港は、スモッグが酷くて1km先が霞がかるような状態。香港の人も相当警戒しているようですが、中国から流れてくる訳ですからどうしようも出来ずで、ただただ「夜景が綺麗に見えますように・・」と祈るだけでした w

 結果は写真の通り。完璧でした

 

 
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