デザイン研修旅行

Designcafe™ からのお知らせ。プレスリリースなど。

2018年海外研修に伴う休業のお知らせ

株式会社デザインカフェ デザイン研修旅行2018年。台湾。

クライアントの皆様、取引先の皆様。いつも大変お世話になっております。 Designcafeでは、クリエイティブのインプットの場として、2012年より海外にて研修を行っており、7回目の今年は台湾(台北、宜蘭、台中)に5泊6日の日程で行って参ります。華山1914文創園区を初めとしたクリエイティブシティとして集積力とセンス溢れるショップやホテルが並ぶ台北、地元出身の建築家が市民と一緒になって街のコミュニティーを生み出している宜蘭、オペラハウスや中堅都市としての活気溢れる台中を巡ってきます。


つきましては、下記の日程をお休みとさせていただきます。皆様には、大変ご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解ご配慮頂けますよう宜しく御願い申し上げます。

研修日程:2018年11月12日(月曜日)〜11月18日(日曜日)

休業期間中にメールにて頂きましたご質問やご意見への回答は、2018年11月19日以降でご連絡させていただきますので、ご了承下さい。 進行中・進捗中のプロジェクトに対してのレスポンスは、可能な限りメールにてお願いいたします。重ねて、宜しくお願い申し上げます。

Helsinki / Porvoo 2017 Reported by Mayu Tanaka

2017年の定例研修先 フィンランド・ヘルシンキ&ポルヴォー。田中真優のレポート。

01_HELSINKI CITY

デザイン研修旅行記:田中真優のレポート (1)

前年のベトナムに続き、私にとっては 2 度目となる研修 旅行。今回はフィンランドの首都ヘルシンキへ。 羽田空港から福岡へ乗り継ぎ約 10 時間のフライトを予定 していたが、思いもよらぬアクシデントが続き、到着し たのは 1 日遅れの現地時間で夕方ごろ。航空会社に振り 回され心身共に疲れていたはずの私だったが、ヘルシン キ中央駅を出て広場から街の景色を見渡すと胸が弾んだ。 ヘルシンキの建築は、中世・モダニズム・現代建築が入 り乱れており、AALTO 設計で 1969 年に完成したアカデ ミア書店の隣には密接するように前時代の建築が建つが、 違和感は全く無い。この国では、建築・家具・ファブリッ ク等全てに対して “美しくあるべき” という思想が強い ように感じた。街の至る箇所に掲げられた広告でさえ、 そつがなく、暮らしの隅々にセンスの良さが滲んでいた。

 

02_STUDIO AALTO

デザイン研修旅行記:田中真優のレポート (4)

ヘルシンキ中心部から 4 番トラムに乗り込むこと約 20 分。 STUDIO AALTO は閑静な住宅街に位置していた。 積まれたレンガに白く塗装を施した外壁は自然豊かなこ の街の景色に溶け込み、素朴な安らぎを感じさせた。建 物の中へ入ると、程なくしてガイドツアーがスタート。 未だに生活感漂う温もりある食堂を始めとし、2 階の真っ 白な壁に囲われた仕事場、中庭が覗けるゆったりとした 空間のホールの順に案内して頂いた。STUDIO AALTO は、どの部屋にも必要最低限の照明器具 しか取り付けられておらず、あとは建物を取り囲む木々 を通り抜けた自然光がやわらかく空間を照らす。 採光のために随所取り付けられた大きな窓からは豊かな 自然が覗き、ここでは働く上での楽しさ、豊かさについ て考えさせられた。

 

03_AALTO HOUSE

デザイン研修旅行記:田中真優のレポート (3)

SUTUDIO AALTO から歩くこと約 10 分。 「植物は建築の一部」と語る AALTO が嘗て自宅兼仕事場として腰を据えていた AALTO HOUSE は、青々と生い茂 る緑に囲われ、それら自然の一部の様にして建っていた。 日本の建築や文化を賞賛していたと知られる AALTO。1 階にあるリビングと仕事場とを緩やかに隔てる引き戸 や、収納棚などからは日本の伝統建築の影響が見られた。 2 階へ上がると暖炉のあるリビングを囲うように、寝室・ 子供部屋・ゲストルームへと繋ぐ扉が並ぶ。 この階は完全なるプライベートな空間となっていた。 長く暗い冬が続くフィンランド。 そんな気候の中で、昼中の自然光を可能な限り取り込も うという、仕事と暮らしの境なく生活する AALTO の工夫 がふんだんに施された安らぎの空間であった。

 

04_PORVOO

デザイン研修旅行記:田中真優のレポート (2)

ヘルシンキ中心部からバスに乗り込むこと約 1 時間。 時間が経つにつれ、バスから覗く風景が青々と生い茂る 緑で覆われてゆくのを眺めながら、自分が今遠い異国に いることを忘れてしまう程の安らぎを感じた。 街へ着くと、バスターミナル近くのマーケット広場へ。 突然降り出した通り雨から逃げるように、まずは昼食を とった後、下には緩やかに川が流れる橋を渡り旧市街へ。 丘の上に建つ大聖堂、川沿いに建ち並ぶ赤い倉庫、クラ フト感溢れる小店の数々、パステルカラーの外壁が目を 引く住宅街。私がまず一番に思い描くフィンランドのイ メージは、この街並みの景色のようであると再認識した。 穏やかな時間が過ぎるこの街では、暮らす人々も皆また 同じように穏やかで、私の目に映る PORVOO の街をより 一層魅力的に感じさせた。

 

Helsinki / Porvoo 2017 Reported by Futoshi Hirasawa 

 

Helsinki / Porvoo 2017 Reported by RIE SAKUMA

2017年の定例研修先 フィンランド・ヘルシンキ&ポルヴォー。佐久間理恵のレポート。

STUDIO AALTO(アアルトのアトリエ)

ヘルシンキの中心地から4番トラムに乗って、郊外のムンッキニエミへ。1955年に建てられたアアルトのアトリエは、静かな住宅街の中にあります。 よく見ていないと気付かないほど、通りからの外観は周りの環境に溶け込んでいます。 ガイドツアーまで時間があったので、先に中庭の方に回り込んで散策しました。アアルトらしい曲線の外壁と階段状の中庭が印象的でした。 増築部分の食堂からガイドツアーがスタートし、製図室やミーティングスペース、アトリエなどを順番に紹介してくれます。 英語だったので少しでもわかる単語を聞き取ろうと必死でしたが、とても丁寧な説明だったように思います。

アアルトのデザインした家具や照明器具などが置かれ、建築だけにとどまらず幅広くデザインを手がけていたことが体感できる空間。 手前はパイミオチェア。アアルトの代表作である「パイミオのサナトリウム」のためにデザインされたアームチェア。 曲木の曲線が美しく、また、結核患者が楽に呼吸できるよう人間工学的な面も考慮されたデザインだそうです。

この空間はアアルトのアトリエとして、来客との打合せのほか、実験空間としても使われていたようです。 様々な照明器具が吊るされていたり、もっともアアルトらしい丸いトップライトがあったり。 階段右手の手すりのある壁はテーパー壁の実験だったようです。

スタッフたちのアトリエ/製図室は、光がふんだんに取り込まれ、とにかく明るいという印象を受ける空間。 遠近感を強調するために、奥に向かって先細りするような平面プランにしたという話は興味深かったです。 当時の製図道具なども残されていて、原始的とも言えるこの平行定規で図面を描いていたのかと感心してしまいました。

ミーティングスペースにはこちらにもアアルトお得意のトップライト。 このミーティングスペースでは、間接照明のような役割を果たしています。

食堂/キッチンは、赤いギンガムチェックのカーテンと、帆布の光天井が印象的でした。 柔らかな光が心地良い空間を作り出しています。 キッチンの窓から見える外の緑が気持ち良く、窓台のタイル貼りがアクセントになっています。

 

THE AALTO HOUSE(アアルト自邸)

アアルトのアトリエから歩いて10分ほどの場所で、こちらも周りとなじむような自然な佇まいの建物で、1936年に完成しました。 白いレンガとダークカラーの木板貼りの外壁は、夏の鮮やかな緑にもよく映えていましたが、雪景色を背景としても美しいだろうなと思いました。 自邸においても、家具や照明器具、細部に至るまで「アアルト・デザイン」が散りばめられていて、豪邸でなくとも豊かで温かな空間です。 アアルトがここで家族と生活をし、仕事をしていた姿をすぐ目の前に想像できるようで、もともと私の好きな建築家の1人ですが、 実際に暮らしていた家を体感することで、ますます親近感が湧きました。

リビング。スタジオを見学した時にも感じましたが、室内から見る外の景色の切り取り方が意識されていて、このリビングからも庭の緑を贅沢に楽しむことができました。 また、日本建築の影響も受けていたというアアルトは、この自邸にもその要素を取り入れています。 すだれのようなロールスクリーンや、ふすまのような木引戸は違和感なくインテリアとして取り入れられています。

2F家族のリビング。この写真、アアルト自邸でのお気に入りの一枚。 暖かく、優しい空気が充満しているような家族団らんの場でした。 あらゆるところにアアルトらしさが散りばめられた空間。

中庭側の外観は、リビングから見える緑の壁面は、ツタで覆われたスタジオの外壁です。 緑があってこそ、より魅力が生まれる外観だと思いました。

アトリエ内のアアルトのデスク。2面開口で自然に囲まれ、とても気持ちの良い見晴らしです。 まさに「特等席」という言葉がふさわしいスペース。

 

FINLANDIA TALO(フィンランディアホール)

アルヴァ・アアルトの設計で、1971年に完成したコンサートホール/会議場です。 プライベートイベントのため、外観の見学のみになってしまったのが残念でした。 いつかまた必ず、ゆっくり訪れたい場所の一つです。

KAMPIN KAPPELI(カンピ礼拝堂)

2012年に完成した、人々が心を休めるための礼拝堂で、フィンランドのK2S 設計事務所が設計しました。 木材が積み重なった特徴的な外観が、街中で存在感を発揮しています。 礼拝堂内部も木に包み込まれるような空間が広がっていますが、やはりこちらでも天窓からの光が優しく降り注いでいます。 アアルトの建築やこの建物に限らず、ヘルシンキの建築を見ていると冬の貴重な太陽光を最大限に生かすために、 自然光の取り込み方や光の使い方がよく意識されていることが感じられます。

KIASMA(国立現代美術館キアズマ)

アメリカの建築家スティーブン・ホールが設計コンペを勝ち取り、1998年に完成しました。 ヘルシンキの街の中では少し異質なようにも感じますが、この周辺に文化施設が集まっている環境を考えると、 現代美術館という役割を果たしている建築なのだと思います。 周りの広場や中のカフェは人が集うことを意識した空間のようでした。

 

PORVOO(ポルヴォー)

ヘルシンキから足を伸ばして、バスで1時間ほどのポルヴォー。 フィンランドでは2番目に古い街であり、旧市街を歩くとパステルトーンの可愛いらしい街並みや、 中世の面影そのまま、手作り感満載な建物を楽しむことができました。 もともと貿易の街として栄えた街で、川岸に建ち並んでいた赤い外壁の倉庫群はそのまま建物を残し、 今ではアンティークショップやカフェとして利用されています。

ポルヴォー大聖堂 街のシンボルとも言える大聖堂は どこを切り取っても可愛らしい外観で、 ポルヴォーの街の歴史を感じる建物でした。 良い意味で洗練されすぎず、 北欧のおおらかさがよく表れています。 ランダムに並べられた窓や、 手仕事の跡の残るディテールが印象的でした。

赤い倉庫群 ポルヴォーといえばこの景色。 この日は天気が悪く、思いのほか寒かったですが、 真夏だったらとても気持ちの良い水辺の景色を 楽しむことができたと思います。

ポルヴォー・カラーコレクション 外壁と窓枠、建具の色の組み合わせが様々で、 飽きることなく散策できます。

 

Helsinki / Porvoo 2017 Reported by Futoshi Hirasawa 

 

 

Helsinki / Porvoo 2017 Vol.07 | Suomalainen keittiö / フィンランドでの食事

juuri ユーリ Helsinki

juuri ユーリのエクステリア

到着初日の夕飯は、僕らが泊まったホテル、GLO HOTEL Artから歩いて6分くらいの、デザインディストリクト内にある「juuri ユーリ」で 。フィンランド版タパスのような提供の仕方で、タパスの数でコースのお値段が変わるしくみです。使用する食材はフィンランド国産のものにこだわっており、その中でもできるだけ小規模生産農家から直接仕入れをすることを実践しています。日本的に言えば「地産地消」にこだわったレストラン。トリップアドバイザーの評価が高く、迷わずリザーブしました。

juuri ユーリの店内

juuri ユーリの店内。地下にも客席があります。

juuri ユーリの店内。

地ビールで乾杯

シンプルなメニュー。4つのタパスコースから選びます。

前菜のスープ

最初に運ばれてきたのは2種類のパンとバター。フィンランドといえば黒パン

メインディッシュ。ブラッドソーセージ、スペルト麦とサワークリーム添え。

謎のコロッケ。多分鱈のすり身。

ブルーベリーのシャーベット

メインディッシュ。ブラッドソーセージ、スペルト麦とサワークリーム添え。

盛り付けはどこか日本に通じる感じがします。

ナツメグとナッツとベーコンの前菜

北極イワナのコンフィ。見た目はサーモンですが、脂が程よくとても美味しかった

ゴートチーズ(山羊のチーズ)とアイスクリームの盛り合わせ、ブルーベリージャム&ピュレ添え。

タパスあれこれ

トマトとサワークリームと前菜

飛行機の到着が遅れて、レストランには二時間遅れで(!)入ったのですが、事情を話すと笑顔でテーブルに通してもらいました。フィンランドの食事は正直あまり期待していなかったのですが、タパスをもじったサパス(笑)なるつまみ料理が美味しく、コースもポーションが控えめでとても美味しかったです。この時はあまり飲めなかったのですが、ワインも充実しているので、ヘルシンキに行かれる方はぜひ。人気店なのでウェブサイトからのリザーブをお勧めします。ミシュランガイド掲載店。

juuri ユーリ

Högbergsgatan 27, 00130 Helsingfors, フィンランド
+358 9 635732

 

NOKKA Helsinki

ヘルシンキを代表するモダンキュイジーヌNOKKA。ミシュラン3年連続ワンスターで、レストランデザインアワードでもブロンズ賞を受賞したレストランです。

スクリューの外観。レストランデザインアワードでも入賞した素敵なレストラン

スクリューの外観。別外観で。

Pohjoissatama(North Harbour)に面したロケーション。函館っぽい。笑

Pohjoissatama(North Harbour)に面したロケーション。夕暮れ時だったので、しばし見とれて眺めていました。

基本的には前菜3種、メインディッシュ1種、デザートの構成で、これはスズキとエノキソースのグリル。

デザート。何か聞くのを忘れました。。

店内の様子。

写真を撮り忘れてしまい、これしか掲載できないのが惜しいのですが、素晴らしいコースセットで、季節に応じて変化します。その年に提供されたコースは二度と食べられないので、一期一会を求めて再訪する人が多いそう。ちなみにフィンランドは、消費税(外食税)が特に高いので、レストランで食事をする時は祝い事や記念日ということが多いらしく、ものすごくおめかしして食事されていたカップルとかいました。素敵ですね。

Restaurant Nokka
Kanavaranta 7F 00160 Helsinki
TEL 9 6128 5600
http://www.ravintolanokka.fi/

 

Meat District Porvoo(ミート ディストリクト)

一見やる気はないが、なぜか見てしまう不思議なサイン。

蔵のような倉庫の向こう側に客席とお店があります。

ポルヴォーのランチで利用した、ミート ディストリクト。その名の通り、ポヴォー界隈の畜産農家から仕入れたお肉による、肉料理のお店。ランチどきだったので種類は選べませんでしたが、国産チーズとベーコンのシンプルなリゾットとハンバーグ、スパークリングワインでシンプルに食事を楽しみました。

Meat District Porvoo。外観はこんな感じ。

Meat District Porvoo。このリゾットボリュームがあり、チーズとベーコン効いていて美味しかったです。

Meat District Porvoo。こちらはハンバーグ。さすがバイキングの国で鋭利なナイフが突き刺さっていました。笑

街がコンパクトで、レストランも少ないので選択肢があまりなかったのですが、前日の料理で、フィンランドのお肉がとても美味しかった印象が消えず、店に入った記憶があります。ちょうど僕らの隣に座っていた方から帰り際に声をかけられ、話をしたら現地在住の日本人アーティストでした。僕らが日本語で話していたので声かけてくれたんでしょうね。

所在地: Gabriel Hagertin kuja, 06100 Porvoo, フィンランド
開店時間: 14:00
電話: +358 20 7705390

 

Passio Kitchen and Bar Helsinki

Passio Kitchen and Barの外観から。モダンだけど、ノスタルジーも感じるインテリア。

Passio Kitchen and Bar。モダンだけど、ノスタルジーも感じるインテリア。

最終日のポルヴォーからヘルシンキに戻ってディナーを楽んだPassio Kitchen and Bar。前菜2種、メインディッシュ2種、デザートの5品コースで、ワインはセレクテッド。料理に合わせてもらいたかったので、お店の人に任せました。お料理は3品か5品から選べます。こちらもヘルシンキでは有名で、ガイドにも掲載されているので、中国人や日本人もちやほや。カンピからも歩いて5分くらいですしね。

ビーフ&チキンのバルサミコと何かで和えたソースがかかったメインディッシュ。

前菜ですが、何か聞き忘れた一品。とても美味しかったです。

イワナのようなサーモンといくらのディッシュ。これも美味しかったです。

ライ麦パン。塩分濃いめですが、ちょうど良かったです。

一番感動したのがこの前菜なのですが、何か忘れてしまった。。

デザート。ぱりぱり(勝手に命名)に数種のベリーのソースがかかっています。

見ての通りで、フュージョン系のお料理なのですが、ボリュームもほどほどで写真の見た目よりもボリュームがあります。3種でも満足、という方も多かったのですが食事を楽しむことも目的だったので、5種にチャレンジ。そして気さくで気の効く、女性スタッフがサーブしてくれたので良かったです。 心からオススメのレストラン。

フィンランドの食事は、全体的に少し塩分が強めですが、店によってばらつきがあります。今回は、モダンキュイジーヌよりのレストランが中心でしたが、今の料理界を席巻しているノルディックモダンキュイジーヌの一端を垣間見た(食べた?)気がします。初日の欠航で1日旅程が減ってしまいましたが、食事が美味しかったので良かったです。ヘルシンキは、東京から10時間のフライトで行ける近場ですし、また機会があれば行きたいです。

 

 

Helsinki / Porvoo 2017 Reported by Futoshi Hirasawa 
 

 

 

Helsinki / Porvoo 2017 Vol.06 | Porvoo / ポルヴォーの街

現地3日目はヘルシンキからリムジンバスでポルヴォーへ向かいました。カンピショッピングセンター(Kamppi Center)にあるバスターミナルへ。長距離バスが発着する地下の窓口でチケットを買ったら、ポルヴォー行きのバスに乗りこみます。

別名、夏の街。ポルヴォーはおよそ800年の歴史を持つ、フィンランドで2番目に古いコンパクトな街です。重厚な木造建築がカラフルな色で彩られ、この街にユニークを与えています。写真を撮り損ねてしまいましたが、このバスの車中から眺める風景が素晴らしく、夏のフィンランドの忙しい気候(1日のうちに晴れ、曇り、雨を何度繰り返します)が体験できます。

ポルヴォーのバスターミナルの売店

露出が悪くて見えにくいですが、ポルヴォーで最も有名な倉庫群。赤くて可愛いです。

ポルヴォーの街並み。左奥の建物が傾いています。笑。何やっているのかとのぞいて見たら

パントマイムをやっていたんですね。

ポルヴォーの街並み。大聖堂に向かう途中の眺め

ポルヴォーの街並み。ロシア様式が随所に残っています。

Vanha raatihuone と呼ばれる博物館と前の広場

Vanha raatihuone と呼ばれる博物館と前の広場

彩度と明度のコントラストが素敵な寄せ植え

Porvoo Cathedralへ向かう途中の路地

Porvoo Cathedralへ向かう道中の家屋。この赤茶色がポルヴォーのシンボルカラーです。

ポルヴォーの街並み。同じ匂いがしたのでのぞいて見たら、左側の建物はデザイン事務所でした。笑

ポルヴォーの街並み。ロシアと北欧の折衷様式の変わった造り

Statue of Johan Ludvig Runebergの像がある公園

Statue of Johan Ludvig Runebergの像がある公園

ポルヴォーのツーリストセンター。針金アートがかわいいです。

ポルヴォーのシンボル、ポルヴォー大聖堂(Porvoon tuomiokirkko)。ゴシック様式ですがだいぶアレンジされています。

ポルヴォーのシンボル、ポルヴォー大聖堂(Porvoon tuomiokirkko)。これまで五回の火事に見舞われたそう

ポルヴォーのシンボル、ポルヴォー大聖堂(Porvoon tuomiokirkko)見る角度によって建築の表情が異なります

ポルヴォーのシンボル、ポルヴォー大聖堂(Porvoon tuomiokirkko)2006年の火事で屋根が焼け落ち、この屋根は吹き替えられた後のもの

目抜き通りのヨキ通り(Jokikatu)。Restaurant Hanna-Maria

ポルヴォーの街並み。路地の隙間から北欧らしい彩度控えめの家の色が覗き合います。

レンガの色も彩度控えめ。

ポルヴォーの街並み。雨が降った後にからっと晴れた時にとった一枚

ポルヴォーの街並み。雨が降った後にからっと晴れた時にとった一枚

見逃しそうになった、タバコペール。真鍮製で一番上の穴に吸い殻を落とします。かっこいいです。

ポルヴォーの街並み。雨上がり後の陽気がとても心地よかった。

ポルヴォーの街並み。目抜き通りのヨキ通り(Jokikatu)

ポルヴォー川。この時は雨が降る直前。

街のいたるところにあるコーヒースタンド

Restaurant Wilhelm Å 付近で見かけたバナー

目抜き通りのヨキ通り(Jokikatu)からは、赤い倉庫をリノベーションしたレストランやカフェが軒を連ね、アンティークショップなどもあります。シンボルである赤壁倉庫の並びに建つ4階建の赤レンガ倉庫は、カフェ&バー ポルヴォーン・パーハティモ(Bar & Cafe Porvoon Paahtimo)になっていて、川沿いの小舟のテラス席があり混雑しています。

ポルヴォーの夏は、1日の天気の変化がとても多く、晴れたと思ったら雨が降り、止んだと思ったら雨が降る。そんな感じですがしっとりとした気候で過ごしやすく、また街全体がアーティスティックで見て回るのが楽しかったです。

Helsinki / Porvoo 2017 Reported by Futoshi Hirasawa 

 

 

Helsinki / Porvoo 2017 Vol.04 | Alvar Aalto STUDIO

アアルトスタジオの正面外観

アアルトスタジオの正面外観

アアルトスタジオの裏側

アアルトスタジオ、中庭からのビュー

アアルトスタジオ、食堂を外から眺める。

アアルトスタジオの中庭から眺める

アアルトスタジオの中庭から眺める。

アアルトスタジオの隣地

アアルトスタジオのサインプレート

1Fトイレの建具

1F食堂へ向かう廊下の照明

2Fのワークスペース(製図室)。往年の状態で残されており、製図板や各種定規などの道具と当時のドローイングを見ることができます。

天井が傾斜して片流れの屋根になっているのは、ハイサイドから差し込む太陽の光を天井に反射させて、室内を明るくするため。

2Fのアアルトの仕事部屋。作品展示と膨大なドローイングの原本が保管されています。

アアルトの仕事部屋の棚にある膨大なドローイングのアーカイブ

アトリエスペース。アアルトの石像や建築模型、スツール60をはじめとするartekのチェアやテーブルやパイオミチェアがずらりと並んでいます。

アトリエスペースから中庭を眺める

アトリエスペースから中庭越しに食堂がある棟を眺める

アトリエスペースのサッシュとカーテンレールのディティール

アトリエスペース中庭側の開口部

アトリエスペースは、照明器具の検証や家具のサイズ感、所員のミーティングなどに活用されていたそうです

アアルトの仕事部屋を別角度で

ワークスペースと階段

ワークスペースより中庭を眺める

1Fの食堂。

Alvar Aalto(アルヴァーアアルト)の自邸からスタジオ・アアルトへ

自邸からスタジオへは徒歩で5分くらい。とても近所にあります。アアルトの自邸の竣工から20年後の1955年、自邸から歩いて10分ほどの場所に新しいスタジオをつくりました。ヘルシンキ工科大学やフィンランド国民年協会などの大規模プロジェクトを手がけはじめ、自邸の仕事場では手狭となってしまったためで、敷地の傾斜を活かしてつくられた中庭が広がるアトリエスペースには、パイミオチェアやスツール60、アルテックの名作椅子やテーブルがずらりと並んでおり、アアルトがデザインした照明や、曲げ木のサンプル、建築模型や貴重な図面も展示されています。 

アアルトスタジオの正面外観

アアルトスタジオの裏側

アアルトスタジオ、中庭からのビュー

アアルトスタジオ、食堂を外から眺める。

アアルトスタジオの中庭から眺める。左がワークスペース。

アアルトスタジオの中庭から眺める。正面がワークスペース

アアルトスタジオの隣地

 アアルトのスタジオの建築形状は、コの字型をしており1Fにアアルト財団のオフィス(昔はMTGスペース)と食堂、車庫、トイレがあり、スタジオの中枢であるワークスペースは全て2Fにあります。RCと組積と木造のハイブリッド構造です。傾斜地を巧みに活用して計画されていることもあり、中庭からだと1F部分が埋没して見えます。このランドスケープとの関係性がアアルトスタジオの魅力の一つになっています。

アアルトスタジオのサインプレート

1Fトイレの建具

1F食堂へ向かう廊下の照明

1Fの食堂。ここで食事をまかなっていたそうです。帆布がシェードになっていて美しい照明になっています。

2Fのワークスペース(製図室)。往年の状態で残されており、製図板や各種定規などの道具と当時の模型やドローイングを見ることができます。

天井が傾斜して片流屋根になっているのは、ハイサイドから差し込む太陽の光を天井に反射させて、室内を明るくするため。

2Fのアアルトの仕事部屋。作品展示と膨大なドローイングの原本が保管されています。

アアルトの仕事部屋の棚にある膨大なドローイングのアーカイブ

アトリエスペース。アアルトの石像や建築模型、スツール60をはじめとするartekのチェアやテーブルやパイオミチェアがずらりと並んでいます。

アトリエスペースから中庭を眺める

アトリエスペースから中庭越しに食堂がある棟を眺める

アトリエスペースのサッシュとカーテンレールのディティール

アトリエスペース中庭側の開口部

アトリエスペースは、照明器具の検証や家具のサイズ感、所員のミーティングなどに活用されていたそうです

アアルトの仕事部屋を別角度で

ワークスペースと階段

ワークスペースよりエントランス側を眺める

とても機能的で、働きやすい環境を腐心して創ったことがディティールからも見えてきます。このスタジオも自邸もフィンランド湾にほど近い場所にあり、ヘルシンキの中心地へも20分程度で行くことができます。この周りの環境と静粛さが相まって、このスタジオの魅力を生み出している部分も見逃せません。

 アアルトのアトリエ(スタジオ・アアルト)はガイドツアー(英語/€17)でのみ見学ができます。(火〜土曜/5月〜9月 11:30〜と12:30〜の2回/10月〜4月 11:30〜の1回)所要時間は約40分。ガイドツアーのあと、写真撮影や自由見学ができます。個人で見学する場合は予約は不要。

 

 

 

Helsinki / Porvoo 2017 Reported by Futoshi Hirasawa