ボート・キー(Boat Quay)は、ラッフルズプレイスの程近くにある波止場の名残で、現在はレストランやバーなどの一大スポットになっています。キー quayとは波止場の意味。シンガポール独立当初のボート・キーは、不法滞留者のジャンク船が並び、不衛生で随分と荒んでいた様ですが、独立後の護岸整備と拡幅で今の景観が完成し至ります。その後、昔からあった周辺の建物をリノベーションしたレストランやバーが出現し、対岸のエンプレス・プレイスのコロニアル建築群のナイトビューの効果と相まって、人気のエリアになった訳です。
中心部のニュー・ブリッジ・ロード、サウス・ブリッジ・ロード周辺が伝統的にチャイナタウンと呼ばれており、マリーナ・ベイからも近い位置にあります。Vol.5で既出のピナクル@ダクストンもこの近く。(マレーシアの華僑政権が分離独立したいきさつもあり、国全体がチャイナタウンとも言えますが。笑)シンガポールのチャイナタウンは、ロケーションも利便性も他の民族と比べて便利です。コロニアル風の住居が軒を連ねていますが、中は1階にお店、二階に住まいとなっていて中国の様式を色濃く影響された造りになっています。
チャイナタウンのお楽しみはなんと行っても食事。 男女問わず忙しく働いている人が多いシンガポールの人々は、外食が中心。ホーカーズが充実していて、格安で食事が出来ます。こういうローカルフードに舌鼓を打つのが海外のチャイナタウンの楽しみの一つですね。
文:平澤太、撮影:平澤太・佐久間理恵
Singapore 2013 Reported by Futoshi Hirasawa
Singapore 2013 Vol.1 マーリーナベイ・サンズ
Singapore 2013 Vol.2 ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
Singapore 2013 Vol.3 サザンリッジス
Singapore 2013 Vol.4 VIVO CITY
Singapore 2013 Vol.5 ピナクル@ダクストン
Singapore 2013 Vol.6 ボート・キー&チャイナタウン
Singapore 2013 Vol.7 オーチャードロード