スタンドデザインとしては、突出した見所はありませんが、自社をどう上手く来場者に伝え、訴えかけていくか?という視点ではとても機能していたブースデザインだと思います。 東京モーターショー2013 HONDA stand
プロダクト・ブランド訴求型ブースで印象に残ったのはAUDIとVWとスバル。
AUDIとVWについては、毎回期待を裏切らないというか(笑)スタンドデザインも見せ方も上手く、世界中を廻るモーターショーで統一したブランドイメージを訴求しています。欧州メーカーは、ユーザーとの距離感を少し持たせる・・間を取るようなスタンドデザインが多いですが、今回の2社は点在させながらユーザーフレンドリーに導線されていて好感が持てました。特にVWは、TOYOTAと並ぶ全カテゴリーの多様な車種を持つメーカーですから、特に必要としていたのかもしれません。TOYOTAがCMをそのまま会場に持ち込んでいったやり方と対局を成しますね。 東京モーターショー2013 AUDI stand 東京モーターショー2013 VW stand
個人的にはSUBARUのスタンドデザインも印象に残りました。 世界の名だたる自動車メーカーが軒を連ねるので、派手な側面に目が行きがちですけど(笑)、シンプルながらも巧妙にプランニングされた配置・・バックウオール前のLEVORGの見せ方など、裏手に廻らないと見えない(見せない?)手法は、東京では目新しいし提案する上でも勇気が居るのではないかと(笑)。SUBARUは他の乗用車メーカーに比べて車種が少ない事もありますが、ブランドカラーのブルーとLEVORGのカラーがスタンドケーシングのホワイトとよくマッチしていて素敵でした。前回もスバルのスタンドデザインはとても良かったのですが、今回も感銘を受けました。 東京モーターショー2013 SUBARU stand