Designcafe

Designcafe™ からのお知らせ。プレスリリースなど。

令和元年、2019年。本年も一年ありがとうございました。

Designcafe 研修旅行2019 オーストラリア_シドニー/メルボルン

Designcafe 2019年のデザイン研修旅行先、オーストラリア メルボルン&シドニー。メルボルンと言えばこの通り「44 デグレーブス・ストリート」にて。

今年も早いもので、年末のご挨拶をさせていただく季節となりました。元号が平成から令和に代わり、Designcafeも創業15周年、会社設立10周年の節目の年を無事迎えることができました。これもひとえに、私たちを支持してくれたクライアントの皆様、惜しみない協力を与えてくれたブレーンの皆様、これまでを通じてお世話になった皆様のおかげです。改めて感謝とお礼を申し上げます。元号の改元と弊社の周年記念が重なった事に想いを馳せながら、これまでの事を振り返りつつ新しい時代に臆せず、チャレンジを続ける所存です。これまで同様、ご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。

年末年始の休暇についてですが、年内の業務は12月27日までとなっております。来年も良い年にしたいものです。弊社の年末年始の休暇ですが下記の通りとなっております。年始は、令和2年1月6日からとなります。

Please be informed that Designcafe-Inc, Japan will be closed from 27 Dec 2019 due to Japanese year-end/new-year office closure. We will be back on 5 Jan 2020.  Everybody, best wishes for a successful and rewarding year!! 

2019年
12月27日(金曜日)午前中まで通常営業。午後より大掃除。
12月28日(土曜日)終日休業
12月29日(日曜日)終日休業
12月30日(月曜日)終日休業
12月31日(火曜日)終日休業
2020年
1月1日    (水曜日)終日休業
1月2日    (木曜日)終日休業
1月3日    (金曜日)終日休業
1月4日    (土曜日)終日休業
1月5日    (日曜日)終日休業
1月6日    (月曜日)午前中は社内行事につき休業、午後より通常営業いたします。

2021年新卒採用及び通年中途採用ページを更新しました

Recruit – Designer / Planner –を更新しました

Recruitページ(2021年春の新卒と通年採用の中途採用)を更新しました。Designcafeでは、業務拡大の中で深化させたクリエイティビティを発揮させるべく、デザイナー職の新卒(2021年卒業見込みの方対象)と中途採用(通年)とプランナー職の中途採用(通年)の正社員を募集しております。こちらのRecruit – Designer / Planner –をご覧の上、ご興味のある方は、奮ってご応募ください。

 

 

CITE-JAPAN 2019 “DOW TORAY” booth

DOWの新グローバルVIに準拠したブースデザイン

ケイ素(シリコーン)製品では国内屈指のリーディングカンパニーであるDOW TORAYのCITE-JAPAN2019 に出展した展示会ブースデザイン。化粧品素材の展示会である今回よりDOWの新グローバルVIデザインの方向性に寄り添ったブースデザインが求められた。ブース内での適切なヴィジュアル配置、コミュニケーションテキストの掲出が求められつつ、ブース全体の造形感は自由度を生かし、女性らしいラウンド形状とし、ビジュアルとの一貫性に注力した。

デザインマネージメント _ Designcafe 平澤 太
ブースデザイン _Designcafe 田中真優
グラフィックデザイン _ Threelight
プロダクトディレクション_ EXTRADREI 山中亮介
プロダクション _ Designcafe / EXTRADREI
クライアント _  ダウ東レ
撮影 _ 小渕喜幸
カテゴリー _ 展示会ブースデザイン・イベントブース・展示会装飾・トレードショー
ロケーション _ 幕張メッセ

 

 

 

 

 

cite-japan2019 ダウ東レブース。全景右側より

cite-japan2019 ダウ東レブース。全景

 

IT-WEEK 2019 spring “Emma Tools”

プランナー _ Designcafe 平澤 太
ブースデザイン _ EXTRADREI 山中亮介 / iDesign
プロダクトディレクション_ EXTRADREI 山中亮介
プロデュース _ EXIDEA 塩口哲平
クライアント _  EXIDEA
プロダクション _ EXTRADREI
撮影 _ 小渕喜幸
カテゴリー _ 展示会ブースデザイン・イベントブース・展示会装飾・トレードショー
ロケーション _ 東京ビックサイト

展示会ブースデザインと装飾の実例-JAPAN IT-WEEK 2019 春 Emma Toolsブース (2)

展示会ブースデザインと装飾の実例-JAPAN IT-WEEK 2019 春 Emma Toolsブース (3)

展示会ブースデザインと装飾の実例-JAPAN IT-WEEK 2019 春 Emma Toolsブース (4)

展示会ブースデザインと装飾の実例-JAPAN IT-WEEK 2019 春 Emma Toolsブース (5)

展示会ブースデザインと装飾の実例-JAPAN IT-WEEK 2019 春 Emma Toolsブース (6)

展示会ブースデザインと装飾の実例-JAPAN IT-WEEK 2019 春 Emma Toolsブース (7)

展示会ブースデザインと装飾の実例-JAPAN IT-WEEK 2019 春 Emma Toolsブース (8)

Helsinki / Porvoo 2017 Reported by Mayu Tanaka

2017年の定例研修先 フィンランド・ヘルシンキ&ポルヴォー。田中真優のレポート。

01_HELSINKI CITY

デザイン研修旅行記:田中真優のレポート (1)

前年のベトナムに続き、私にとっては 2 度目となる研修 旅行。今回はフィンランドの首都ヘルシンキへ。 羽田空港から福岡へ乗り継ぎ約 10 時間のフライトを予定 していたが、思いもよらぬアクシデントが続き、到着し たのは 1 日遅れの現地時間で夕方ごろ。航空会社に振り 回され心身共に疲れていたはずの私だったが、ヘルシン キ中央駅を出て広場から街の景色を見渡すと胸が弾んだ。 ヘルシンキの建築は、中世・モダニズム・現代建築が入 り乱れており、AALTO 設計で 1969 年に完成したアカデ ミア書店の隣には密接するように前時代の建築が建つが、 違和感は全く無い。この国では、建築・家具・ファブリッ ク等全てに対して “美しくあるべき” という思想が強い ように感じた。街の至る箇所に掲げられた広告でさえ、 そつがなく、暮らしの隅々にセンスの良さが滲んでいた。

 

02_STUDIO AALTO

デザイン研修旅行記:田中真優のレポート (4)

ヘルシンキ中心部から 4 番トラムに乗り込むこと約 20 分。 STUDIO AALTO は閑静な住宅街に位置していた。 積まれたレンガに白く塗装を施した外壁は自然豊かなこ の街の景色に溶け込み、素朴な安らぎを感じさせた。建 物の中へ入ると、程なくしてガイドツアーがスタート。 未だに生活感漂う温もりある食堂を始めとし、2 階の真っ 白な壁に囲われた仕事場、中庭が覗けるゆったりとした 空間のホールの順に案内して頂いた。STUDIO AALTO は、どの部屋にも必要最低限の照明器具 しか取り付けられておらず、あとは建物を取り囲む木々 を通り抜けた自然光がやわらかく空間を照らす。 採光のために随所取り付けられた大きな窓からは豊かな 自然が覗き、ここでは働く上での楽しさ、豊かさについ て考えさせられた。

 

03_AALTO HOUSE

デザイン研修旅行記:田中真優のレポート (3)

SUTUDIO AALTO から歩くこと約 10 分。 「植物は建築の一部」と語る AALTO が嘗て自宅兼仕事場として腰を据えていた AALTO HOUSE は、青々と生い茂 る緑に囲われ、それら自然の一部の様にして建っていた。 日本の建築や文化を賞賛していたと知られる AALTO。1 階にあるリビングと仕事場とを緩やかに隔てる引き戸 や、収納棚などからは日本の伝統建築の影響が見られた。 2 階へ上がると暖炉のあるリビングを囲うように、寝室・ 子供部屋・ゲストルームへと繋ぐ扉が並ぶ。 この階は完全なるプライベートな空間となっていた。 長く暗い冬が続くフィンランド。 そんな気候の中で、昼中の自然光を可能な限り取り込も うという、仕事と暮らしの境なく生活する AALTO の工夫 がふんだんに施された安らぎの空間であった。

 

04_PORVOO

デザイン研修旅行記:田中真優のレポート (2)

ヘルシンキ中心部からバスに乗り込むこと約 1 時間。 時間が経つにつれ、バスから覗く風景が青々と生い茂る 緑で覆われてゆくのを眺めながら、自分が今遠い異国に いることを忘れてしまう程の安らぎを感じた。 街へ着くと、バスターミナル近くのマーケット広場へ。 突然降り出した通り雨から逃げるように、まずは昼食を とった後、下には緩やかに川が流れる橋を渡り旧市街へ。 丘の上に建つ大聖堂、川沿いに建ち並ぶ赤い倉庫、クラ フト感溢れる小店の数々、パステルカラーの外壁が目を 引く住宅街。私がまず一番に思い描くフィンランドのイ メージは、この街並みの景色のようであると再認識した。 穏やかな時間が過ぎるこの街では、暮らす人々も皆また 同じように穏やかで、私の目に映る PORVOO の街をより 一層魅力的に感じさせた。

 

Helsinki / Porvoo 2017 Reported by Futoshi Hirasawa 

 

Helsinki / Porvoo 2017 Reported by RIE SAKUMA

2017年の定例研修先 フィンランド・ヘルシンキ&ポルヴォー。佐久間理恵のレポート。

STUDIO AALTO(アアルトのアトリエ)

ヘルシンキの中心地から4番トラムに乗って、郊外のムンッキニエミへ。1955年に建てられたアアルトのアトリエは、静かな住宅街の中にあります。 よく見ていないと気付かないほど、通りからの外観は周りの環境に溶け込んでいます。 ガイドツアーまで時間があったので、先に中庭の方に回り込んで散策しました。アアルトらしい曲線の外壁と階段状の中庭が印象的でした。 増築部分の食堂からガイドツアーがスタートし、製図室やミーティングスペース、アトリエなどを順番に紹介してくれます。 英語だったので少しでもわかる単語を聞き取ろうと必死でしたが、とても丁寧な説明だったように思います。

アアルトのデザインした家具や照明器具などが置かれ、建築だけにとどまらず幅広くデザインを手がけていたことが体感できる空間。 手前はパイミオチェア。アアルトの代表作である「パイミオのサナトリウム」のためにデザインされたアームチェア。 曲木の曲線が美しく、また、結核患者が楽に呼吸できるよう人間工学的な面も考慮されたデザインだそうです。

この空間はアアルトのアトリエとして、来客との打合せのほか、実験空間としても使われていたようです。 様々な照明器具が吊るされていたり、もっともアアルトらしい丸いトップライトがあったり。 階段右手の手すりのある壁はテーパー壁の実験だったようです。

スタッフたちのアトリエ/製図室は、光がふんだんに取り込まれ、とにかく明るいという印象を受ける空間。 遠近感を強調するために、奥に向かって先細りするような平面プランにしたという話は興味深かったです。 当時の製図道具なども残されていて、原始的とも言えるこの平行定規で図面を描いていたのかと感心してしまいました。

ミーティングスペースにはこちらにもアアルトお得意のトップライト。 このミーティングスペースでは、間接照明のような役割を果たしています。

食堂/キッチンは、赤いギンガムチェックのカーテンと、帆布の光天井が印象的でした。 柔らかな光が心地良い空間を作り出しています。 キッチンの窓から見える外の緑が気持ち良く、窓台のタイル貼りがアクセントになっています。

 

THE AALTO HOUSE(アアルト自邸)

アアルトのアトリエから歩いて10分ほどの場所で、こちらも周りとなじむような自然な佇まいの建物で、1936年に完成しました。 白いレンガとダークカラーの木板貼りの外壁は、夏の鮮やかな緑にもよく映えていましたが、雪景色を背景としても美しいだろうなと思いました。 自邸においても、家具や照明器具、細部に至るまで「アアルト・デザイン」が散りばめられていて、豪邸でなくとも豊かで温かな空間です。 アアルトがここで家族と生活をし、仕事をしていた姿をすぐ目の前に想像できるようで、もともと私の好きな建築家の1人ですが、 実際に暮らしていた家を体感することで、ますます親近感が湧きました。

リビング。スタジオを見学した時にも感じましたが、室内から見る外の景色の切り取り方が意識されていて、このリビングからも庭の緑を贅沢に楽しむことができました。 また、日本建築の影響も受けていたというアアルトは、この自邸にもその要素を取り入れています。 すだれのようなロールスクリーンや、ふすまのような木引戸は違和感なくインテリアとして取り入れられています。

2F家族のリビング。この写真、アアルト自邸でのお気に入りの一枚。 暖かく、優しい空気が充満しているような家族団らんの場でした。 あらゆるところにアアルトらしさが散りばめられた空間。

中庭側の外観は、リビングから見える緑の壁面は、ツタで覆われたスタジオの外壁です。 緑があってこそ、より魅力が生まれる外観だと思いました。

アトリエ内のアアルトのデスク。2面開口で自然に囲まれ、とても気持ちの良い見晴らしです。 まさに「特等席」という言葉がふさわしいスペース。

 

FINLANDIA TALO(フィンランディアホール)

アルヴァ・アアルトの設計で、1971年に完成したコンサートホール/会議場です。 プライベートイベントのため、外観の見学のみになってしまったのが残念でした。 いつかまた必ず、ゆっくり訪れたい場所の一つです。

KAMPIN KAPPELI(カンピ礼拝堂)

2012年に完成した、人々が心を休めるための礼拝堂で、フィンランドのK2S 設計事務所が設計しました。 木材が積み重なった特徴的な外観が、街中で存在感を発揮しています。 礼拝堂内部も木に包み込まれるような空間が広がっていますが、やはりこちらでも天窓からの光が優しく降り注いでいます。 アアルトの建築やこの建物に限らず、ヘルシンキの建築を見ていると冬の貴重な太陽光を最大限に生かすために、 自然光の取り込み方や光の使い方がよく意識されていることが感じられます。

KIASMA(国立現代美術館キアズマ)

アメリカの建築家スティーブン・ホールが設計コンペを勝ち取り、1998年に完成しました。 ヘルシンキの街の中では少し異質なようにも感じますが、この周辺に文化施設が集まっている環境を考えると、 現代美術館という役割を果たしている建築なのだと思います。 周りの広場や中のカフェは人が集うことを意識した空間のようでした。

 

PORVOO(ポルヴォー)

ヘルシンキから足を伸ばして、バスで1時間ほどのポルヴォー。 フィンランドでは2番目に古い街であり、旧市街を歩くとパステルトーンの可愛いらしい街並みや、 中世の面影そのまま、手作り感満載な建物を楽しむことができました。 もともと貿易の街として栄えた街で、川岸に建ち並んでいた赤い外壁の倉庫群はそのまま建物を残し、 今ではアンティークショップやカフェとして利用されています。

ポルヴォー大聖堂 街のシンボルとも言える大聖堂は どこを切り取っても可愛らしい外観で、 ポルヴォーの街の歴史を感じる建物でした。 良い意味で洗練されすぎず、 北欧のおおらかさがよく表れています。 ランダムに並べられた窓や、 手仕事の跡の残るディテールが印象的でした。

赤い倉庫群 ポルヴォーといえばこの景色。 この日は天気が悪く、思いのほか寒かったですが、 真夏だったらとても気持ちの良い水辺の景色を 楽しむことができたと思います。

ポルヴォー・カラーコレクション 外壁と窓枠、建具の色の組み合わせが様々で、 飽きることなく散策できます。

 

Helsinki / Porvoo 2017 Reported by Futoshi Hirasawa 

 

 

Designers File 2017 にDesigncafeが掲載されました。

 

 

Designers File 2017 にDesigncafeが掲載されました。主に2015年までの建築デザインと空間デザインの仕事(企画住宅、店舗、展示会、ブランド会場構成)を中心に掲載して頂きました。書店やAmazonで絶賛発売中ですので、ぜひお手に取ってご覧ください。


 

 Designers File 2017 

  • 大型本: 292ページ
  • 出版社: ボーンデジタル (2017/3/12)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4862463754
  • ISBN-13: 978-4862463753

Morocco 2017 Vol.01|Casablanca الدار البيضاء カサブランカ

カサブランカの玄関口、カサ・ボヤジャール駅

カサ・ボヤジャール駅。郊外にある。ラバトを始め、南部のマラケシュ、北部のフェズなど、国内各地を結ぶハブ駅。

カサ・ボヤジャール駅の駅舎。モロッコでみかけるアラベスク(イスラム様式の一つ)をデフォルメしたシンプルな駅。

カサブランカの中心部、クラオンヌ通りの街並

カサブランカの中心部を通る幹線、FAR通り。

カサブランカの中心部を通る幹線、FAR通り。

モロッコ到着初日の宿、ディワン/カサブランカ

初日の宿、ディワン・カサブランカのロビー。ISへの警戒もあり、大抵のホテルは金属感知ゲートが設置されています。

デチィワン・カサブランカの部屋。

ディワン・カサブランカの廊下。

カサブランカの中心部、中央市場近くのアパルトメント。

中央市場付近。カサブランカはモロッコで唯一、トラムが走っています。

中央市場付近の建築補修中の建物。後で調べたらComplexe Culturel Sidi Belyoutと判明。

中心部のアパルトメント。この辺の様式は旧宗主国フランスと通じます。

カサブランカの中心部、アッサンハギール通りの街並。

ホテル近くのカフェ、Glacier Jbel Hebriのケーキ

ホテル近くのカフェ、Glacier Jbel Hebri

ホテル近くのカフェ、Glacier Jbel Hebriでお茶しているベルベルのおばあちゃん。

ホテル近くのカフェ、Glacier Jbel Hebriのカプチーノ。5DH。

ホテル近くのカフェ、Glacier Jbel Hebriのケーキ&ブレッド

Brasserie La Tourで頂いたモロッコ(メクネス)ワイン

オリエンタルホテルの1FにあるBrasserie La Tour。多国籍料理とモロッコ料理が楽しめるキュイジーヌ。

Brasserie La Tourのテーブルセット

Brasserie La Tourのモロッカンサラダ

Brasserie La Tourのハリラ。トマトとオリーブにチキンと魚、ひよこ豆、フィデリアを煮込んだスープ。絶品。

Brasserie La Tourの鱈のタジン。

Brasserie La Tourの鶏のタジン。

西の果て、モロッコへ。

約20年ぶりにモロッコへ行ってきました。前回は大学院生の時に廻ったのですが、場所もカサブランカ〜マラケシュ〜ワルザザート〜リサニといったモロッコの南側をマラケシュ中心に巡ったので、今回はカサブランカから西側であるフェズ〜シャウエン〜メクネスを巡るプランにしました。ここ数年は、個人的な旅行のほか会社の研修旅行で年数回は海外旅行に出かけていますが、いわゆる「旅」的な旅行‥街から街へと渡り歩く様な事を殆どしていない事に気付き、今回相成りました。また、家族とそういう時間を共有したかった事もあります。

僕の中で旅は、感性を育むのに外せない5つの要素(旅、音楽、映画、写真、読書)の一つです。そして、会話やファインダーを介して普段の自分の生活の中では得られない時間を共有する事ができます。Designcafeで研修と銘打って、仰々しく旅行に出かけているのも(笑)共有知を得る為に他なりません。

モロッコを選んだ理由は、穏健イスラム(スンニ派)の代表的な国であり、遷都することで得られた都市文化があることです。その都市文化はイスラム建築の様式だけでなく、食文化も醸成しました。またイスラム教は日本人にとって少し怖いイメージがあると思いますが、相互扶助関係や一体感を大切にする宗教ですし、モロッコに関して言えば部外者に対してもフレンドリーです。そういう今のイスラム世界の空気感の様なものを感じてきたかった。そして前回の旅の時にとても親切にしてもらった事も大きいかもしれません。

経済の中心地、カサブランカの街の風景。

Casa Voyageurs St.

カサブランカの玄関口、カサ・ボヤジャール駅

モロッコ・カサブランカの街並

カサ・ボヤジャール駅。郊外にある。ラバトを始め、南部のマラケシュ、北部のフェズなど、国内各地を結ぶハブ駅。

モロッコ・カサブランカの街並

カサ・ボヤジャール駅の駅舎。モロッコでみかけるアラベスク(イスラム様式の一つ)をデフォルメしたシンプルな駅。

モロッコ王国の経済の中心地、カサブランカ。映画で一躍有名になった街ですが、あの映画の撮影はカサブランカで行われなかったそう。笑)それはさておき、モロッコ国有鉄道(ONCF)のハブである二つの駅(カサ・ポール駅とカサ・ボヤジャール駅)を有し、良港を持つ街です。良港は、美味しいシーフードが期待出来るので食事の方も楽しみな街でもあります。

モロッコの空の玄関口、ムハンマド五世空港(L’Aéroport International Mohammed V – Nouasser)からカサブランカへ向かうと出迎えてくれるのがこの駅、カサ・ボヤジャール駅です。料金は2等席で43DH(1モロッコ・ディルハム=11.8円。2017年2月時)で450円位。空港からは40分ちょっとで着きます。

モロッコの時差は−9時間。ロンドンと同じで、東京から向かうと時間を巻き戻しながら進むため、時差ボケを心配しましたが、エミレーツ航空でドバイ経由のトランジット一回なので、機内で寝て過ごす事ができ向こうに着いた時はすぐ休む事ができました。どちらかと言うと帰るの方が辛いですね。

今回の目的地であるFesやMeknesも、ここから旅立つのですが、後にも先にも駅で僕の持っているカードで切符を買えたのはこの駅のみで、この駅以外(FesやMeknesなど)で使えるのはドメスティックカードかユーロ圏で発行されたカードのみとの事。後でも書きますが、モロッコはキャッシュオンリーの店が多いので現金は少し多めに準備するか、事前にカード提携のATMの有無を調べるかしておいた方が良さそうです。

モロッコ・カサブランカの街並

カサブランカの中心部、クラオンヌ通りの街並

モロッコ・カサブランカの街並

カサブランカの中心部を通る幹線、FAR通り。 

モロッコ・カサブランカの街並

カサブランカの中心部、中央市場近くのアパルトメント。

モロッコ・カサブランカの街並

中央市場付近。カサブランカはモロッコで唯一、トラムが走っています。

モロッコ・カサブランカの街並

中央市場付近の建築補修中の建物。後で調べたらComplexe Culturel Sidi Belyoutと判明。

モロッコ・カサブランカの街並

中心部のアパルトメント。この辺の様式は旧宗主国フランスと通じます。

モロッコ・カサブランカの街並

カサブランカの中心部、アッサンハギール通りの街並。

 カサブランカの市街地は、南仏やカタルーニャと共通した感じの建築物・・・伝統建築だけでなく現代的な建築も含め・・・が多く、旧宗主国であるフランスだけでなく、地中海沿岸の交易からの影響を如実に感じさせます。モロッコと言うと砂漠のイメージが強い方も多いかもしれませんが、カサブランカから南東に200km離れたマラケシュよりもさらに下らないと砂漠にならず、マラケシュの南側から北東に伸びるアトラス山脈とさらに北に走るリーフ山脈のお陰で砂漠と断絶されており、この辺りは湿潤な雨が降ります。

とは言っても、建築の様式が空洞レンガの組積造中心なので、全体的に誇りっぽくこの辺は20年前と変わらないなあと感じました。 

モロッコ・カサブランカの宿

モロッコ到着初日の宿、ディワン/カサブランカ

モロッコ・カサブランカの宿

初日の宿、ディワン・カサブランカのロビー。ISへの警戒もあり、大抵のホテルは金属感知ゲートが設置されています。

モロッコ・カサブランカの宿

デチィワン・カサブランカの部屋。

モロッコ・カサブランカの宿

ディワン・カサブランカの廊下。

カサブランカの初日の宿は、ホテル”ディワン・カサブランカ” にしました。中心地にほど近い、バジェットラインの低廉なホテルです。15:00チェックインで翌日朝からFezへ向かう日程でしたから、余りカサブランカに滞在出来ない(最終日に戻っては来るのですが)事もあり、立地の良さで決めました。

アラベスクなインテリアではなく、どちらかと言うとモダンなイタリアのインテリアにイスラミックな様式が折衷している様な不思議な空間。インテリアはそんなに期待していませんでしたが(笑)部屋も広く、中央市場も行きたいレストランも近かったのでバランス的にまずまず。強いて言うともう少し手入れされていると良かったかもしれません。

ちなみに朝食、中国客を意識してか粥などもありますが、ちょっと残念な感じで期待しない方が良いかもしれません。僕らは、ここでの朝食はほどほどにし、早めにやっているスーパーでドーナッツやブレッドを購入して、Fez行きの車内に持ち込みました。

カサブランカの食事。

モロッコ・カサブランカの風景

ホテル近くのカフェ、Glacier Jbel Hebri

モロッコ・カサブランカの風景

ホテル近くのカフェ、Glacier Jbel Hebriでお茶しているベルベルのおばあちゃん。

モロッコ・カサブランカの風景

ホテル近くのカフェ、Glacier Jbel Hebriのカフェラテ。5DH。

モロッコ・カサブランカの風景

ホテル近くのカフェ、Glacier Jbel Hebriのケーキ。4DH。

 ホテルにチェックインしてから、近所の散策兼ねて立ち寄ったカフェ、Glacier Jbel Hebri。年配のお爺さんがもてなしてくれるカフェです。モロッコのカフェは、オープンテラスやストリートテラスなど外の席に女性が座れません。イスラムのマインドでしょうが、女性が人前に出る事を良しとしません。しかし室内ではOK。この辺の解釈の緩さがモロッコの魅力になっているのかもしれません。

カサブランカには、この手のカフェが多くあり大抵のカフェは5DH(55円)でカフェラテやエスプレッソが頂けます。そして大抵の飲み物には大量の砂糖が添えられ来ますが、お酒が禁じられているイスラムの智恵で、その代わりにスイーツや甘いものを摂取する訳です。砂糖も薄い板状の砂糖で何枚も付いてきます。笑

 このカフェに入ったとき、日本人が珍しいのか人の目線が気になりましたが、店のマスターは親切なお爺さんで、色々言葉やメニューを親切に教えてくれました。モロッコは基本的にフランス語なので、コミュニケーションは大変ですが、以外となんとかなるものです。

モロッコ・カサブランカの食事

オリエンタルホテルの1FにあるBrasserie La Tour。多国籍料理とモロッコ料理が楽しめるキュイジーヌ。

夜は、トリップアドバイザーで評判の良かった多国籍料理レストランBrasserie La Tourに出かけました。 フレンチ、オリエンタル(タイ、ベトナムなど)モロッカンが店内のシーンの異なる席でもてなすようなレストランです。インテリアにも力を入れており、レストランアワードでも入賞している実力店。確かにインテリアもそれを意識した設えに成っています。

モロッコ・カサブランカの食事

Brasserie La Tourで頂いたモロッコ(メクネス)ワイン

モロッコ・カサブランカの食事

Brasserie La Tourのモロッカンサラダ

モロッコ・カサブランカの食事

Brasserie La Tourのハリラ。トマトとオリーブにチキンと魚、ひよこ豆、フィデリアを煮込んだスープ。絶品。

モロッコ・カサブランカの食事

Brasserie La Tourの鱈のタジン。

モロッコ・カサブランカの食事

Brasserie La Tourの鶏のタジン。

 色々な国の料理が食べられるという事で、カサブランカの食通にも愛されているお店との事でしたが、不通にモロッコ料理をチョイスしました。王道のモロッカンですが、全般的に見た目はモダンで味もスパイス押さえ気味。他の国の料理とのバランスを考えてのことなのでしょうね。ポーションも、この後頂くモロッコ料理と比べても若干減らされている感じでしたが、タジンはボリュームがあり美味。

通常、イスラム圏ではお酒は御法度。シーア派のイラクなどは外国人でも強制されますが、モロッコでは大都市の外国客が良く通う様なレストランに限り、お酒が出されています。ここではビールからスピリッツ、ワインまで大抵のお酒がメニューに並びますが、今回はメクネスワインをチョイス。すっきりとした飲み口で、モロッコの料理にもとても合います。モロッコではこの後もワインを楽しみましたが、マルシェで40DHくらい。お店でも60DH~から出されていて、手頃な価格(日本人には)で楽しめます。

このお店、店名そのものが旅を意識していますが、モダンで美味しい事を考慮してもそこそこの値段なのでこの値段払うなら、港近くのモロッカンにいったほうが旅人的には有り難いかもしれませんね。

Brasserie La Tour
Hotel Sofitel Tour Blanche | Rue Sidi Belyout, Casablanca, Morocco
+212 5224-56200

ホテルから眺めた風景

初日のカサブランカは、程々に。カサブランカの物価感ですが・・・

交通:タクシー15DH、トラム初乗り4DH(デポジット有り)
カフェ:カフェラテ、カプチーノ、ハーブティなど4DH~
食事:一人75DH〜。良いレストランは100DH~ 

 

Morocco 2017 Reported by Futoshi Hirasawa

過去のDesigncafeのデザイン旅行記はこちらのページでご覧ください。

2017 頌春

敬頌新禧 

皆様、謹んで新春のご祝詞を申し上げます。昨年は、レギュラーで取り組まさせて頂いているプロジェクトを実直に取り組みながら、新しいプロジェクトにチャレンジする事ができ、また旧来の得意先からの案件などで非常に充実した一年でした。またスタジオを日本橋蠣殻町から日本橋浜町へ移転し、よりデザインワークに集中出来る環境が整いました。例年通り、今年もチャレンジすることを恐れず、高い水準でデザインワークやプロジェクトに取り組める様、メンバー全員で取り組む所存です。今年も引き続きご芳情を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

今年は、自分たちのデザインワークを鑑みつつ、新しい事や守るべき事を取捨選択していく場面が増えていく様な気がしています。色々なチャレンジをしていく事は、時として自分たちが本来やりたかった事なのか?見誤る可能性も秘めているからです。多様性と一貫性のようなアンビバレント(Ambivalent)=相反する要素は、これから先の未来を見つめた時、頻発するでしょうし、取捨選択して正しいと思う道に進んでいく事こそ幸せになれると思うからです。得意先と私たちにとって難しい仕事も増えていくかもしれませんが、条件や与件に怯まず、しなやかにに立ち廻っていきたいと思います。

2017年は1月5日から始動いたします。本年も一年よろしくお願い申し上げます。

2017年 元旦 平澤 太