Designcafe-Blog | ブログ

Designcafe™ の主宰者、平澤太のブログです。デザイン考、ライフワーク、インサイト、旅行などを不定期に綴っています。

Detail Japan

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Detail Japanが創刊されましたね。ドイツの建築紙Detailが日本向けに創刊した日本語版なのですが、良い雑誌です。ウェブサイトからの引用ですが・・ ・本国ドイツでは建築家の4人に1人が愛読 ・実務に役立つ図面や最新技術情報を多数収録 ・高層建築から身近な住宅まで ・必要なときにいつでも役立つ建築アイディアや技術のライブラリー ・デザインの幅を広げるプロダクト情報や活用事例を豊富に紹介 ・世界各地から選りすぐりの情報を提供 見た感じは、その名の通り建築やインテリアの詳細部分にフォーカスを当てながら、話題の建築物のトピックス(創刊号だと伊藤豊雄さんのインタビューが印象的)などが写真を織り交ぜて紹介されています。日本では余り見かけない紙面構成。詳細部分の図面はこの雑誌のために書き下ろしている(ドイツと同じであればですが・・)ので非常に見やすく、ライブラリーとして揃えればデザインアーカイプとしての価値も見いだせると思います。 収まりや詳細を取り扱う建築雑誌ですと、僕の事務所では建築知識を購読しているのですが、こちらは結構マニアックなくらい色々紹介する傾向があるので解説とビジュアルが程良いバランスで紙面を構成するDetail Japanは、非常に見やすいし判りやすいです。値段的にはプロフェッショナル向けの雑誌ですが、建築を目指す学生の方にも読んで欲しい雑誌です。。

BMW3シリーズ

BMW3シリーズが生まれ変わりましたね。BMW AGのデザインディレクターであるクリストファー・バングルが手がける3シリーズということもあって、注目していたのですが格好いいですね。今まで一番好きかも知れない。3は昔乗っていたこともあって思い入れのある車種なのですが、1シリーズの登場で昔担っていたポジションから少しプレミアムな方向にシフトした感じが伺えます。6気筒シリーズもあるわけですし。

クリストファー・バングルが就任してから初めて手がけた7シリーズは、今までの系統からおおよそ想像の付かない大胆なデザインを施したことで、本国ドイツはもとより世界中の自動車評論家の間で物議を醸したのですが、BMW共通のデザイン言語「フレイムサーフェシング」を掲げ、車種毎に「造形言語」をつくりあげていく手法は、カーデザインのその後のあり方に多大なる影響を与えたようです。

Z4や5、6シリーズを見ても顕著に現れていますが、この3シリーズのエクステリアは熟慮を要した(というよりトップジャッジが慎重だったのかもしれませんが)感じがします。一番の売れ筋ですし。この新しい3シリーズを真横から見るとショートオーバーハングでルーフからトランクグリッドへと流れるラインなんかは現行の3シリーズにも通じる感じがするのですが、エントリーモデルとしてのポジションを1シリーズに譲ったことで、全体的にサイズアップしていて、それがデザインにもインテリアの質感や装備のグレードにも如実に現れていると思います。

最近プレミアムな車(BMWの場合ブランドそのものがプレミアムな部分あるのですが)、例えばトヨタのクラウン、マークX、日産のフーガ、AudiのA6なんかも共通して言える(僕はそう思った)のですがスポーティなイメージを大なり小なり打ち出していますよね。。

個人的にはあと1年は買い換えする予定はないですが、他に魅力的な車がなかったら候補に挙がるかな?凄くバランスが取れていて、良い車ですね。。