今年の1月に行った、大阪・奈良出張の際に立ち寄った法隆寺本堂の写真です。広く知られていますが、法隆寺の柱はエンタシスの柱と同じ構造になっていて、当時の建築デザインではかなりモダンな構造をしています。何故こんな話を書いているかというと、前にここで書いた某自動車メーカーの出展する某モーターショーのブースプレゼンで方山裕一さんがデザインする、ブースにたつ柱の話題の時に、この話を僕がしてもりあがったからなんです(笑)。柱、特に高層建築が皆無だった、聖徳太子の時代は建築物でもとりわけ柱は威厳の象徴だったわけです。これは西洋でも同じですが、駆体構造が木造だった日本では、特に発達したのが柱だったわけです。
柱がシンメトリーに並ぶ法隆寺は凛としていて、いいですね。