去年の夏に出張で訪れた函館の風景です。場所は、金森倉庫(通称赤れんが倉庫)の前の港なんですが、やっぱり趣があっていいですね。こういった場所が日本にはいくつか点在していますが、空がきれいな場所って少なくなったなってつくつく思います。特に都市は空の面積が少ないから、よけい感じるんでしょうけど、街のデザインを10年スパンで真剣にやらないとこの写真のような見え方って無くなるんじゃないか?って思うことがあります。
優秀な建築家やデザイナーが日本には沢山いるのに何故出来ないのか?もちろん行政も絡むことですが、もっと単純なこと、一人一人の街に対しての興味や意識が希薄なことが理由なような気がします。江戸時代の江戸は当時世界最大の都市でしたが、凄く整理されていて、ゴミも少なく、江戸を訪れたスペインの貿易マンが驚いたという記録があります。でも、これは人々の意識が大きく左右していて、極力リサイクルしゴミを出さない仕組みを作ったり、建築でも高さを規制して(この場合は火災予防の意味が強いけど)景観をそろえたり、とにかく街を良くする意識が高かった。意識を高く持てばきっと日本もきれいでクリーンな街が増える。そう言う気持ちを持って仕事をしていきたいです。
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