写真は羽田空港第2旅客ターミナルビルの出発搭乗フロアー。今年は入ってからの出張・・飛行機で出かける出張は全てJALだったので、出来たてほやほやの第2旅客ターミナルビルを使うことが無かったのですが、今回は満を侍してANAを利用したのでやっと第2旅客ターミナルビルを見ることが出来ました。この出張は現場の視察を兼ねた出張だったのでクライアントと一緒に出かけたのですが、集合時間より1時間前に着いて見物しました(笑)。新しい空港はやっぱり良いですね。。
設計は、MHS(松田平田設計)、NTTファシリティーズ、シーザー・ペリ&アソシエイツの3社コラボレーション。総事業費で約670億円をかけた巨大プロジェクトで去年の12/1(だったと思います)にオープン。このターミナルはANAとAirdoが乗り入れしており、このターミナルの完成で直接搭乗率(ターミナルからそのまま飛行機に乗れる)が完成前の6割から9割に向上したようです。直接搭乗率の事で言うと完成前のANAで行先がローカル空港(富山空港とか庄内空港など)だとターミナルから一端バスに乗って飛行機プールまで運ばれてタラップを上るような事があったのですが、これはバリアフリーの観点から見るとものすごくお粗末なわけですね。これが解消されただけでも意義は大きいと思います。
デザイン的には開放的で軽い印象ですが、基本デザインのコンセプトが海と言うことと、アーバンを感じる中にリゾート的な要素を盛り込んだだけあって、色々な工夫が見られます。海の凪や揺らぎを感じるルーフデザイン(これはプロペラのモチーフでもあるようですが)、透明感を感じるガラスウォールなど陰影をはっきり付けている部分では非常に今っぽい建築物です。スリットが入っているせいか抜けを感じる空間構成で、サインシステムもガラスにシャープなピクトグラムを連動させているので見やすくて優しい印象も受けます。利用するのが楽しくなるターミナルビルです。
最低でも来月までに2回利用することになるのですが、よく観察して見ようと思っています。
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