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名称 モエレ沼公園
マスタープラン イサム・ノグチ
設計 アーキテクトファイブ
所在地 北海道札幌市東区 モエレ沼公園1-1
竣工年 2005年
用途 都市公園・ギャラリー
※2002年度のグッドデザイン大賞受賞
モエレ沼公園→http://www.sapporo-park.or.jp/moere/
マスタープランを作製時のイサムノグチのエピソード→こちら
モエレ沼公園(モエレぬまこうえん)は、北海道札幌市東区丘珠町にある都市公園。彫刻家イサム・ノグチの設計で1988年に着工し、2005年7月1日に完成オープン。面積はモエレ沼の水面もあわせて1.89キロ平方メートル。2002年度のグッドデザイン大賞を受賞しています。
モエレ沼公園の事を書きます。ご存じの方も多いと思うのですが、彫刻家のイサムノグチが1988年にマスタープラン&コンセプトを手がけ、実施設計はアーキテクトファイブが担当して造成した公園で、構想から完成(2005年7/1)まで17年の月日をかけた公園です。イサムノグチのアースワークの集大成であり、元々がゴミの集積場だった場所を生まれ変わらせた意味でもぜひ行ってみたかった公園でした。場所的には札幌の郊外にあるのですが札幌の中心部からだと地下鉄→バスを乗り継いで40分くらい。公園そのものは人工の山、噴水、プレイグランド、水遊びが出来る池、シンボリックな巨大な彫刻とクラブハウス的に聳えるガラスのピラミッドで構成されています。基本的にはなだらかな起伏に富んでいて、自転車でないと廻りきらない感じです。この公園、所有者は札幌市なので当然入園料は無料。無料でこの内容の公園が札幌にあるのがうらやましいです。
公園の感想は、とにかくすばらしかった。全面芝生があって、冬はソリ遊びが出来る山があって、夏は水遊びが出来る池があって、オールシーズン遊べるように配慮されているところが良いですね。彫刻そのものは点数が少ないですが、公園を一つの彫刻と見なしていて。子供達が遊ぶ環境としては最高だと思います。前衛芸術家が作ったとはいえ、挑戦的な要素(彫刻や造形)が皆無で安心して芸術に触れられる素晴らしい公園だと思います。。
撮影:平澤 太 ※写真の写真の無断転載を禁じます。
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