京都駅の事

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いまさらながら、の感もある京都駅の事を少し書きます。今回の京都旅行は、ホテルグランビア京都に宿泊して市内をいろいろ探索したので、車を駐車場まで取りに行く途中など何度か京都駅のメインコンコースを通るわけですが、この駅の国際建築コンペ(設計競技)は物議を醸したことで有名です。

この設計競技を制したのは日本の建築家、原広司で梅田のスカイタワー(空中庭園)を手がけたことで脚光を浴びた建築家です。このコンペ、安藤忠雄、バーナード・チュミなどそうそうたるビックネームが競ったコンペだけに建築業界以外の方からの関心も高かったのですが、出来上がった京都駅が南北を分断し、景観を無視していると非難が上がったのは有名な話です。

設計の内容を非難するより、この設計を依頼した際の与件(プログラム)が商業施設(伊勢丹)、ホテル(グランビア)そして駅と盛りだくさんの内容だった事を考えると致し方ないかなと思ったりもします。ハデな外観は好きにはなれないですが(笑)、内部はかなり面白くて僕は好きです。特に下から見上げたあの大階段は圧巻です。

小さいころから新幹線で祖母がいる広島まで年3回通った事がある僕にとって、本願寺の本堂が通過する際見えなくなったのは残念ですが、今こうして見上げてみるとこれはこれで、京都を感じる要素もあったりして悪くはないなと思ったりもします。10年後又きたときにどう感じるか、分かりませんけどね・・・

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