Designcafe-Blog | ブログ

Designcafe™ の主宰者、平澤太のブログです。デザイン考、ライフワーク、インサイト、旅行などを不定期に綴っています。

Barcelona 2015 Vol.11|Capítulo extra ! バルセロナ番外編

ゴシック地区で見掛けたレンタサイクル屋さん

Barcelonaの番外編。街で見かけた色々なものを撮影時系列に並べました。
ご笑覧頂ければと。

タバコ・ペール(煙草盆)バルセロナ空港にて

タバコ・ペール(煙草盆)。僕は、肩身の狭い愛煙者なので(笑)長時間のフライトが終わると真っ先にスモーキングエリアを探すことになるのですが、タバコ・ペールのデザインがカワイイと思わずニンマリしてしまいます。このタバコ・ペールのピクトは世界共通ですが、盆の部分が大きくて(灰砂の交換などが)扱いやすいそうです。バルセロナ空港にて。

バルセロナ空港・第一ターミナルから列車の接続部分のエレベーター

バルセロナ空港・第一ターミナルから列車の接続部分のエレベーター。

バルセロナ空港・第一ターミナルから列車の接続部分のエレベーターサイン。

バルセロナ空港駅の駅サイン。

バルセロナ空港駅の駅サイン。

バルセロナ空港駅の駅サイン。フォントはユニヴァースかな?素材はCSの出力でした。

行先表示サイン。色別で表示されているので非常に見やすく、洗練されています。

行先表示サイン。色別で表示されているので非常に見やすく、表示がシンプルで洗練されています。

Caixa Form(カイシャ・フォルム)の近くに設置されていた、行先表示サイン。色別で表示されているので非常に見やすく、洗練されています。

オリンピック公園周辺に設置されている、会場サイン。

オリンピック公園周辺に設置されている、会場サイン。

オリンピック公園周辺に設置されている、会場サイン。会場の配置図を中心に、3つの言語(スペイン語、カタルーニャ語、英語)のトリアングル表記でタイムテーブルと禁止事項が表記されています。解りやすいです。

レンタサイクル・スタンド。バルセロナ現代美術館にて。

レンタサイクル・スタンド。バルセロナ現代美術館にて。

レンタサイクル・スタンド。事前に申し込む事で自由に使えるレンタサイクルですが、残念ながらスペイン在住者でないと申し込み出来ません。バルセロナの街中にあるので気軽に乗って、行き先付近のスタンドに乗り捨てることができます。写真は、バルセロナ現代美術館のレンタサイクル・スタンド。

路肩清掃車ですが、バルセロナではコンパクトなタイプが活躍。

路肩清掃車ですが、バルセロナではコンパクトなタイプが活躍。

グエル邸に向かう途中で見かけた、路肩清掃車。日本でも幹線道路で良く見かける路肩清掃車ですが、バルセロナの場合は路地で狭い事もありコンパクトなタイプが活躍しています。この車、色々な種類に遭遇しましたが全部カッコいいんです。

サンタカタリーナ市場のロゴタイプ。

サンタカタリーナ市場のロゴタイプ。

サンタカタリーナ市場のロゴタイプ。斜めに重なっていますが、これが正式な(笑)ロゴタイプ。

サンタカタリーナ市場の旧搬入口。

サンタカタリーナ市場の旧搬入口。

サンタカタリーナ市場の旧搬入口。この市場は2010年にリノベーションされているのですが、その際に新設したレストラン(イート・インのような感じ)のサブエントランスとして造りかえられています。主要構造が松なので、それに合わせた木製の建具が設えられています。

サンタカタリーナ市場の裏路地にあるスタンドサイン。

サンタカタリーナ市場の裏路地にあるスタンドサイン。

サンタカタリーナ市場の裏路地にあるスタンドサイン。建物の位置関係が描かれているのですが、表記がアバウトすぎて笑えます。

ジョアン・ミロ公園の近くにある、消防署。

ジョアン・ミロ公園の近くにある、消防署。

ジョアン・ミロ公園の近くにある、消防署。シャッターの開放の仕方がなかなかいいなと。

ハンギングポスト。ジョアン・ミロ公園の近くにて。

ハンギングポスト。ジョアン・ミロ公園の近くにて。

ハンギングポスト。かわいいです。

H10 Itacaの近所の公園に設置されていた遊具。

H10 Itacaの近所の公園に設置されていた遊具。

今回のベースホテルであるH10 Itacaの近所の公園に設置されていた遊具。4人が向き合って座ってくるくる回転して遊ぶのですが、木製&バネで撓りが加わるのでなかなかスリリングで楽しめます。ハイグレードなバージョンも有り (笑

ガス入りミネラルウオーターCortes。

ガス入りミネラルウオーターCortes。

今回のベースホテルであるH10 Itacaの地下にあるスーパーで購入したガス入りミネラルウオーターCortes。6本入りで5ユーロ弱。パッケージも洗練されていて、ガスも強くなく、常温でも美味しいので滞在中愛飲していました。これ、日本にも入れて欲しい。

地下鉄サグラダ・ファミリア駅。

地下鉄サグラダ・ファミリア駅。

地下鉄サグラダ・ファミリア駅。今回の移動はほぼタクシーがメインでしたが、アクセスの良い近場の移動で地下鉄も利用しました。釣り橋状のコンコースがユニークです。

サグラダファミリア駅の路線図。

サグラダファミリア駅の路線図。

サグラダファミリア駅の路線図。

モンセラット修道院の下にあるカフェ。

モンセラット修道院の下にあるカフェ。

モンセラット修道院の下にあるカフェ。この設えは近年のものですが、ブリックの設え&全体の色のトーンがスペインっぽくて良いですね。

モンセラット修道院の駐車場に待機していた、連結バス。

モンセラット修道院の駐車場に待機していた、連結バス。

モンセラット修道院の駐車場に待機していた、連結バス。運転が難しそう。。

階段のロートアイアン装飾。

階段のロートアイアン装飾。

モンセラット修道院のコリドーに繋がる階段の装飾。

R5番線の車内。

R5番線の車内。

R5番線の車内。基本的に長距離線はコンポーネントっぽく向かい合わせになっています。

地下鉄Marina駅のプラットフォーム。

地下鉄Marina駅のプラットフォーム。

地下鉄Marina駅のプラットフォーム。

トラム。本数が少ないのが残念。

トラム。本数が少ないのが残念。

エルカンツの蚤の市、の目の前を走っているトラム。

仮設材と安価な素材で建てられたレンタサイクルセンター。

仮設材と安価な素材で建てられたレンタサイクルセンター。

エルカンツの蚤の市に隣接するレンタサイクルセンター。

エルカンツの蚤の市に隣接するレンタサイクルセンター。ポリカーボネート波板の屋根、パイン材のデッキフロアー。

エルカンツの蚤の市に隣接するレンタサイクルセンター。ポリカーボネート波板の屋根、パイン材のデッキフロアー。

既出のレンタサイクルスタンドに有人のインフォメーションセンターが併設されています。

エルカンツの蚤の市に隣接するレンタサイクルセンター。構造は二重構造で至ってチープな造り。

エルカンツの蚤の市に隣接するレンタサイクルセンター。構造は二重構造で至ってチープな造り。

見ての通り、構造は二重構造になっていて、外側は、足場用の金属単管パイプで板線メッシュでレイヤー化された簡素な造り。

エルカンツの蚤の市に隣接するレンタサイクルセンター。

サッカーのゴールネットのように編まれている素材はスチールの番線。

単管とメッシュのレイヤー部分のディティール。

丸赤のボールがサイン代わりに。断面の形状は意外に複雑。

丸赤のボールがサイン代わりに。断面の形状は意外に複雑。

4面に入り口があり、接道している両サイドはレンタサイクルのアイコンである丸赤のボールがサイン代わりになっています。内側はポリカーボネートの屋根構造になっていて、雨を凌ぎます。

入り口のドアのディティール。

入り口のドアのディティール。

入り口のドアのディティール。仕上はスチール亜鉛メッキ。

インフォメーションセンターは木造+スチールプレート仕上。

インフォメーションセンターは木造+スチールプレート仕上。

内部。インフォメーションセンターは木造+スチールプレート仕上。サイクルスタンドとパイン材のデッキのコントラストが綺麗です。

インエントランス。このゲートとスライドドアも全てパイン材。

インエントランス。このゲートとスライドドアも全てパイン材。

メインエントランス。このゲートとスライドドアも全てパイン材。ポリカーボネートの天井とパイン材のデッキフロアのラインが端正な佇まいを齎せています。 インフォメーションセンターは木造+スチールプレート仕上。 両サイドはレンタサイクルのアイコンである丸赤のボールがサイン代わりになっています。

プランターがサイクルセンターのナンバリングサインを兼用。

プランターがサイクルセンターのナンバリングサインを兼用。

エルカンツの蚤の市に隣接するレンタサイクルセンター目の前の植栽。プランターがサイクルセンターのナンバリングサインを兼用しています。目を引く故にわかり易い。

「現代美術を巡るツアー」のポールサイン。

「現代美術を巡るツアー」のポールサイン。

カン・フラミス美術館とMedia TICの中間で見つけた「現代美術を巡るツアー」のポールサイン。ナンバリングと施設名が併記されていてわかり易いです。

「現代美術を巡るツアー」のポールサイン。既出のオリンピック公園会場サインと一緒でトリアングル表記。

「現代美術を巡るツアー」のポールサイン。既出のオリンピック公園会場サインと一緒でトリアングル表記。

「現代美術を巡るツアー」のポールサイン。既出のオリンピック公園会場サインと一緒でトリアングル表記。

Media TICの目の前で見つけたゴミ回収ボックス。

Media TICの目の前で見つけたゴミ回収ボックス。

Media TICの目の前で見つけたゴミ回収ボックス。市中あちこちで見かけます。ちなみにこのゴミ箱は2M近く高さがあるのですが、アーム搭載のゴミ回収車がくるっともちあげて中のゴミを片付けます。朝6:00位でないと見掛ける事は出来ませんが、なかなかシュールです。カメラ持っていなかったのが残念。

ゴシックエリアで見つけた、レンタサイクル屋さん。看板がわかり易い。笑

ゴシックエリアで見つけた、レンタサイクル屋さん。看板がわかり易い。笑

ゴシックエリアで見つけた、レンタサイクル屋さん。看板がわかり易い。笑

Platja de Sant Sebastiàで見掛けた、海の家。ペンダントランプの代わりにかごが吊るされています。笑

Platja de Sant Sebastiàで見掛けた、海の家。ペンダントランプの代わりにかごが吊るされています。笑


Platja de Sant Sebastiàで見掛けた、海の家のカウンター。

Platja de Sant Sebastiàで見掛けた、海の家のカウンター。

Platja de Sant Sebastiàで見掛けた、海の家。一年を通じて温暖湿潤なバルセロナは常夏までは行かないけど常設の「海の家」が沢山あります。どこもオリジナルの指向を持っていて飽きないのですが、例えばこの店の場合ペンダントランプの代わりにかごが吊るされています。笑

バル形態の海の家。

バル形態の海の家。

バル形態の海の家。日本のように一辺倒ではなく、タパス専門、バー専門、アメリカンなど特色が分かれています。街中の店舗と変わりません。

シャワーコーナーも常設されています。

シャワーコーナーも常設されています。

海の家とセットでこのようなシャワーコーナーも常設されています。そのまま着て来て、シャワー浴びてそのまま帰るセニョリータが多数いて(笑)目の保養になりました。。 この気候ですからお店はどんどんアウトドア化していて、普通の路面店でも必ずと言っていい程、アウトドア席を常設しています。こういう食文化ですから保健衛生法的な規制も緩いんでしょうね。

大型のパラソル。日差しが強いバルセロナでは必須。

大型のパラソル。日差しが強いバルセロナでは必須。

このパラソル、なんとセンター支柱一基でこのサイズ。

海岸のほとりではこんな風景が広がっています。

海岸のほとりではこんな風景が広がっています。

ストリート・サッカーをしていた子供たち。ユニフォームはまんまバルセロナでしたけど、余り上手くなかった。がんばれー 笑

モンジュイックと海岸を結ぶロープウェイ。

モンジュイックと海岸を結ぶロープウェイ。

モンジュイックの麓と海岸を結ぶロープウェイ。

コロナではなく”コロニータ”

コロナではなく”コロニータ”

スーパーで「安いなあ」と思って買ったビールは、コロナではなく”コロニータ”。騙されました。でもこれはこれで結構いけました。笑

 

Barcelona 2015 Reported by Futoshi Hirasawa

過去のDesigncafeのデザイン旅行記はこちらのページでご覧ください。

Barcelona 2015 Vol.10|カン・フラミス美術館 ~ 傷ついた星(L’Estel ferit)

ポンペウ・ファブラ大学(UPF CAMPUS COMUNICACIÓ)

ポンペウ・ファブラ大学(UPF CAMPUS COMUNICACIÓ)

インドラ・システム本社ビル(Indra Sistemas de Seguridad SA Barcelona)

インドラ・システム本社ビル(Indra Sistemas de Seguridad SA Barcelona)

インドラ・システム本社ビル(Indra Sistemas de Seguridad SA Barcelona) 

インドラ・システム本社ビル(Indra Sistemas de Seguridad SA Barcelona) 

カン・フラミス(カン・フルミス)美術館 Museo Can Framis コリドーエントランス部分

カン・フラミス(カン・フルミス)美術館 Museo Can Framis 織物工場時代の煙突

カン・フラミス(カン・フルミス)美術館。メインエントランスの中庭。

カン・フラミス(カン・フルミス)美術館。

カン・フラミス(カン・フルミス)美術館。

カン・フラミス(カン・フルミス)美術館。

カン・フラミス(カン・フルミス)美術館。

カン・フラミス(カン・フルミス)美術館。

カン・フラミス(カン・フルミス)美術館。

バルセロナ・デジタルセンタービル(Barcelona Digital Centro Tecnológico・The Media-TIC building) 

バルセロナ・デジタルセンタービル(Barcelona Digital Centro Tecnológico・The Media-TIC building) 

傷ついた星(L’Estel ferit)

傷ついた星(L’Estel ferit)

傷ついた星(L’Estel ferit)

バルセロナ滞在四日目後半は、アグバータワーからカン・フラミス美術館、バルセロナメディアテックを経て傷ついた星(L’Estel ferit)とバルセロネータ海岸へ。バルセロナ現代建築巡りの後半編。

カン・フラミス(カン・フルミス)美術館 Museo Can Framis

カン・フラミス(カン・フルミス)美術館 Museo Can Framis

カン・フラミス(カン・フルミス)美術館 Museo Can Framis


カン・フラミス(カン・フルミス)美術館 Museo Can Framis 織物工場時代の煙突

 カン・フラミス(カン・フルミス)美術館 Museo Can Framisは、前回のレポートでご紹介したアグバータワーやDiagonal 197にほど近いRoc Boronat地区・ポンペウ・ファブラ大学(コミュニケーション学科の分校)の隣にある私設美術館です。コンバージョンの設計は、これまた既出のディセニィ・ハブ・バルセロナ(Disseny hub barcelona)の内装を手がけたBAAS arquitecturaが担当しています。

カン・フラミス(カン・フルミス)美術館 Museo Can Framis コリドー内部


カン・フラミス(カン・フルミス)美術館 Museo Can Framis 左が大学(UPF CAMPUS COMUNICACIÓ)の校舎で右が美術館。シームレスに繋がっています。


カン・フラミス(カン・フルミス)美術館 Museo Can Framisの敷地


カン・フラミス(カン・フルミス)美術館。周囲は素晴らしいランドスケープで囲まれています。


カン・フラミス(カン・フルミス)美術館。メイン棟。


カン・フラミス(カン・フルミス)美術館。コリドーからメインエントランス側へ抜ける通路。

 この美術館は、18世紀後半まで織物工場として使われており、その後閉鎖。この工場のオーナー一家の末裔であるフラミス家がコレクションした300点余りの美術品を収蔵する美術館として2009年、コンバージョンオープンしました。 見ての通り、織物工場の名残を見せながらも、部分増床&建て増しをしていて、当時の姿を残しながらもモダンな設えで生まれ変わっています。

カン・フラミス(カン・フルミス)美術館。コリドーからメインエントランス側へ抜けるとこんな感じに。


カン・フラミス(カン・フルミス)美術館。メインエントランス側のオブジェ。


カン・フラミス(カン・フルミス)美術館。メインエントランスの中庭。


カン・フラミス(カン・フルミス)美術館。メインエントランスの中庭。

カン・フラミス(カン・フルミス)美術館。メインエントランスの中庭。


カン・フラミス(カン・フルミス)美術館。

カン・フラミス(カン・フルミス)美術館。


カン・フラミス(カン・フルミス)美術館。


カン・フラミス(カン・フルミス)美術館。

 予め調べていった訳ではなかったので、この日は閉館していましたが隣が大学で一帯全体が素晴らしいランドスケープで囲まれています。散策路があり、気軽に出入りする事ができるのは、観光客への配慮もあるのかもしれません。 派手さは無いものの、回遊路にそって無理の無いマスタープランと増床&建て増しが企てられていて、通りからの見栄もボリュームアウトしない程度に纏められています。この辺の纏め方も素晴らしかったです。

Project Name: Can Framis Museum 
Construction year: 2007 
Architect(s): BAAS arquitectura 
Project Category:Cultural | Museums and Libraries 
Address: Carrer Roc Boronat 116-126, BARCELONA, Spain
www.fundaciovilacasas.com

 

バルセロナ・デジタルセンタービル(Barcelona Digital Centro Tecnológico・The Media-TIC building) 

バルセロナ・デジタルセンタービル(Barcelona Digital Centro Tecnológico・The Media-TIC building)

カン・フラミス(カン・フルミス)美術館の真向かいにあり、Barcelona Digital Centre Tecnològicがメインオフィスとして入るデジタルセンター。ハイテックな外観が特徴の、産学民がシェアするオフィスビルです。設計は、地場の建築家であるエンリック・ルイス・ヘリ(クラウド9)が担当しています。

 

インドラ・システム本社ビル(Indra Sistemas de Seguridad SA Barcelona) 

インドラ・システムビル(Indra Sistemas de Seguridad SA Barcelona)


インドラ・システム本社ビル(Indra Sistemas de Seguridad SA Barcelona)

軍需産業の企業としても有名なインドラ・システムのビルは、褐色のバーチカルルーバーが特徴のオフィスビルです。 残念ながら設計者は不明。

 

 ポンペウ・ファブラ大学(UPF CAMPUS COMUNICACIÓ)

ポンペウ・ファブラ大学(UPF CAMPUS COMUNICACIÓ)

こちらは カン・フラミス(カン・フルミス)美術館の隣にある、ポンペウ・ファブラ大学(UPF CAMPUS COMUNICACIÓ)の別校舎。近隣に点在しています。

 

傷ついた星(L’Estel ferit)

傷ついた星(L'Estel ferit)

傷ついた星(L’Estel ferit)


傷ついた星(L'Estel ferit)

傷ついた星(L’Estel ferit)引いてみるとこんな感じで、少々残念な雰囲気。

これを建築と呼んで良いのか迷う所ですが、バルセロネータ(砂浜)にあるベルリン出身のドイツ人ポップアーティスト、レベッカ・ホルン(ホーン)の手に拠る作品です。バルセロナオリンピック開催時にバルセロナとこの海岸に対してのリスペクトを込めて製作された作品で、スチールブロックを不安定に積み上げた形状は、19世紀に立てられたゴシックエリアの30㎡の狭小アパートメントのオマージュだそうです。場所は、バルセロネータ沿い(砂浜)にあります。

 

番外編。海岸の風景

ラ・バルセロネータ LA BARCELONETAの海岸の風景


ラ・バルセロネータ LA BARCELONETAの海岸の風景


ラ・バルセロネータ LA BARCELONETAの海岸の風景


ラ・バルセロネータ LA BARCELONETAの海岸の風景


ラ・バルセロネータ LA BARCELONETAの海岸の風景。パラソルがでかい!


ラ・バルセロネータ LA BARCELONETAの海岸の風景


ラ・バルセロネータ LA BARCELONETAの海岸の風景。パラソルがとにかくでかい。笑


ラ・バルセロネータ LA BARCELONETAの海岸の風景


ラ・バルセロネータ LA BARCELONETAの海岸の風景。海の家は、冬でも温暖なバルセロナでも夏限定だそうです。


ラ・バルセロネータ LA BARCELONETA地区


ラ・バルセロネータ LA BARCELONETA地区のロープウェイ乗り場。海岸とモンジュイックの丘を結んでいます。

 

 

Barcelona 2015 Reported by Futoshi Hirasawa

過去のDesigncafeのデザイン旅行記はこちらのページでご覧ください。

Barcelona 2015 Vol.09|エンカンツの蚤の市~アグバータワー~ Diagonal 197

エンカンツの蚤の市( Els ENCANTS BARCELONA )

エンカンツの蚤の市( Els ENCANTS BARCELONA )エントランス

エンカンツの蚤の市( Els ENCANTS BARCELONA )屋根ミラー部分のディティール

エンカンツの蚤の市( Els ENCANTS BARCELONA )別アングル

エンカンツの蚤の市( Els ENCANTS BARCELONA )GF部分

エンカンツの蚤の市( Els ENCANTS BARCELONA )フロアー全景

エンカンツの蚤の市( Els ENCANTS BARCELONA )フロアー全景

エンカンツの蚤の市( Els ENCANTS BARCELONA )エントランス付近

エンカンツの蚤の市( ENCANTS BARCELONA )

ディセニィ・ハブ・バルセロナ(Disseny hub barcelona)

ディセニィ・ハブ・バルセロナ(Disseny hub barcelona)エントランス

ディセニィ・ハブ・バルセロナ(Disseny hub barcelona)

ディセニィ・ハブ・バルセロナ(Disseny hub barcelona)

ディセニィ・ハブ・バルセロナ(Disseny hub barcelona)

ディセニィ・ハブ・バルセロナ(Disseny hub barcelona)

ディセニィ・ハブ・バルセロナ(Disseny hub barcelona)とアグバータワー( Torre Agbar )

ディセニィ・ハブ・バルセロナ(Disseny hub barcelona)

ディセニィ・ハブ・バルセロナ(Disseny hub barcelona)

アグバータワー(アグバールタワー)(Torre Agbar )全景

アグバータワー(アグバールタワー)(Torre Agbar )。左側に ディセニィ・ハブ・バルセロナがあります。

アグバータワー(アグバールタワー)(Torre Agbar )近影

アグバータワー(アグバールタワー)外壁とルーバーのディティール

アグバータワー(アグバールタワー)外壁

アグバータワー(アグバールタワー)外壁

アグバータワー(アグバールタワー)外壁と開口部

アグバータワー(アグバールタワー)のランドスケープの一部

Diagonal 197(Campus Audiovisual)設計:デビッド・チッパーフィールド

Diagonal 197(Campus Audiovisual)設計:デビッド・チッパーフィールド

Diagonal 197|外壁のディティール。アスロックに染色したような淡い風合いの塗材仕上

Diagonal 197|外壁のディティール

Diagonal 197|外壁のディティール

バルセロナ滞在四日目後半は、市内に戻りエンカンツの蚤の市からアグバータワーを経てBarcelona Digital Centro Tecnológicoへ。バルセロナ現代建築巡りの前半編。

 Text / Photo @Hirasawa Futoshi / FUJIFILM X-T10 + XF14 F2.8 & XF18 F2

エンカンツの蚤の市( Els ENCANTS BARCELONA )

 エンカンツの蚤の市( Els ENCANTS BARCELONA )

エンカンツの蚤の市( Els ENCANTS BARCELONA )


 エンカンツの蚤の市( ENCANTS BARCELONA )

エンカンツの蚤の市( ENCANTS BARCELONA )

ヨーロッパでも最も古い蚤の市の一つである、エンカンツの蚤の市。2013年に周辺の都市再開発に伴い、隣接地に移転し、リニュアールオープンしました。 泥棒市とも揶揄されるくらい多種多様なモノを取り扱う(笑)蚤の市としても有名で、地元の人でにぎわっています。

エンカンツの蚤の市( ENCANTS BARCELONA )

エンカンツの蚤の市( ENCANTS BARCELONA )

リニューアルオープンでの最大の目玉は、この巨大でシンボリックな「ミラー屋根」です。設計は地場の設計事務所「 Fermín Vázquez, b720 architecture studio」。この設計事務所は、バルセロナでは力のある組織設計事務所らしく、後述のデビッドチッパーフィールドがマスターデザインしたオフィスビル「Diagonal 197」やジャン・ヌーベルがマスターデザインした「アグバータワー」でもクレジットされています。ヨーロッパ全体で公募したコンペを勝ち抜いたプランニング&デザインですが、竣工間近に雨漏りが発覚し(笑)オープンが3ヶ月伸びています。たまにしか雨が振らないですから仕方ないのでしょうか(笑)

 エンカンツの蚤の市( Els ENCANTS BARCELONA )

エンカンツの蚤の市( Els ENCANTS BARCELONA )エントランス


 エンカンツの蚤の市( Els ENCANTS BARCELONA )

エンカンツの蚤の市( Els ENCANTS BARCELONA )屋根ミラー部分のディティール


 エンカンツの蚤の市( Els ENCANTS BARCELONA )

エンカンツの蚤の市( Els ENCANTS BARCELONA )別アングル

設計の意図としては、一つのシームレスなフロアー(都合3フロアーをスロープで繋げている)にする事で、回遊性を高め、来客者にストレスが掛からないように配慮されています。マーケットそのものは常設店舗(プレハブ・タイプの店舗)とフリーマーケットに分かれていて、棲み分けされています。このマーケットは四方からのビジビリティが良く、どの面から眺めてもボリュームが異なって見えます。

エンカンツの蚤の市( Els ENCANTS BARCELONA )GF部分

エンカンツの蚤の市( Els ENCANTS BARCELONA )GF部分


エンカンツの蚤の市( Els ENCANTS BARCELONA )フロアー全景

エンカンツの蚤の市( Els ENCANTS BARCELONA )フロアー全景


エンカンツの蚤の市( Els ENCANTS BARCELONA )エントランス付近

エンカンツの蚤の市のエントランス付近。目の前の店舗ではCKの偽物パンツが5枚で10€

エントランス目の前の店舗ではCKの偽物パンツが5枚で10€で売られていたのが衝撃的でしたが(笑)、モダンで斬新な建築とは異なり、売っているものはかなり生々しく(雨漏りもモノともせず)相当な情熱を掛けて創られた建築(屋根)もここまで派手じゃないと売っているモノに負けちゃうなあと(笑)。商売する方も必死でしょうが、建築も必死にならざるを得ないですね。。 

エンカンツの蚤の市( ENCANTS BARCELONA )

AV.Meridiana,73,08018 Barcelona
設計:Fermín Vázquez, b720 architecture studio
URL: http://www.encantsbcn.com/en-us/home.aspx
月・水・金・土 9:00~20:00
http://www.encantsbcn.com/ca-es/calendari.aspx

 

 ディセニィ・ハブ・バルセロナ(Disseny hub barcelona) 

 ディセニィ・ハブ・バルセロナ(Disseny hub barcelona)

ディセニィ・ハブ・バルセロナ(Disseny hub barcelona)


 ディセニィ・ハブ・バルセロナ(Disseny hub barcelona)

ディセニィ・ハブ・バルセロナ(Disseny hub barcelona)エントランス

エンカンツの蚤の市の真向かいにあるディセニィ・ハブ・バルセロナ(Disseny hub barcelona)は、デザイン関係のイベントや企画展などを行うスペースとして建てられたデザイン・ミュージアムで、設計は、地場の建築家集団のMBM ARQUITECTES、彼らの代表作です。元々は、ペドラルベス宮殿内にあった陶器博物館、装飾美術館、テキスタイル・装飾博物館が一つに纏まり2014年12月にこの地でオープンしました。

ディセニィ・ハブ・バルセロナ(Disseny hub barcelona)

ディセニィ・ハブ・バルセロナ(Disseny hub barcelona)


ディセニィ・ハブ・バルセロナ(Disseny hub barcelona)

ディセニィ・ハブ・バルセロナ(Disseny hub barcelona)


ディセニィ・ハブ・バルセロナ(Disseny hub barcelona)

ディセニィ・ハブ・バルセロナ(Disseny hub barcelona)

フロアー事にカテゴライズされており、1Fは主に地元に関連するデザインアイテムの常設&テンポラリーな空間になっており、僕らはこのフロアーだけ見学しました。

ディセニィ・ハブ・バルセロナ(Disseny hub barcelona)

ディセニィ・ハブ・バルセロナ(Disseny hub barcelona)


ディセニィ・ハブ・バルセロナ(Disseny hub barcelona)とアグバータワー( Torre Agbar )

ディセニィ・ハブ・バルセロナ(Disseny hub barcelona)とアグバータワー( Torre Agbar )


ディセニィ・ハブ・バルセロナ(Disseny hub barcelona)

ディセニィ・ハブ・バルセロナ。左下に見えるのががエンカンツの蚤の市の屋根


ディセニィ・ハブ・バルセロナ(Disseny hub barcelona)

ディセニィ・ハブ・バルセロナの裏側は、水盤とアグバータワーへと続くランドスケープによって繋がりがあります。

昨年末オープンし、このディセニィ・ハブ・バルセロナの完成によって、このエリアの再開発は一区切り(とは言っても、他所ではまだまだ建てていますが)した感があり、このエリアの散策するのも今回の旅行の楽しみの一つでした。蚤の市をみて、デザインミュージアムを見学し、疲れたらお茶休憩出来る場所もあるのでお薦めです。

ディセニィ・ハブ・バルセロナ(Disseny hub barcelona)

 Pl. de les Glòries Catalanes 37
TEL 34 932 255 800。
設計:MBM ARQUITECTES
10時〜20時。月曜休。
入場料6ユーロ。公式サイト

 

 アグバータワー(アグバールタワー)(Torre Agbar )

 アグバータワー(アグバールタワー)(Torre Agbar )全景

アグバータワー(アグバールタワー)(Torre Agbar )全景


 アグバータワー(アグバールタワー)(Torre Agbar )全景

アグバータワー(アグバールタワー)(Torre Agbar )。左側に ディセニィ・ハブ・バルセロナがあります。


アグバータワー(アグバールタワー)(Torre Agbar )近影

アグバータワー(アグバールタワー)(Torre Agbar )近影

バルセロナの近代建築ではもっともシンボリックな「アグバータワー」は2005年に完成した、水道局の本社ビルです。高さは低く抑えられている(バルセロナは高度規定があり、高い建物が建てられない)ものの、夜はド派手なライトアップで良くも悪くもよく目立つタワーです。基本構想・設計は大御所、ジャン・ヌーベル。

アグバータワー(アグバールタワー)外壁とルーバーのディティール

アグバータワー(アグバールタワー)外壁とルーバーのディティール

モンセラットの山肌と(水道局の本社ビルという事から)噴水のオマージュとされる外観のデザインですが住民からの評判が芳しくない事が多いようで「街並に合っていない」「座薬みたい」と散々です(笑)。アントニ・ガウディが各所に建立した際も似たり寄ったりの散々な評価でしたから、それまで許容されて来なかった建築を建てる建築家は勇気が入ります。新しい事にチャレンジするのは、建築家も地元住民も双方大変です。

アグバータワー(アグバールタワー)外壁

アグバータワー(アグバールタワー)外壁


アグバータワー(アグバールタワー)外壁

アグバータワー(アグバールタワー)外壁とルーバーとLED灯具のディティール


アグバータワー(アグバールタワー)外壁と開口部

アグバータワー(アグバールタワー)外壁と開口部。開口部のルーバーは透明になっています。


アグバータワー(アグバールタワー)のランドスケープの一部

アグバータワー(アグバールタワー)のランドスケープの一部

バルセロナは景観規制が厳しい街なので、この外観の色彩パターンも相当スタディして決めていったはずでジャン・ヌーベルの情熱を感じます。プログラミングで動くのはライトアップだけでなく、透明とタペガラスのルーバーが開口部の有無によって配置され、外気温によって自動的に日差しを遮る仕組みにもなっています。思っている以上に密度があり緻密なディティール。ちなみに中はオフィスのため入れません。

アジアの都市で見掛ける「タワー建築」に比べるとそれなりにヒューマンスケールが維持され、環境の余白が守られている事もあり(また建築のデザインとしても配慮が感じられる)なかなか良い建築だと思います。バルセロナの新しいシンボルとして建てた訳ですし、見れて良かったなと。

アグバータワー(アグバールタワー)Torre Agbar 

Construction year: 2005 
Architect(s): Jean Nouvel Atelier | B720 Arquitectos Project 
High Rise | Office 
Website: www.torreagbar.com 
Address: Avda. Diagonal 211, BARCELONA, Spain

 

Diagonal 197(Campus Audiovisual)

Diagonal 197(Campus Audiovisual)設計:デビッド・チッパーフィールド

Diagonal 197(Campus Audiovisual)設計:デビッド・チッパーフィールド


Diagonal 197(Campus Audiovisual)設計:デビッド・チッパーフィールド

Diagonal 197(Campus Audiovisual)設計:デビッド・チッパーフィールド

このエントリーでここまで見た建築の中では最も古い2008年に完成したオフィスビル Diagonal 197。設計はデビッド・チッパーフィールド。この建物は見学する予定に無かったのですが(笑)、たまたま通りが掛かったこの建物が、デビッド・チッパーフィールドがマスターデザインを手がけたバルセロナの裁判都市 (La Ciutat de la Justicia)と手法が似ている(外壁の仕上)事もあり、後で調べた所やはりデビッド・チッパーフィールドの設計だったというオチです。笑

Diagonal 197|外壁のディティール

Diagonal 197|外壁のディティール。アスロックに染色したような淡い風合いの塗材仕上


Diagonal 197|外壁のディティール

Diagonal 197|外壁のコンポジション


Diagonal 197|外壁のディティール

Diagonal 197|外壁のコンポジション

均一ではない、斑感のある外壁色。全体的に低彩度で纏められていることもありますが、遠方から見ると色が混ざり合って見え、窓のランダム感が際立つ不思議な外観です。派手な外観を擁した近代建築が目立つバルセロナの街の中で大御所が手がけた建築としては地味に見えるかもしれませんが、非常に緻密なスタディが感じられ、感銘を受けました。

 

Diagonal 197(Campus Audiovisual)

Avinguda Diagonal 197, BARCELONASpain
Construction year: 2008
設計: David Chipperfield Architects | B720 Arquitectos Project

 

 

Barcelona 2015 Reported by Futoshi Hirasawa

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