1908年に建築家リュイス・ドゥメナク・イ・ムンタネー(Lluís Domènech i Montaner)の設計によって完成した、モデルニズモ様式のコンサートホール。1997年に世界遺産に登録されていますが、現在も現役で使われているコンサートホールです。元々は、カタルーニャを代表する合唱団、ウルフェオー・カタラー(Orfeó Català、1891年設立)の為に、バルセロナの企業家たちが資金援助して建てられたホールなだけに、ディティールまで創り込まれた凝った建築です。
さらには、美術館の向かいにある中世からの教会とその建物が、バルセロナ現代美術館の一部として、大きな作品の展示や、一部の作品の保管などに利用されています。美術館としての役割は、単に美術収蔵品の展示、啓蒙、管理に留まらず周辺環境との調和、アートに対する積極的な発信がありますが、このバルセロナ現代美術館は、非常によく纏まっていて、裏手に当たるバルセロナ現代文化センター(Centre De Cultura Contemporanea De Barcelona)との環境面の連携は見事でした。
バルセロナ現代文化センター(Centre De Cultura Contemporanea De Barcelona)ヘムンタグレ通りからエントランス&コリドーを眺める
バルセロナ現代文化センター(Centre De Cultura Contemporanea De Barcelona)ヘムンタグレ通りからのビュー
バルセロナ現代文化センター(Centre De Cultura Contemporanea De Barcelona)。敷地はこじんまりしている
バルセロナ現代文化センター(Centre De Cultura Contemporanea De Barcelona)は、1994年2月にオープン。建築、デザインなどバルセロナの20世紀の現代アートを代表する作品が常に展示されている地元の人たちの間で人気のアートスポットです。バルセロナ現代美術館と同じく月曜閉館(2015年8月現在)なので中は見学出来ませんでした。
バルセロナ現代文化センター(Centre De Cultura Contemporanea De Barcelona)
CCCBは、約15,000平米の延べ床面積があり、1802年に創設されたバルセロナ慈善団体(Casa de la Caritat de Barcelona)の建物をリノベーションしています。設計したのは、エリオ・ピニョン&アルベルト・ビアプラーナ。U字型の配置、北側の地上30メートルの全面ガラス張りの建物でへムンタレグレ通りからは、中に踏み込まないと中が窺い知れない造りになっています。
CCCB バルセロナ現代文化センター 設計:エリオ・ピニョン&アルベルト・ビアプラーナ ADD: Montalegre 5 Plaza Catalunya (L1, L3) TEL: 93-306-4100 URL:www.cccb.org 営業時間:11時から20時まで 月曜閉館 入場料:大人4.4ユーロ 16歳以下は無料
ランブラス通り(La Rambla)・サン・ジュセップ市場 (Mercado de Sant Josep)
ランブラス通り(La Rambla)に合流する車道
ランブラス通り(La Rambla)に合流する路地で見つけた自転車屋
ランブラス通り(La Rambla)に入る前に見つけたCafe
ランブラス通り(La Rambla)
ランブラス通り(La Rambla)
ランブラス通り(La Rambla)
ランブラス通り(La Rambla)
ランブラス通り(La Rambla)
ランブラス通り(La Rambla)の沿道にあるサン・ジュゼップ市場(Mercat de Sant Josep)
ランブラス通り(La Rambla)はバルセロナを代表するメインストリートで、旧市街地に位置し、市の中心部から臨海地区まで続く長さ1.2kmの並木道です。沿道には、サン・ジュゼップ市場(Mercat de Sant Josep)や少し入った所にグエル邸があります。 このランブラス通りは、バルセロナきっての繁華街であるのと同時にスリの名所(前回、個人で行った時はポケットに入れていたダミー財布が見事にすられました。苦笑)でもあるのですが、今回はスリ対策を施していったので幸い被害には遭わずにすみました。最近はiPhoneスリなる、スマートフォンを狙ったスリがヨーロッパの各地で多発しているらしいので、行かれる方は対策が必要ですよ。
Mercado de Sant Josep (サン・ジュセップ市場(ボケリア)) ADD:La Rambla 85 -89 TEL:(34) 93 318 2017 開店時間:8:00~20:30 定休日:日曜
サンタ・エウラリア大聖堂 La Catedral de la Santa Creu i Santa Eulàlia
サンタ・エウラリア大聖堂
サンタ・エウラリア大聖堂 (La Catedral de la Santa Creu i Santa Eulàlia)は、ゴシック地区の中心にあるカトリック教会の教会で、13世紀から15世紀にかけゴシック様式で建てられています。バルセロナ市民からは単にラ・セウ(La Seu)と呼ばれており、バルセロナ大司教座が置かれています。入場は無料(2015年8月現在)ですが、帽子は被らず手で持つ、肌の露出が多い洋服を着ている場合はストールなどで肌を隠すなど、一定のドレスコードがあります。
ADD:Pla del la Seu, 08002 Barcelona 開館時間:8:00~19:30 入館料:平日 8:00~12:45、17:15~19:30:無料/13:00~17:00:寄付制 日曜祝日 8:00~13:45、17:15~19:30:無料/14:00~17:00:寄付制 休館日:無休 URL:http://www.catedralbcn.org/index.php?lang=en(英語版)
サンタ・カタリーナ市場 Mercado Santa Catarina
サンタ・カタリーナ市場 Mercado Santa Catarina ファサード面
サンタ・カタリーナ市場 Mercado Santa Catarina ファサード。バル&レストラン入口。