和・洋・中での食で構成された朝食ビュッフェ。香港のホテルの場合、朝食はオプションである事が多い(その代わりになる飲茶や朝食が取れる外食店が多い)のですが、一點心 One Dim Sumのようなお店だと一時間位待たされてしまいます。今回は時間の制約もあったので、朝食だけは宿泊したシャングリラのビュッフェで済ましました。済ましたとはいっても、クオリティは満足いくもので、その日の体調に合わせて自由に選べるのはやっぱりいいですしね。個人的には飲茶と中国粥がメインで、サラダや付け合わせを色々チョイスして頂きました。
聖ヨセフ修道院と聖堂(Igreja e Seminário de S. José 聖若瑟修院大樓及聖堂)
1728年に聖ポール大学とともに創設された聖ヨセフ修道院は、イエズス会によって建築された美しい教会です。中国、日本および近隣における宣教活動の主要拠点でした。聖ヨセフ修道院は大学と同等の教育課程を持ち、1800年にはポルトガル女王ドナ・マリア1世から「伝イエズスの修道士が追放された後、ラザロ派の聖職者たちに引き継がれ、1800年には「レアル・セミナリオ」と呼ばれるようになりました。ドーム型の美しい天井には、「IHS」というイエズス会のシンボルが書かれ、フランシスコ・ザビエルの上腕部の遺骨も祀られているそうです。修道院隣の1758年に建築された聖ヨセフ教会は、ユネスコ2001年発行の「Atlas mundial de la arquitectura barroca」で中国にあるバロック建築の代表作として紹介されており、建築的にも貴重なものです。
リラウ広場からすぐの所にある、西洋の建築手法を取り入れた、初期マカオの中国建築。中国近代の文豪・思想家である鄭觀應の故居で1811年に建てられています。敷地面積は4000平方メートル、最盛期では3~400名ほどが居住していたと伝えられています。複数の建物と中庭で構成されており、アーチ型の装飾に灰色レンガを使用したり、インド式の真珠貝の窓枠に中国式格子窓が取り付けられるなど、中国と西洋の影響による様式が垣間みれ、この頃のマカオの特徴である東西文化の交差する様子が伺えます。2002年からの修復で、暫く公開されていませんでしたが、2010年2月に修復を終え、一般公開されています。既にご紹介した盧家屋敷(Casa de Lou Kau 大堂巷七號住宅)と比べても大屋敷といったかんじで、贅沢に造られています。
Macau / Hong Kong 2014 Vol.9|好吃的吃飯(A delicious meal)のページでご紹介しますが、マカオでの観光を終えたあとにマカニーズのレストランで夕食を済ませていたので、この軽食は全く無意味(お腹が空いていない)で、お世辞でも美味しそうに見えないハンバーガー(笑)のでゆったり爆睡する以外はエコノミーで十分だと思いました。
Macau & HongKong 2014 Reported by Futoshi Hirasawa