Designcafe-Blog | ブログ

Designcafe™ の主宰者、平澤太のブログです。デザイン考、ライフワーク、インサイト、旅行などを不定期に綴っています。

Morocco 2017 Vol.08|Moroccan cuisine مطبخ المغرب モロッコの食

 イスラムの影響の中にスペイン&ポルトガルにも通じるモロッコの食について。

地中海に面したモロッコは、アトラス山脈の湿潤な雨が降ることで良質な水が豊富です。大西洋、地中海と海産物も豊富なので、砂漠や山間エリアとの地域差が見えます。今回はカサブランカを除くとフェズ、シャウエン、メクネスとアトラス山脈の麓を巡ったので食の変化はあまり感じられませんでしたが、どこも美味しくて安く、一週間居ても飽きませんでした。

 

 Brasserie La Tour  “Casablanca”

モロッコ・カサブランカの食事

夜は、トリップアドバイザーで評判の良かった多国籍料理レストランBrasserie La Tourに出かけました。 フレンチ、オリエンタル(タイ、ベトナムなど)モロッカンが店内のシーンの異なる席でもてなすようなレストランです。インテリアにも力を入れており、レストランアワードでも入賞している実力店。確かにインテリアもそれを意識した設えに成っています。

モロッコ・カサブランカの食事

モロッコ・カサブランカの食事

モロッコ・カサブランカの食事

モロッコ・カサブランカの食事

モロッコ・カサブランカの食事

 色々な国の料理が食べられるという事で、カサブランカの食通にも愛されているお店との事でしたが、不通にモロッコ料理をチョイスしました。王道のモロッカンですが、全般的に見た目はモダンで味もスパイス押さえ気味。他の国の料理とのバランスを考えてのことなのでしょうね。ポーションも、この後頂くモロッコ料理と比べても若干減らされている感じでしたが、タジンはボリュームがあり美味。

通常、イスラム圏ではお酒は御法度。シーア派のイラクなどは外国人でも強制されますが、モロッコでは大都市の外国客が良く通う様なレストランに限り、お酒が出されています。ここではビールからスピリッツ、ワインまで大抵のお酒がメニューに並びますが、今回はメクネスワインをチョイス。すっきりとした飲み口で、モロッコの料理にもとても合います。モロッコではこの後もワインを楽しみましたが、マルシェで40DHくらい。お店でも60DH~から出されていて、手頃な価格(日本人には)で楽しめます。

このお店、店名そのものが旅を意識していますが、モダンで美味しい事を考慮してもそこそこの値段なのでこの値段払うなら、港近くのモロッカンにいったほうが旅人的には有り難いかもしれませんね。

Brasserie La Tour
Hotel Sofitel Tour Blanche | Rue Sidi Belyout, Casablanca, Morocco
+212 5224-56200

 

Chez Hakim “FES” 

Fes初日の夕食は、トリップアドバイザーで評判の良かったレストラン Chez Hakimにしました。リヤド、ダル・エル・バリから徒歩5分程度。Fesの旧市街では、モロッコ料理以外のレストランを探す方が酷なのですが(笑)僕的には旅行中ずーっとモロッコ料理でも飽きない自信があるので、迷わずこの店へ。 

欲張りすぎて頼んでしまった事もあり、食べきれず少し残してしまったのですが、 どれもこれも安定の美味しさ。モロッコは野菜も豊富で海産物も肉(豚や肉食動物以外)も豊富なので、自ずとレシピのバリエーションも豊富。今回の旅全体で言えますが、食で外す事は無かったです。美味しいものを食べると印象に残るし、良い思い出になりますからね。ちなみにこれだけ食べて180MAD(=2020円。2017年2月)。

 レストラン Chez Hakim
n 12 El Batha, Rue de la Poste | Fes, Fes 30030
+212 5357-40816

 

The Ruined Garden(ルインド・ガーデン)”FES”

 少し遅い昼ご飯は、The Ruined Garden(ルインド・ガーデン)で摂ることにしました。トリップアドバイザーの評価も良く、またFesのど真ん中にあるにもかかわらず、美しいガーデンに囲まれた中で食事ができます。 

ランチはセットメニューでの提供のみの様ですが、スモールポーションのタパスセットでどれも美味しいです。外で食べるタパスは最高。特にひよこ豆(と何とか豆)のスープは絶品でした。このセットとガス入り水込みで125MAD。

WiFiも完備なので、休憩がてら次の行き先のチェックなんかもできます。常時繋がらないだけに、これがとてもありがたく、迷宮のオアシスのように感じました。笑

The Ruined Garden(ルインド・ガーデン
15 Derb Idrissy Sidi Ahmed Chaoui Medina 30110, Siaj, Fes, モロッコ
riadidrissy.com
営業:  13時00分~21時30分 

  

Chez Racid “FES”

Fes最後の晩餐は Chez Racidにしました。Bab Boujloud “The Blue Gate”から徒歩2分くらい、レストランが並んでいる中の一軒。店毎にテーマカラーが決まっているようで(笑)このお店はブルー。ブルーのお皿が目印です。ゲート近くで人通りが賑やかな場所にあるので、非常に混んでいますが店自体の回転率がとても良いのでそんなに待たずに入れます。

モロッコの夜はカサブランカからFesに至るまで、2月の夜間は結構冷え込むので暖かい料理がなによりありがたく、毎日ハリラ(モロッコのスープ)を頂いていました。ひよこ豆を中心とした具沢山スープなので腹持ちもします。

 出てくる料理は、一見Chez Hakimと同じ伝統的なモロッカンなのですが、こちらの方が大味で少しがっかり。トリップアドバイザーではこちらの方が評価が高いのですが、多分にコストパフォーマンスでの評価なのかなと。個人的には昨晩のChez Hakimの方が美味しかったです。オープンエアーで賑わいのある中で食事が楽しめるので、Fezの空気感を味わうという評価なのでしょうね。さくっと入ってお腹を満たす様な感じの(失礼!)レストランです。ボリュームが多い割にお安く一人60MADあればお腹いっぱいになります。

Chez Rachid

Talaa Seghuira, Fes, Morocco
+212 662-577987

 

Restaurant Beldi Bab Ssour “Chefchaouen”

ちょっと遅めのランチは、日本語ぺらぺらのオーナーが居る不思議なレストランBeldi Bab Ssourで。レストランが少ないシャウエンのメディナで最も観光客を集めるレストランだと思います。伝統的なモロッコ料理の他、イタリア(パスタ)なども提供しています。

全般的に素朴だけど、味のメリハリがあって美味しかったです。店員も皆気が効くしフレンドリー。これにミントティー(無糖)を付けて一人70MAD。リーズナブルで美味しいし、トリップアドバイザーでシャウエン一位なのも納得出来ました。

Restaurant Beldi Bab Ssour
No 5 Rue El Kharrazin, Chefchaouen 91000

 

 

Ryad Bahia (リヤド・バヒヤ)”MEKNES”

シャウエンを発ったのが15:00でFes〜メクネスに到着したのが22:00過ぎでしたが、メクネスの宿は、シャウエンで予約した Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)にお世話になりました。ホテルやリヤドに関して、シャウエンまでは日本で予め予約していたのですが、シャウエンへの往復は交通事情が読めない(CTMのバスは乗車数に限りがあるので、ターミナルで空いている時間のバスチケットを手にするまで、到着時間が読めない)事もあり、現地で予約することにしていました。そんな感じでFes~シャウエンのバスからギリギリ列車に乗り込んで来たので夕飯が摂れず、お腹がすいていたのですが、事情を話すとオーナーさんが「タジンとハリラなら直ぐ出せるよ」と。ありがたく頂きました。後で知った事なのですが、ここはレストランもやっていて、オーナーさん自ら料理。モロッコの家庭料理が味わえます。

 

 

Restaurant YA HALA Meknes “MEKNES”

Restaurant YA HALA Meknesで昼ご飯をとりました。トリップアドバイザーでメクネス最高の評価のレストランです。この日の予定は午後にはカサブランカに戻る予定でしたので、このランチがメクネスでの最後の食事。

僕の旅の経験で水が美味しいということは食事も期待出来、実際そうでした。 ここの料理は全ておいしく衝撃的。オリーブとワインの産地だけあって、今回の旅の中でも(昨晩のBahiaの食事も含めて)食事の印象ではMeknesが一番印象に残りました。

Restaurant YA HALA Meknes
住所: 10 Sidi Amar Bouaouada Sebaghine, Meknes 50030, Morocco
電話番号: +212 649-988816

 

Morocco 2017 Reported by Futoshi Hirasawa

Morocco 2017 Vol.07|Meknès شمكناس メクネスへ

シャウエンからFesへ戻る車窓の風景

シャウエンからFesへ戻るバスの休憩で立ち寄ったターミナルの露天商。焼き鳥好きにはたまらない。

シャウエンからFesへ戻るバスの休憩で立ち寄ったターミナルの露天商。トイレ休憩でこれを買う人が居るのかと。。

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の部屋の設え。伝統と格式を感じるインテリア

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の部屋の設え。伝統と格式を感じるインテリア

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の部屋の設え。伝統と格式を感じるインテリア

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の部屋の設え。テキスタイルをコーディネートした窓周りはオーナーさんが自ら設えたそう

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の部屋の設え。伝統と格式を感じるインテリア

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の部屋の設え。モロッコのスツール”プフ”はFesで同じものを買い求めました

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の部屋の設え。伝統と格式を感じるインテリア

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)のハリラ。沁み入る美味しさ

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)のチキンとジャガイモのタジン。余りに美味しくて感動しました。

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の部屋の設え。伝統と格式を感じるインテリア

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の部屋の設え。伝統と格式を感じるインテリア

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)のコリドール。典型的なモロッコの建築様式(中庭がある)

典型的なモロッコの建築様式(中庭がある)Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)のコリドール。

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)のコリドールに面した居室。この部屋に泊まりました。

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)のコリドールに面した居室。

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)のコリドールに面した居室。

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の2Fのラウンジ

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の2Fのラウンジから屋上へ上る階段

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の2Fのラウンジから屋上へ上る階段

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の2Fのラウンジの建具

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の1Fのコリドールに面したラウンジ

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の1Fからコリドールを見上げる。この上の階の左側の部屋に泊まりました。

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の1Fのコリドールに面したラウンジ

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の2Fの階段。上ります。

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の屋上のテラス。屋上にも部屋が取り囲んでいます。何部屋あるんだ?

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の屋上のテラスから見たメクネスの眺望

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の屋上のテラスから見たメクネスの眺望

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の屋上のテラスから見たメクネスの眺望

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の屋上のテラス。幾つもの離れが点在している造り

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の屋上のテラス。屋上にも部屋が取り囲んでいます。

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の屋上のテラス。屋上にも部屋が取り囲んでいます。

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の屋上のテラスから見たメクネスの眺望

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の屋上のテラスから見たメクネスの眺望

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の屋上のテラス。

Meknes(メクネス)のメディナの路地。朱色の壁が点在するのが印象的

メクネスのメディナの路地。Bahiaの近く。

El Hedim Square(ヘディム広場)の露天商

El Hedim Square(ヘディム広場)。向こう側に有名なマンスール門があります。

El Hedim Square(ヘディム広場)近くの路地

Restaurant Yahala (レストラン・ヤハラ)の店内

Restaurant YA HALA Meknesのエッグプラント。衝撃の美味しさ。

Restaurant YA HALA Meknesの野菜のタジン。これも美味。

Restaurant YA HALA Meknesの料理

マンスール門。アラベスクのモザイクと象嵌、彫刻が織りなす美しい門です。

マンスール門近くの街並

マンスール門の通用口

マンスール門の通用口

Prison de Kara

Prison de Kara

Prison de Karaの地下。鬱蒼としています。

Prison de Karaの地下。鬱蒼としています。

Prison de Karaの地下。鬱蒼としています。

Prison de Karaの地下。鬱蒼としています。

Prison de Karaの地下へ向かう階段の壁に彫り込まれた文字。ユダヤ教徒も隔離されていたんですね。

Prison de Karaの壁の一部

El Hedim Square(ヘディム広場)の露天商。ここでお土産のポットを購入

El Hedim Square(ヘディム広場)のカフェにて

El Hedim Square(ヘディム広場)のカフェからマンスール門を眺める

メクネスのメディナの路地。Bahiaの近く。

シャウエンを後にし、Fes経由でMeknes(メクネス)へ。行きと同じCTMのバスでFesに戻り、列車でMeknesへ向かいます。メクネスは城壁に囲まれた都市で、1675年から1728年までアラウィー朝の首都が置かれた古都でFesの西60kmに位置します。アラウィー朝の一連の遺跡やブー・イナニア・メデルサ(イスラム神学校)などで世界遺産に登録されています。 

シャウエンからFesへ戻るバスの車窓の風景


シャウエンからFesへ戻るバスの休憩で立ち寄ったターミナルの露天商。焼き鳥好きにはたまらない。


シャウエンからFesへ戻るバスの休憩で立ち寄ったターミナルの露天商。トイレ休憩でこれを買う人が居るのかと。。

Ryad Bahia (リヤド・バヒヤ)

シャウエンを発ったのが15:00でFes〜メクネスに到着したのが22:00過ぎでしたが、メクネスの宿は、シャウエンで予約した Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)にお世話になりました。ホテルやリヤドに関して、シャウエンまでは日本で予め予約していたのですが、シャウエンへの往復は交通事情が読めない(CTMのバスは乗車数に限りがあるので、ターミナルで空いている時間のバスチケットを手にするまで、到着時間が読めない)事もあり、現地で予約することにしていました。そんな感じでFes~シャウエンのバスからギリギリ列車に乗り込んで来たので夕飯が摂れず、お腹がすいていたのですが、事情を話すとオーナーさんが「タジンとハリラなら直ぐ出せるよ」と。ありがたく頂きました。後で知った事なのですが、ここはレストランもやっていて、オーナーさん自ら料理。モロッコの家庭料理が味わえます。

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)のハリラ。沁み入る美味しさ


Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)のチキンとジャガイモのタジン。余りに美味しくて感動しました。


Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の部屋の天井の設え。伝統と格式を感じるインテリア


Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の部屋の設え。伝統と格式を感じるインテリア


Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の部屋の設え。伝統と格式を感じるインテリア


Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の部屋の設え。テキスタイルをコーディネートした窓周りはオーナーさんが自ら設えたそう


Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の部屋の設え。伝統と格式を感じるインテリア


Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の部屋の設え。モロッコのスツール”プフ”はFesで同じものを買い求めました


Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)のレストルームの設え


Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の部屋の設え。伝統と格式を感じるインテリア


Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の部屋の設え。伝統と格式を感じるインテリア

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)は、今回の旅で泊ったリヤドの中では最も規模が大きく、豪邸を改修してます。あまりに素晴らしく、華美過ぎない設えと相まってムーレイ・イスマイルの情緒を感じる事ができるのですが、なんとオーナー夫妻(奥様の実家)を改修したとのこと。2Fにはオーナー夫妻が住まわれているのですが、設えの手入れ具合に愛着を感じるのは、小さい頃から住まわれていた事も理由なのでしょうね。

典型的なモロッコの建築様式(中庭がある)Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)のコリドール。


典型的なモロッコの建築様式(中庭がある)Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)のコリドール。


Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)のコリドールに面した居室。この部屋に泊まりました。


Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)のコリドールに面したレストスペース。


Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)のコリドールに面した居室。


Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の2Fのラウンジ。オーナー家族の昔の写真が飾られていたりします。


Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の2Fのラウンジから屋上へ上る階段


Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の2Fのラウンジから屋上へ上る階段


Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の2Fのラウンジの建具。この向こう側がオーナー家族の居室


Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の1Fのコリドールに面したラウンジ


Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の1Fからコリドールを見上げる。この上の階の左側の部屋に泊まりました。


Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の1Fのコリドールに面したラウンジ


Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の2Fの階段。上ります。


Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の屋上のテラス。屋上にも部屋が取り囲んでいます。何部屋あるんだ?


Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の屋上のテラス。


Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の屋上のテラス。屋上にも部屋が取り囲んでいます。


Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の屋上のテラス。屋上にも部屋が取り囲んでいます。


Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の屋上のテラス。幾つもの離れが点在している造り


Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の屋上のテラスから見たメクネスの眺望


Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の屋上のテラスから見たメクネスの眺望


Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の屋上のテラスから見たメクネスの眺望


Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の屋上のテラスから見たメクネスの眺望


Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)の屋上のテラスから見たメクネスの眺望

 Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)は、世界遺産指定されているメクネスのメディナの中にあり、Fes同様行くのにかなり迷います(笑) 。中心部にあるので、屋上からの眺望は最高でこのアラウィー朝の古都の様子が良く解ります。今回泊ったリヤドの中では最も大規模ですが、元々は邸宅(オーナー奥様の実家)で比較的新しいということもあり、FesのDar el Baliあたりと比べても華美過ぎない現実的な暮しぶりが垣間みれます。使用人の部屋(屋上の部屋で客室として利用)が名残であったり、木製建具の象嵌の精密さをとってもただの家ではない事だけははっきりしていますが(笑)、フェズーシャウエンーメクネスと400kmくらいの距離感の中にそれぞれの辿った街の歴史や様式の違いを見て取れるのが印象深かったです。

ここのオーナーさんは、旅好きで今でも年に数回はアジアを中心に家族で出かけているそうです。その旅好きが興じて、廃墟になりかけていたこの建物を改修してリヤドを始めたそうですが、リヤドを始める時はこの旅での体験がとても役に立ったそう。コリドールに面したラウンジには、旅の行き先で撮った写真が飾られているのですが、この中に僕が以前行ったこの辺とかの写真もあり、共通の旅先の話で会話も弾みました。賞味24時間しか過ごせませんでしたが、素晴らしいリヤド。東京に来られたら連絡してくださいねとアドレスを渡して後にしました。

Ryad Bahia(リヤド・バヒヤ)
Tiberbarine, Ancienne Medina Meknes, Meknes, Morocco

 

 Meknes 街の風景(メディナ、マンスール門、ヘディム広場)

Meknes(メクネス)のメディナの路地。赤みの多い壁が点在するのが印象的

 メクネスは、ここに住んだアフリカ先住民のベルベル人・メクネッタ族に由来し、モロッコの歴史を語る上で外せない街です。マラケシュ、フェズ程有名ではないかもしれませんが、綺麗な軟水が豊富なのでメクネスワインやオリーブが特産品です。

メクネスのメディナの路地。Bahiaの近く。


メクネスのメディナの路地。Bahiaの近く。

 

El Hedim Square(ヘディム広場)のカフェ


El Hedim Square(ヘディム広場)。向こう側に有名なマンスール門があります。


El Hedim Square(ヘディム広場)近くの路地


マンスール門。アラベスクのモザイクと象嵌、彫刻が織りなす美しい門です。


マンスール門近くの街並


マンスール門の通用口

9世紀に軍事要塞として建設が始まったメクネスは、17世紀にイスラム教のアラウィー朝の首都になるのですが時の王様ムーレイ・イスマイルは地の利があるヨーロッパとの交流に力を入れます。特にルイ14世に深く傾倒したことは有名で、メクネスをヴェルサイユのような街にしたいと考え、大規模な改修を始めます。古い街並みを壊し、ヨーロッパ文化を取り入れた建物を造った訳です。この様式(イスラム+ヨーロッパ風)の建築はヒスパノ・モレスク様式と呼ばれ、街の至る所に見られるようになりました。

メクネスの食事

Restaurant Yahala (レストラン・ヤハラ)の店内

Restaurant YA HALA Meknesで昼ご飯をとりました。トリップアドバイザーでメクネス最高の評価のレストランです。この日の予定は午後にはカサブランカに戻る予定でしたので、このランチがメクネスでの最後の食事。

Restaurant YA HALA Meknesのエッグプラント。衝撃の美味しさ。


Restaurant YA HALA Meknesの野菜のタジン。これも美味。


Restaurant YA HALA Meknesの料理

僕の旅の経験で水が美味しいということは食事も期待出来、実際そうでした。 ここの料理は全ておいしく衝撃的。オリーブとワインの産地だけあって、今回の旅の中でも(昨晩のBahiaの食事も含めて)食事の印象ではMeknesが一番印象に残りました。

Restaurant YA HALA Meknes
住所: 10 Sidi Amar Bouaouada Sebaghine, Meknes 50030, Morocco
電話番号: +212 649-988816

Prison de Kara

Prison de Kara


Prison de Kara

Prison de Karaは異教徒であるキリスト教徒を隔離投獄した刑務所で、その後穀物倉庫として転用された施設です。この施設に数万人のキリスト教徒を投獄したとのこと。異教徒の争いは想像を絶します。 

Prison de Karaの地下。鬱蒼としています。


Prison de Karaの地下。鬱蒼としています。


Prison de Karaの地下。鬱蒼としています。


Prison de Karaの地下牢。吸気口から光が漏れます。後に穀物倉庫として活用した時に吸気口が空けられたようです。


Prison de Karaの地下へ向かう階段の壁に彫り込まれた文字。ユダヤ教徒も隔離されていたんですね。


Prison de Karaの壁の一部

 地下牢はがらんとしており、後年穀物倉庫として利用された時に取り付けられた給気口から溢れる光が印象的です。特筆するものはありませんが壁に投獄された人達の叫びの様な落書きが残っており、暗闇の中で閉じ込められた人達の苦しみが伝わってきます。この地下牢の雰囲気と似た場所をあえて上げるのならはアウシュビッツでしょうか。不気味な静粛さが無言の苦しみを与えて人を殺していく残酷さとオーバーラップします。

Prison de Kara
Palais de Moulay Ismail, Meknes, Morocco

メクネスの露天商(ヘディム広場)

El Hedim Square(ヘディム広場)の露天商。ここでお土産のポットを購入


El Hedim Square(ヘディム広場)のカフェにて


El Hedim Square(ヘディム広場)のカフェからマンスール門を眺める

メクネスは滞在時間が賞味一日無かったので、余り周辺まで散策する事ができませんでしたが、お土産の残りを買い求めヘディム広場の露天を見て廻りました。世界遺産を形成するエリアですが、写真の通り市井の生活が溢れ活気があります。素焼の陶器は5MADから売られており、纏めて買うと叩き売り状態になります(笑)。日本に持ち帰ったときに割れてしまうものも多かったので品質的にはFesのそれとはかけ離れていますが、買い物そのものが面白かったので良かったです。

いよいよメクネスを離れ、列車でカサブランカへ戻ります。この帰りの電車の時にちょっとした事件があったのですが、それは次回に。

 

Morocco 2017 Vol.06|Chefchaouen شفشاون/الشاون‎ シャウエン

ベルベル人の民族衣装ジェラバを織る機織り工場

シャウエンの典型的な玄関。

壁の全てが青く塗られている訳ではありません

壁の色も褪せてしまう為エリアによってバラツキがあります

左右の建物の色が異なる珍しいエリア

建物の上下階で塗り分けされているエリア

売り出し中の家はこんな感じで。笑

壁画やプランターで個性を発揮している家屋も。笑

シャウエンに限らずモロッコのメディナは猫が多いのです

腰で塗り分けされているエリア

夕暮れ時の街の雰囲気

かなり珍しい、デコラティブな塗り分けを施した家屋

かなり珍しい、デコラティブな塗り分けを施した家屋その2

メディナを取り囲む城壁の北側

メディナを取り囲む城壁の北側その2

露天で売っていた揚げドーナッツ。プレーンで素朴な甘さで病み付きに。4つで5MAD。20個くらい買っていたお爺さんもいました。笑

山岳地帯の街なので、階段が多いのです

素敵なリヤド。中はモダンな設え

シャウエンの街の夜

先ほどとは別のパン屋さん。ここでも揚げドーナッツが売っています。

玄関パターンその1

玄関パターンその1

シャウエンのキオスク

シャウエンの子供たちは、夜の礼拝の後も元気よく遊びます

シャウエンのモスクのミナレット。ライトアップされており美しいです。

シャウエンでは有名なカフェ

シャウエンの夜明け。

シャウエンのメディナを二日掛けて散策 

 歴史や自然の多様さが魅力の一つであるモロッコにおいて独特の雰囲気を放つシャウエン。シャウエンのメディナは既出の通り、とてもコンパクトなので一日で廻れます。シャウエン二日目も散策しながら写真撮影とお店巡りをしていました。

ベルベル人の民族衣装ジェラバを織る機織り工場兼店


シャウエンの典型的な玄関。


壁の全てが青く塗られている訳ではありません


壁の色も褪せてしまう為エリアによってバラツキがあります


左右の建物の色が異なる珍しいエリア


建物の上下階で塗り分けされているエリア


売り出し中の家はこんな感じで。笑


壁画やプランターで個性を発揮している家屋も。笑


シャウエンに限らずモロッコのメディナは猫が多いのです


腰で塗り分けされているエリア

 

夕暮れ時の街の雰囲気


かなり珍しい、デコラティブな塗り分けを施した家屋


かなり珍しい、デコラティブな塗り分けを施した家屋その2


メディナを取り囲む城壁の北側


メディナを取り囲む城壁の北側その2


素敵なリヤド。中はモダンな設え


露天で売っていた揚げドーナッツをカフェに持ち込むことができます。プレーンで素朴な甘さで病み付きに。4つで5MAD。20個くらい買っていたお爺さんもいました。笑


山岳地帯の街なので、階段が多いのです


シャウエンの街の夜


先ほどとは別のパン屋さん。ここでも揚げドーナッツが売っています。


玄関パターンその1


シャウエンのキオスク。あちこちにあります


シャウエンの子供たちは、夜の礼拝の後も元気よく遊びます


シャウエンのモスクのミナレット。ライトアップされており美しいです。

モスクのミナレット(塔)。モロッコは四角い塔が殆どで、この形状は他のイスラムと一線を画します。アザーンとよばれる礼拝を告げる声は、この塔から聞こえてきます。ちなみにこの写真では判らないですが、ミナレットの先端にある少し曲がった棒がついていて、メッカの方向「東」を表しています。中に入らなくてもお祈りが出来る仕組みです。

シャウエンでは有名なカフェ


シャウエンの夜明け。

シャウエンは一泊二日(実質一日)の滞在でしたが、コンパクトな街故に十分堪能出来ました。フォトジェックで人も親切ですし。ちなみにFesやシャウエンのメディナのレストランは、ほぼ100%キャッシュオンリー。実際はカードの取り扱いが出来ても使うのをいやがられたりする事が多いです。なので現地通貨で現金が下ろせるカードを一枚準備して必要に応じて現金を持っておいた方が安心。ちなみにモロッコのATMは全てフランス語なので面食らいますが、なんとかなるものです。。

明日はFes経由でMeknes(メクネス)へ。この度もいよいよ終盤です。