Helsinki / Porvoo 2017 Vol.03 | Alvar Aalto House

ヘルシンキ中心街から4番トラムに乗ります

4番トラムの車窓の風景。

4番トラムの車窓の風景。

Alvar Aalto(アルヴァーアアルト)の自邸正面

アアルト自邸の作業スペース。もともと自宅兼スタジオとして活用していたので、奥にライブラリースペースがあります。

アアルト自邸の作業スペースからダイニングへアクセスする引き戸。日本の建築からインスピレーションされたそう。

アアルト自邸。作業スペースから二階へのアクセスは暖炉を格納した階段で。その奥にライブラリーがあります。

アアルト自邸のダイニングエリア。

アアルト自邸のダイニングにあるピアノ。奥さんで同じ建築家のアイノ・マルシオのデザイン。自分のデザインのピアノがあるなんて素敵だなあと。

アアルト自邸のダイニング。スタジオスペースの反対側からのビュー。

アアルト自邸のダイニング。スタジオスペースの反対側から視点を変えて。

アアルト自邸のダイニングの書棚。

アアルト自邸のキッチンダイニング。意外と狭いですがとても機能的。

アアルト自邸のキッチン。ここは進入禁止エリアでした。

アアルト自邸の2階の子供部屋。

アアルト自邸の2階の寝室。

アアルト自邸の二階にあるラウンジ。冬の長い夜はここで過ごすことが多かったそうです。

アアルト自邸の二階にある、アアルト夫妻の寝室。

アアルト自邸の二階の窓。豊かな自然が広がっています。

アアルト自邸のライブラリースペース。

アアルト自邸のスタジオスペースにあるアアルトのデスク。ワーカーホリックではなかったようですが、近所にスタジオを移した後もここで仕事をすることが少なくなっかたようです。

スタジオスペースの別ビュー

アアルト自邸の収納。

アアルト自邸のラウンジエリア。座るとこんな感じ。

裏庭からの外観。木造と組積造のハイブリッドで粗い仕上がり。

アアルト自邸。裏庭からの外観。

アアルト自邸の外観。蔦で覆われてしまった壁。

アアルト自邸の正面側の外観。壁に隔てられており、勝手口といった感じ。

アアルト自邸ファサード面。

バーチ材の外壁のディティール。下端まで返しがあって丁寧な納まり。

Alvar Aalto(アルヴァーアアルト)を足跡を辿る

翌日は、Alvar Aalto(アルヴァーアアルト)の自邸とスタジオを見学にヘルシンキ郊外へ向かいました。モダニズムの巨匠の一人であるアルヴァーアアルトは、フィンランドが生んだ20世紀を代表する世界的な建築家、都市計画家、デザイナーであり、その活動は建築から家具、ガラス食器などの日用品のデザイン、絵画までと多岐に渡リます。 また、建築家、デザイナーとしての立ち位置に止まらず、プロダクトマニファクチャーである artek (アルテック) をパトロンや元所員と一緒に立ち上げたデザインプロデューサーとしての足跡も残しています。

Alvar Aalto(アルヴァーアアルト)の自邸

Alvar Aalto(アルヴァーアアルト)の自邸とスタジオを見学

アアルトの自邸は1935-36、アアルトが37歳の年に計画、建設されました。大学卒業後はしばらくユヴァスキュラやトゥルクなど地方都市を拠点として活動していましたが、仕事や家族に恵まれるようになり、ヘルシンキへの移住を考えるようになったそうです。アールトは、仕事に便利で自然環境にも恵まれた場所を探し、ヘルシンキ郊外のムンッキニエミという閑静なベイエリアに自邸を建てました。ヘルシンキの中心街からムンッキニエミ地区までは、4番トラムが直通しており停留所から歩いて2分くらいの場所にあります。

ヘルシンキ中心街から4番トラムに乗ります

4番トラムの車窓の風景。

停留所おり、歩いてアアルトの自邸へ

Alvar Aalto(アルヴァーアアルト)の自邸正面

アアルト自邸のスタジオスペース。もともと自宅兼スタジオとして活用していたので、奥にライブラリースペースがあります。

アアルト自邸のスタジオスペースからダイニングへアクセスする引き戸。日本の建築からインスピレーションされたそう。T型定規がオブジェのごとく飾られています。

アアルト自邸。スタジオスペースから二階へのアクセスは暖炉を格納した階段で。その奥にライブラリーがあります。

アアルトの自邸は、元々自宅兼スタジオとして建設されたので、エントランスから二手に分かれる動線になっており、一つはスタジオの前室へ、もう一つは自宅のダイニング&ラウンジの廊下へ繋がっています。非常に機能的。自宅兼スタジオは今でもデザイナーが独立するときのスタイルとして定番ですけど、大御所も御多分に洩れず、だったんですね。 

アアルト自邸のラウンジエリア。ガイドさんに説明してもらっています。

アアルト自邸のラウンジにあるピアノ。奥さんで同じ建築家のアイノ・マルシオのデザイン。自分のデザインのピアノがあるなんて素敵だなあと。

アアルト自邸のラウンジ。スタジオスペースの反対側からのビュー。

アアルト自邸のラウンジ。スタジオスペースの反対側から、別の角度のビュー。

アアルト自邸のラウンジ。スタジオスペースの反対側から視点を変えて。

アアルト自邸のラウンジの書棚。ダイニングスペースの間仕切り壁になっています。

アアルト自邸のキッチンダイニング。意外と狭いですがとても機能的。

アアルト自邸のキッチン。ここは進入禁止エリアでした。良いコンディションに保たれています。

アアルト自邸の2階の子供部屋。ベットの下は収納になっています。

アアルト自邸の2階の寝室。

アアルト自邸の二階にあるラウンジ。冬の長い夜はここで過ごすことが多かったそうです。

アアルト自邸の二階にある、アアルト夫妻の寝室。モダンなリビング。

アアルト自邸の二階の窓。

アアルト自邸のライブラリースペース。

アアルト自邸のスタジオスペースにあるアアルトのデスク。ワーカーホリックではなかったようですが、近所にスタジオを移した後もここで仕事をすることが少なくなっかたようです。

スタジオスペースの別ビュー。こじんまりとしたスタジオ。

アアルト自邸の収納。

アアルト自邸のラウンジエリア。座るとこんな感じ。

アアルト自邸のインテリアは、仕事が軌道に乗ってきた頃のアアルトの情熱を感じることができ、それまでの新古典主義的な作風から、モダニズムにシフトし、さらにモダニズムの空間に相反するフィンランドの伝統的材料である木材を用いることで、アールト独自のモダニズムのあり方を模索している感じが色濃く出ています。この後の作品は、ラウンドやアーチが多用されますが、これはサブネーム(偽名)であるアアルトの名前の意味(アアルトはSuomiで波という意味)から着想されているようです。

裏庭からの外観。木造と組積造のハイブリッドで粗い仕上がり。

アアルト自邸。裏庭からの外観。ブリックとバーチ材の外壁のコントラストが美しい家。

アアルト自邸の外観。蔦で覆われてしまった壁。

アアルト自邸の正面側の外観。壁に隔てられており、勝手口といった感じ。

アアルト自邸ファサード面。右側がスタジオスペース、左側が自宅スペースで自宅側は壁でプライバシーを考慮しています

バーチ材の外壁のディティール。軒下はトタンの波板。ランプシェードは住居表示のようです。

建築のデザインも空間同様、後のアアルトの作風を決定づけるモダニズムのアアルト的な解釈が随所に見て取れます。1935年当時の限られた建材を工夫して活用しており、端正なデザインだけど随所に工夫が詰まっていて情熱を感じます。ランドスケープとの連携、緩やかなプライバシーの確保など秀逸なプランニングから生み出される風景は、建築と空間が持つ根源的な価値を改めて感じ取ることができ、アアルトの偉大さが見て取れる住宅です。

Alvar Arlto kotitalo(アルヴァル・アアルト・コティタロ/アアルトの自邸)
住所:Riihitie 20, 00330 Helsinki
TEL:+358 9 481 350
メール予約先:riihitie (at) alvaraalto.fi
アクセス:アールトのアトリエから徒歩約15分/
トラム4「Laajalahden aukio」下車徒歩約5分
ガイド開始時間:火~土曜13:00~、14:00~、15:00~
(5~9月は16:00~も、さらに8月は17:00~も)
休館日:月曜(8月は無休、1月は土曜のみ催行)、12月
入場料:17ユーロ(学生8ユーロ)
※同日にアールト自邸も見学する場合のセット券は30ユーロ(学生14ユーロ)
※2017.8.30時点の情報です

Helsinki / Porvoo 2017 Reported by Futoshi Hirasawa