Barcelonaの食事の事。
バルセロナでは朝食のみホテルのビュッフェを利用し、昼と夜は行き先に近いリストランテやバルをピックアップ。バルセロナの食事を楽しみました。
elche (エルチェ)
初日のモンジュイック・エリアを廻った後に食事したパエリア専門店です。僕らの食の情報は「トリップアドバイザー」と「地球の歩き方」と「クレア・トラベラー」でほぼ賄っていたのですが(笑)、全てのメディアで賞賛されていたパエリアをぜひ堪能しようということでチョイス。今回の旅行で同行してくれたデザイナーで建築家の田中行さん(issun)のトリップアドバイザーのレポートが全てを物語っているので引用しますと・・
4人で予約せず早めの時間に入り座れました。サービスの方、オーナー?の方も愛想よかったです。お通しの塩気が効いたリエットも美味しく、サラダ、クロケット、パエリア2つ(イカスミとフィデウア)でお腹一杯、フィデウアが少々残りました。パエリアが2人前からで、どうしても異なる種類を食べたかったので2つ頼みましたが、4人で1つのパエリアで十分でした。フィデウアは細麺で、アジアの料理かと思うほど、日本人には親和性高い美味しさ、お持ち帰りしたかったです。
大きさが解りにくいかもしれませんが、だいたいパエリアが34cmくらいの大きなパエリア鍋で、4人で食事するにはかなり量が多かったです。ただ、行さんも書いている通り、せめて2種類くらいはチャレンジしたかった事もあり(笑)残すのも覚悟でイカスミとフィデウアを選びました。二人とかカップルなら一つで十分です。イカスミのパエリアは酸味が利いていて濃厚。フィデウアは、絶妙な焼き加減で見た目はベビースターカップラーメンのようですが(笑)柔らかく、海老と海鮮の出汁が効いていてとても美味しかったです。
バルセロナのワイン&カヴァ(スパークリングワイン)はリストランテでも安く、8€あたりから選べます。今回は2種2本(cava pere venturaのブリュットとレゼルバ)を頂きましたが、飲みやすく食ともマッチしていて良かったです。セレクトされていますから合うに決まっているのですが。笑)初日と言う事もあり、体も疲れていたのですが、お店の方のサービスも丁寧ですし、親切で助かりました。。
elche (エルチェ) パエリア専門店
ADD: Vila I Vila, 71, 08004 Barcelona, Spain
Phone: +34 934413089
お店のURL
トリップアドバイザーのお店の紹介ページ
サンタ・カタリーナ市場 Mercat de Santa Catalina
二日目のお昼でチョイスしたのは、サンタ・カタリーナ市場内のバル「Beure」。このバルの他にもレストランやスタンドバーがあるのですが、レストランは13:00からで時間があわず、Beureで軽く済ませることにしました。僕たちはこの建物そのものが見学目的だったので、最初からここで食事をするつもりだったので良かったのですが、人気の市場「サンジュセップ市場」の場合、スタンドバルは混んでいる上、スリも多いのでこちらのサンタ・カタリーナ市場がお薦めです。
夏のバルセロナの日中はさすがに暑いので、まずビール(笑)そしてタパスを数種類チョイスして、みんなでつまむ感じ。相変わらず揚げ物が多いのですが(笑)市場の食材で調理しているのでどれも新鮮で美味しいです。
バルセロナの現地の人たちは、一回の食事の量が少ない替わりに、一日5回食事する(!)とか言われていますが、なんと無く納得。ここでは量を取っていませんが、この後お腹がすけば空いたでバルに駆け込めば良いので(笑)無理せず腹八分目にしておきました。
サンタ・カタリーナ市場 Mercat de Santa Caterina
設計:エンリック・ミラーレス(Enric Miralles)、ベネデッタ・タリアブーエ(EMBT)
ADD : Av. Francesc Cambó, 16
TEL : 933 195 740
トリップアドバイザーの紹介ページ
URL:http://www.mercatsantacaterina.net/
Euskal Etxea
二日目、サンタ・カタリーナ市場の後にカタルーニャ音楽堂を見学し、その後買い物を兼ねて港町のエリア「ラ・バルセロネータ地区」に向かったのですが、その途中でお茶休憩で立ち寄ったレストラン。夕方近かったですが、同じような感じで食事というよりは「摘んでいる」グループが目立ちました。笑
Euskal Etxea
ADD: Placeta de Montcada, 1、08003 Barcelona
URL: euskaletxeataberna.com
トリップアドバイザーの紹介ページ
Phone: +34 933 10 21 85
VILA VINITECA
ちょっと脱線しますが、二日目の夕方にワインを買い求めたお店です。スペインのワインならほぼ全部手に入る有名店で、僕もメンバーもお土産や自宅用のワインをここで購入しました。
並んでいるワインの量が膨大なので、スタッフの方にイメージを伝えると探してくれます。また隣接する店の方では、ワインに合うおつまみ系の食材(スペインの生ハム「ハモン・セラーノ」やチーズ「マンチェゴ」など)も扱っていて、合わせて買う事ができます。とても便利でいいお店です。
VILA VINITECA
ADD: Carrer Dels Agullers, 7, 08003 Barcelona, Spain
URL: http://www.vilaviniteca.es/es/inicio
トリップアドバイザーの紹介ページ
Disfrutar Barcelona
今回のバルセロナ旅行の中で唯一リザーブしたレストラン、Disfrutar Barcelona (ディスフルタール・バルセロナ)。世界中から予約が殺到しているバルセロナで最も予約が取りづらいレストランの一つです。分子ガストロノミーを駆使したクリエイティブなスパニッシュを提供するレストランで、世界を席巻したあのEl Bulli(エルブジ)の全盛期を支えたチーフシェフ3名(エドゥアルド・シャトルック、マテウ・カサーニャス、オリオール・カストロ)が立ち上げた二つ目のお店です。
本当は夜予約を入れたかったのですが、全く席が取れず、ランチタイムの午後14:00からのコースを予約しました。到着すると僕たちが日本人という事もあってキッチンで働いている日本人シェフの方が出向いて、料理の説明を丁寧に日本語で教えてくれました。笑) メニューはコースのみで、18皿から成る70ユーロのコースと25皿からなる100ユーロの2種類。25皿ってどんな感じだろうと不安を覚えながらも(笑)結局こっちにしました。
一言で言ってしまえば「不思議なマリアージュ」 。見た目の楽しさから味の想像が飛び抜けて予測不能、一口入れると口の中で溶けてすぐ無くなってしまい、断片的な味覚と食感が記憶に残る・・そんなアメージングなイメージです。今回は残暑の厳しい夏でしたから、夏ならではの食感を意識しているのは間違いなさそですが、想像を超えると言うのはこういう事かと改めて感心しました。
25皿全部がスモール・ポーションなので食べきる事は出来るのですが、最初から全ての料理が出終わるのに2時間半、そこからエスプレッソで休憩するので賞味三時間近く食事していることになります(笑)。ゆっくり食事している事もあり時間の覚悟が必要ですが、クリエイティブな感覚を呼び起こしてくれる素晴らしいレストランなので、バルセロナに訪問される方には心からおススメします。
Disfrutar Barcelona
ADD: Calle Villarroel, 163, 08036 Barcelona, Spain
Phone: (34) 93 348 6896
http://ca.disfrutarbarcelona.com/
トリップアドバイザーの紹介ページ
CAN KENJI
バルセロナでとても人気のある居酒屋CAN KENJI。最終日の夜、予定していたピンチョス・バルが混雑で入れず、断念してこちらへ。所謂普通の居酒屋ですが、お寿司から豚の生姜焼きまでなんでもござれのオールマイティーな、海外の居酒屋ではよくある形態のお店です。感想としては、行さんのトリップアドバイザーのレポートから引用しますが・・
近くの大きな日本料理屋さんは閑古鳥ないてましたが、こちらは地元の人たちで席が埋まってました。予約せず行ったので、カウンター席が空くまで待ち。チーズリゾットのおにぎり等、普通に美味しかったですが、ちょっと味が濃い目(名古屋や金沢で食す感じ)でした。オープンキッチン内の換気が効いていなく、かつ冷房も効いてなく、カウンター席は暑すぎました。給気量が足りていないような。。。
行さんのレポートの通り、味付け的にはやや濃い目でスペイン人の好みに合わせているような感じ。焼き物のメニューが多く、全般的には悪くないのですが、鮮度のあるもの・・お寿司はちょっと食べる気になれなかったです。メニュー的にはリクエストが多いのでしょうから致し方ないかもしれません。最終日でスペイン料理に少し飽きてしまった事もあり(笑)最後に居酒屋なのもご愛嬌と言う事で。
ちなみに僕らはカウンターに座ったのですが、給気と喚起のバランスが最悪でオーバーフローしており、暑くて死にそうになりました。働いているキッチンの方も暑そうでちょっと辛そう。職業柄気になって仕方なかったです。暖簾が和紙なのも???でした。
CAN KENJI
ADD: Carrer Rossello 325, 08037 Barcelona, Spain
Phone: +34 934 76 18 23
URL: http://www.cankenji.com/
トリップアドバイザーの紹介ページ
研修レポートの終わりにあたって。
そんな感じのバルセロナの研修レポートも今回が最後です。デザインからアート、食事まで十分堪能出来ました。個人的には2度目でしたが、特に印象に残ったのはタクシーの運転手やお店の人も含めて、人がとても親切だった事です。治安の悪い部分も地区に拠ってはありますが、全般的に観光客に対してのホスピタリティーが行き届いており、この辺はパリなんかと比べてもバルセロナの方が上かなと思いました。
今回はカメラも今まで使っていたFUJIFILM X-Pro1から軽量でハンドリングの良いFUJIFILM X-T10にチェンジし、レンズもXF14mmと18mm(35mm換算で21mmと27mm)の二本のみという潔いセット(笑)で2000枚近く撮りました。お陰で現像(RAW撮影のため)とレポート用の写真のチョイスに手間取り、結局旅行から戻って来てから3ヶ月近くかかってこのレポートを書き終えた感じです。記憶に残す事は簡単ではありませんが、レポートを書いている間に色々よみがえって来て楽しい時間が過ごせました。来年、また皆で研修旅行を行けるように頑張りたいです。
Barcelona 2015 Reported by Futoshi Hirasawa
- Barcelona 2015 Vol.01|Hotel H10 Itaca ホテル・H10イタカ
- Barcelona 2015 Vol.02|カイシャ・フォルム〜モンジュイック・タワー
- Barcelona 2015 Vol.03|バルセロナ現代美術館〜サンタ・カタリーナ市場
- Barcelona 2015 Vol.04|カタルーニャ音楽堂〜ラス・アレナス
- Barcelona 2015 Vol.05|グエル公園
- Barcelona 2015 Vol.06|サグラダ・ファミリア
- Barcelona 2015 Vol.07|カサ・ミラ / Suites Avenue Barcelona
- Barcelona 2015 Vol.08|モンセラット修道院
- Barcelona 2015 Vol.09|エンカンツの蚤の市~タワー・アグバー~Diagonal 197
- Barcelona 2015 Vol.10|カン・フラミス美術館~傷ついた星(L’Estel ferit)
- Barcelona 2015 Vol.11|Capítulo extra ! バルセロナ番外編
- Barcelona 2015 Vol.12|Comida de Barcelona / バルセロナの食事